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2005年9月22日

Skype Business Solution セミナーで講演をしました。

Skype Business Solutionセミナーで講演をさせてもらいました。

ちょっと風邪気味で調子が悪かったのですが、何とか乗り越えることができました・・・
ちなみに当日は、スカイプビデオのデモなんかもありました。

はてなとイーマーキュリーは、日本のGoogleとYahoo?

2005年9月21日 はてな、イー・マーキュリー共同勉強会を読んで。

 はてなとmixiのイーマーキュリーが、共同で技術勉強会を実施したようですね。

 議事録どころか講演の音声ファイルまで公開されているっていうのも、注目なんですが、やっぱり勉強会でここまで注目されるのはこの両社ならでは。

 何しろ両社とも、多くのファンに指示されており、過去の対談イベントでも「はてな対mixi?」なんて記事が書かれるほどの注目企業。
 技術勉強会とはいえ、「この次にくるもの」を期待してしまうのは私だけではないですよね。


 ちなみに、はてなとイーマーキュリーは、両社とも今注目のネット企業な上に、経営者の近藤さんと笠原さんが二人ともいわゆるU30の代表で、先日のWEB人にも二人とも選ばれたし、サービスに使っている言語もPerl、と似ているところが多いわけですが、実は冷静に比較すると結構特徴的な違いがあるような気がしてきます。


 はてなは、いわゆる「イノベーター」をターゲットとして、最新技術を使ったサービスをこれでもかというぐらいに次々と繰り出す、明らかにエンジニアの会社。
 もちろんバックに川崎さんという凄腕のマーケッターがいるわけですが、基本的に前に出てくるのは自身がエンジニアでもある社長の近藤さんとCTOの伊藤さん。会社としてアピールするのもほとんどが開発周りの活動が中心です。

 それに対してイーマーキュリーは、最近のmixiの傾向にあるように、はてなに比べるとターゲットは比較的普通の人。(もちろん、利用者にネットに詳しい人が多いのは間違いありませんが)
 1年半で100万人を超えるサービスに急成長したmixiですから、当然そのサービスを支えるエンジニアのレベルも相当高いはずなのですが、メディアやイベントなど、表に出てくるのは基本的に笠原さんやふぁるさんで、はてなに比べると意外なほど、サービス開発者のバタラさん達が前面に出てくる機会は少ない気がします。


 そう考えてみると両社の違いとかぶって思い出されるのがGoogleとYahoo。
 
 以前CNETで「グーグルvsヤフー--勝負を左右する企業文化の違い」なんて記事もありましたが、強力な開発陣を前面に押し出しエンジニアの理想の会社として君臨するGoogleに対し、Yahooは比較的メディア企業への道を歩みつつあると言われていて、その高いであろう技術力のわりにはエンジニアに脚光があたることは無いような気がします。


 もちろん、はてなとイーマキュリーは、そもそもバックグラウンドも全く違う会社なわけですし、はてなは何でもオープンにするスタイル、mixiは招待制で閉じられた空間と、サービス自体にも違いがあるわけですから、違って当然なわけですが、

 そういえば、はてなの人たちが社外取締役の梅田さんを含めてGoogleをよく例え話に出すのに対し、笠原さんがセミナーや取材でよく引用する「インターネット上であらゆるサービスが出尽くしたと誰もが感じている時に、今までのルール自体を変えてしまう企業が登場する。」という発言は元Yahoo!のCEOであるTim Koogleの言葉だったりするなぁ・・・となんだか気になりだすと止まりません。 


 まぁ、はてなが技術力を買われてGoogleに買収されて、イーマーキュリーがYahoo360日本展開のベースとしてYahooに買収される、なんてオチも十分ありえる訳ですが、最近はすっかりネットの話題はGoogleを初め米国の巨大ネット企業に独占されている感もありますから、是非はてなとイーマキュリーには日本を代表する世界のネット企業になってもらいたいです。
(とか他人事にしてないで自分もがんばれよ、という話なんですけど・・・)

2005年9月21日

セミナーをブログで公開する価値と、非公開にする価値

My Life Between Silicon Valley and Japan - 情報の伝播の新しさと、それを苦々しく思う人たちの存在を読んで。

 先週フォーサイトが主催で梅田さんのセミナーがあったようです。
 私は残念ながら参加できなかったのですが、週末ブログを見ていたらびっくり。
 はてなブックマークの人気エントリに、梅田さんの講演の議事録がそのまま掲載されてるじゃないですか。

 フォーサイトクラブ・セミナー「ウェブ社会『大変化』への正しい対応・間違った対応」梅田望夫さん講演ログ

 適切な過去ログにリンクも張ってある実に濃い議事録で、まるで参加したかのように得した気分に浸っていたわけですが。


 梅田さんのブログにも書いてあるように、実はこれって結構グレーゾーンです。
 少なくとも、梅田さんにおいては今回のように適切なフォローが入るわけですが、通常の有料セミナーってセミナーのコンテンツ自体が価値で、それをもとに参加料が正当化されているわけなので、無料でこうやって内容を公開されると困る人も多いことでしょう。

 実際、困るのはセミナー主催者だけでなく、いわゆる講演料を収入の一つの柱にしている「閉ざされたエスタブリッシュメント世界の住人」に取っても大問題になる可能性があります。

 梅田さんが言っているように、「主催者側が、講演開始前の注意として「携帯の電源をお切りください」だけでなく「この講演内容をBlogで公開するのはご遠慮ください」なんて話になってしまう可能性」は十分あるように感じます。


 ただ、「本当にイベントの内容が公開されると、有料セミナーやイベントはその価値を失うのか?」という疑問がここで浮かんできます。

 例えば、これを上手く逆手に取っているのが、百式の田口さんが開催している無敵会議やアカデメディア。(ちなみに今月は第三回検索会議が開催される模様
 このイベントでは、最初に田口さんの「今日の内容はすべてオープンなので、ブログに遠慮なく書いてください」という趣旨の発言で幕を開けるのが非常に特徴的。


 その姿勢が呼び水となって、多くのブロガーをはじめとする参加者を集め、募集一日でほとんどのイベントが満員御礼になるうえに、終わってからもブログ上でたくさんの議事録が公開され、それがまた次の参加者を呼びこむというポジティブなサイクルが回っています。

 議事録を見れば、当日の内容は大体把握できるのに、それでも即効で満員になるのは、議事録を読むだけでは得られない価値がイベント自体に参加することで得られるからでしょう。

 もちろん参加費が安いというのはあると思いますが、このモデルは、通常の有料セミナーや講演でも参考になるはずです。


 例えば、今回の梅田さんのように、講演の議事録が毎回ネットで公開されるものだと思われた場合、はたしてその人の講演をお金を払ってでも聞きたいという人は減るのでしょうか?

 少なくとも、まだその人の講演を生で聞いたことが無い人は、逆にネットの議事録を読んで、これを生で聞いてみたいと思うかもしれません。当日生で話を聞いて感動した人も、また聞きたいと思った人もまた参加するでしょう。
 必ずしも、議事録が公開されることは、その講演者にとって負の効果をもたらすばかりでなく、宣伝効果を考えると実はプラスではないかと思えてきたりもします。
  

 こう考えてみると、この話は結構ミュージシャンの話と近いところがあるような気がしますね。
 CDを買っているファンがコンサートに来ないかと言えば、全くそうではないですし、テレビやDVDでコンサートが見れるからそれで満足するかというと、それもまた別。
 もちろん無料のファイル交換ソフトで音楽を入手して満足している人もいるでしょうけど、逆にそこで初めてそのミュージシャンの音楽と出会ってファンになる人もいるでしょう。


 やっぱりネット時代においては、非公開を前提ではなく、公開されてしまうことを前提で、コンテンツやビジネスモデルを設計する必要があり、そうできる人が強い時代になるということかなぁと改めて思います。


 ちなみに、何でもかんでもオープンにすれば良いかと言えば、もちろんそういう話ではなく、そういう意味で印象的なのが昨日CNETに掲載されていたグーグルの非公開イベントの記事。

 グーグル、「秘密イベント」を開催--報道関係者やブロガー400人を招待

 なんでも「Zeitgeistで行われるすべての講演や説明を公表してはならない。講演者や参加者らが確実にオープンに話せるようにするため、報道もブログへの掲載も一切を禁止する」とのことだそうで。
 喋りたがりのブロガーをわざわざ集めておいて「秘密イベント」って何だよー。とつい思ってしまうわけですが。

 この辺の緩急の使い方がグーグルという会社は絶妙だなと、改めて思ったりします。


 まぁ、こんな緘口令をひいて効果があるのは、検索結果をコントロールできるグーグルだけかもしれませんけど・・・
(公開したら、お前のブログ、検索エンジンで引っ掛けないぞ、と脅されたりとか)

2005年9月20日

読売新聞にコメントが掲載されました。

 読売新聞夕刊の「くらしのマネー」で、IP電話・ソフトフォンに関するコメントを掲載していただきました。
 それにしても、新聞にソフトフォンネタが取り上げられるようになるとは、時代も進んだものですね・・・

2005年9月15日

iPod nanoで独走のアップルにソニーはついていけるか

BCNランキング :: 売れ筋速報 :: iPod nanoが垂直発進、初登場1位で早くも市場塗り替える勢いを読んで。

 iPod nanoがまさにバカ売れ状態のようですね。

 個人的にも、先月MP3プレイヤーを買ったばっかりなんですが、iPod nanoのあまりの衝撃に言葉もありません。

 いや、本当にこれは物欲を刺激してくれます。


 BCNのシェア推移を見る限り、iPod nano効果はまさに火を見るより明らか。
 まさに「垂直発信」というのもうなづける綺麗なピークです。



 こうなってくると気になるのは他のメーカー、特にソニーの動向でしょう。
 ソニーがiPod nanoの発表当日に、新製品の発表を合わせてきたという点に対しては、賛否両論があるようですが、個人的には悪くない手だと思ってます。

 ある意味、自民党に対する民主党の「二大政党」みたいなもので、アップルのライバルはソニー「だけ」という認知をまずさせるという意味はあります。

 実際、当日に発表を重ねたことで、ワールドビジネスサテライトをはじめ、多くのメディアは「アップル対ソニー」と取り上げていましたし、ブログでもアップルとソニーを対比して書いている人が多かったようです。

 
 ただ、問題はマーケティング上はそうやって何とかライバル色を出せても、製品の魅力の面では iPod nanoのインパクトが明らかに大きくなってしまっている点。
 何しろソニーの新製品はまだ発表されただけで、店頭に並ぶのは11月。まぁ、正直、同じ土俵で比較ができる状態ではありませんね。
 2番手を確実にするだけでは、アップルの背中が遠くなっていくだけの状態に陥ってしまいそうです。

 ただ、唯一興味深い点があるとすれば、ソニーが「オープン」な方向性を選択し始めたこと。
 NIKKEI NETに津田さんがコラムを寄稿されていましたが、その中でも触れられているようにWMA対応は結構意味があるような気がします。

 アップルは独走中とはいえ、そのエコシステムに参加できている企業は実は一部。
 それ以外の企業を束ねて別のグループを形成できれば、ソニーもアップルに追いすがっていけるかも・・・と思ったりもしますが、はたしてどうなるんでしょうか・・・?

グーグル参入でブログ検索「市場」は広がるのか消えるのか

グーグル、噂のブログ検索サービスを公開--4つのインターフェース - CNET Japanを読んで。

 グーグルが、いきなりブログ検索サービスを公開してきましたね。

 ブログ検索サービスについては、ここ最近テクノラティが選挙特集コーナーを開設して話題を呼んだり、Feedsterが三井物産と組んで日本進出というニュースが流れたり、今日はアスクジーブスがブログ検索サービスのベータ版を開始したりと、日本でも結構動きが出てきた分野ですが、いきなりの本命登場に業界も騒然と言う感じです。
 
 
 いきなり出てきたから、まだまだレベルが低いかというと、そこは流石グーグル、どうやらそうでもないらしく。
 メディア・パブさんのリサーチによるとテクノラティと比較しても、量的には既にGoogleが圧勝で、総合的に見てもかなり使えそうとの感触とのこと。
(ちなみに、Going My Wayのkengoさんによると「Blog専用の検索がでたことでひょっとしたら通常の検索結果からBlogが除かれるかもしれないですね。」という読みもあるようです)

 なにしろ「英語の他、日本語、中国語、韓国語、仏語、伊語、独語、スペイン語、ブラジルで使われるポルトガル語など」に対応していて、4つのインターフェースまで用意するほどの余裕ぶり。
 何かに影響されて作ってみたというものではなく、プランどおりに積み上げていたというのが嫌と言うほど伝わってきます。


 はてなのnaoyaさんも、ブログで「RSSサーチの要点になる価値の重み付けのアルゴリズムとスケーラビリティの確保ってのは、Google が世界で一番得意とするところなんですよね。」と書いてますが、まぁいわれてみればGoogleがブログ検索をやってなかったのが不思議な話で、来て当然のものが来たというのが正確なところでしょうか。


 まぁ、改めてブログ検索という行為自体を考えてみても、あくまで検索行動の一種類なワケで、最終的にはGoogleやYahoo!などの検索サービスの1メニューになっていくと考えるのが普通でしょう。

 こうなると気になるのが「ブログ検索」というものが一つの市場としてどうなるのかという点です。
 テクノラティのようにリサーチなどのB2B的なビジネスを実現できる事業者はまだ良いとして、ライブドアの未来検索のような単純な検索だけを売りにするサービスは、かなり厳しい戦いを強いられそうな印象があります。
 他の事業者の打ち手を見たいところですが、naoyaさんが書いているように「「Why couldn't Google do what you're doing?」に対する決定的な答えが出せるかどうか、改めてそれを考えさせられる」という視点の大事さを痛感します。
 

 昨日書いたイーベイ+スカイプの話にしても、ネット上の新サービス、新市場に見えたものは、なんだかんだいって結局GoogleやYahoo!に上手く買収してもらうか、彼らが狙わないニッチ市場で生きていくしかない蜃気楼だったというのが毎度の結論になってしまうような気がしています。

 もちろんGoogleがすべてをカバーできるわけではないとは思いますが、何ともいえない無力感を感じてしまうのは私だけでしょうか・・・


 

2005年9月14日

スカイプはイーベイに買収されて幸せか不幸せか

イーベイによるスカイプ買収詳報--動機に疑問の声 - CNET Japanを読んで。

 先週末から取り沙汰されていたイーベイのスカイプ買収ですが、26億ドル+成功報酬という驚きの金額で決着したようですね。

 イーベイは日本ではほとんど存在感が皆無に近い会社ですから、スカイプファンを中心に残念がる声が多いようですが、個人的にはスカイプにとっては非常に良いディールだったと感じてます。

 
 たしかに、ここまでのスカイプの急成長はすべての人の予想を上回るすさまじいものでした。なにしろたった2年で5000万人の登録者を集めてしまったわけで、その勢いは今も衰えていないといいます。

 ただ、これからは、明らかに違う次元の競争が始まります。

 なにしろ音声通話というサービスが、インターネットにおいても十分魅力的だということをスカイプが全世界に知らしめたわけで、それをきっかけにMicrosoft、Google、Yahoo!という御三家が動き始めているわけです。


 そういう意味で、渡辺さんにブログに書いてもらったように、先日のSkype Conference 2005では、スカイプは「会社としてちょうど分岐点なのではないか」と発言しました。

 まぁ、個人的には、スカイプのベストな選択肢は、Microsoft、Google、Yahoo!のいずれかに買収されることだと思っていたわけですが。

 ただ、Yahoo!のスカイプ買収話は金額面(10億ドル以下?)で折り合わなかったようですし、噂ではGoogleとも上手くいかなかった模様(まぁ、梅田さんの考察によるとGoogleはそもそもスカイプの買収には興味が無いだろうという説もあるようですが)。

 併行して、それぞれの企業がスカイプの対抗策にあたる打ち手を打ってくる中、実は、スカイプを高値で買収してくれる会社はもうほとんど残っていなかったというのが正しい評価かもしれません。


 もちろん、スカイプ単独でしばらく頑張るという選択肢もあるにはありますが、その場合は資金力が問題となります。
 CNETの記事によるとスカイプの売上高はまだ今のところは6000万ドルで、「まだ黒字転換を果たしていない」状態。

 もちろん、P2P技術を最大限活用したコストのかからないネットワークを武器に、売上高が無い状態でもサービス拡大はある程度できるわけですが、最近はサーバーで提供されている部分のボトルネックが明らかになりつつありったのも事実です。

 例えば、今後スカイプの収益源を、他社が逆に無料で提供してきたらどうなるでしょうか?
 現在、スカイプはボイスメールを利用者に有料で提供していますが、例えばGoogleならそもそも1GBのストレージを無料提供しているわけですし、Gmailと同様おそらくボイスメールも無料で提供することが可能です。
 
 つまり、既存の電話産業のコスト構造に対しては非常に強かったとしても、自分と同じ手法で来る相手、しかも資金力も技術力もあり、広告やOSのような他の手法で売上を上げれば良い会社との競争に強いかどうかは別問題なわけです。

 
 そういう意味では、スカイプにとってはイーベイは悪くない選択肢、というよりもひょっとしたら最後に近い選択肢だったかもしれません。
 Alexaの Top English Language Sites を見ても分かるように、イーベイは、Yahoo!、MSN、Googleについで4位(間にMicrosoftのPassport.netが入りますが)と、ネット上のトラフィックで見ても第四勢力にあたりますし、資金力も十分。
 実際の効果は別にしても、オークションやPayPalとの連携など机上のストーリーも描けます。


 もちろん、だからといってイーベイにとってスカイプが26億ドル~というのが、お得な買い物だったかどうかは別問題。
 投資家向けプレゼンテーションにあるような、オークションとの連動なんてのは、別にSkypeAPIを使えばどの事業者でも可能ですから、本質ではないでしょうし、スカイプの5000万登録のうち同時起動数が320万程度であることを考えると、ユーザーベースも割り引いてみた方が良いはずで、投資家向けの建前という印象があります。

 結局、イーベイも「ただのオークション屋」のままでいたら、将来どうなってしまうんだろうという恐怖感から動いたのでは?と感じてしまうのは私だけでしょうか。


 個人的には、インターネット上の戦いというのは、既に利用者の「アカウント」をどれだけ抑えられるかという、一部のプレイヤーによる頂上決戦に入ってしまっているような感じを受けていますが、今回のイーベイのスカイプ買収は、イーベイもその戦いに参加するという宣言と受け止めた方が正しい気がします。

 はたしてその頂上決戦において、スカイプがイーベイにとっての「聖なる剣」となるのか、高いなまくら刀だったと言われるようになるかは、数年後に結論が出るというところでしょうか。 


 ちなみに、CNETの記事によると一部のブロガーの間では「Skypeが脅威とはならないことが分かったのだから、通信企業各社は安堵の溜息をついているかも知れない。」なんて笑い話もあるようですが、もしそう考えているなら大きな間違いですよね。

 御手洗さんがブログに書いているように、通信やネット企業における「競争のフェーズは完全にシフトした」というのが事実であって、この流れはもう巻き戻らないでしょう。

 超低コスト体質で勝ち組であったはずのスカイプですら、単独での音声通話のサービス提供をあきらめた。と、受け止めた方がいいように思います。


 それにしても2年で26億ドルは凄いですよね・・・

2005年9月13日

Flowmapでブログのつながりが地図になる?

[R30]: Flowmap導入を読んで。

 一週間ほど前にR30さんのブログ経由で知ったのですが、Flowmapというサービスが実に面白いです。

 Flowmapとは何かというと、アクセス解析のリファラデータをつないで、サイト間の人の流れを図にしてくれるサービス。
 まぁ、こうやって文字にしてしまうと何だか良く分からないと思うんですが、百聞は一見にしかず、とにかく下の図を見てください。



 分かりますでしょうか?

 つまり、それぞれのブログからどれだけの人が出たり入ったりしているか一目瞭然なわけです。

 R30さんが結構大きなハブになっているとか、R30さんとSOUL for SALEが絡み合っているとか、ネタ帳さんから多くのトラフィックが流れているとか。
 もちろん、日々のアクセス解析をしていれば、何となくは分かっていたことではあるんですが、こうやって可視化されると全然また見え方が違ってきます。

 Flowmapでは上記の図だけでなく、流量別にレベルA~Cまでの図が掲載されてますので是非見てください。なかなか面白いです。

 
 このサービス自体は、個人の方がボランティアで実施されていて、説明ページの解説が「つぶれても笑って許す心をお持ちのかただけ、ご参加ください」というのが思わず笑ってしまいますよね。

 でも、こうなると俄然ブログ界全体の地図を見てみたくなってしまうのは私だけでしょうか?

 是非この仕組みは、はてなさんとか、忍者ツールさんとかがバックアップして大規模にやってみて欲しいものですが・・・

2005年9月12日

組織の中の個人が第三者機関に表彰される時代?

第3回Webクリエーション・アウォード、大賞は「はてな」の近藤氏を読んで。

 先週、Webクリエーション・アワードが発表されましたね。

 Webクリエーション・アワードとは、「インターネットの発展やWebにおけるマーケティングに貢献した人物を発掘・表彰する目的で、2003年より実施されている」賞だそうです。

 去年の第2回の結果を見たときには、この賞の趣旨が良く理解できていなかったのですが、今回ようやく良く分かりました。


 今回ノミネートされた方々は下記の通り。

 赤星琢哉氏(広告会議室)
 浅川智恵子氏(「aDesigner」等アクセシビリティ関連研究)
 太駄健司氏(インターネット広告のひみつ)
 笠原健治氏(mixi)
 近藤淳也氏(はてな)
 芝田淳氏(松下電器「探検キッズ」)
 東ハトコーポレートブランド室メンバー(東ハト「暴君ハバネロ」)
 藤本恵理子氏(nifty「ウィルスの恐怖展」)
 前田邦宏氏(関心空間)
 渡辺英輝氏(P&G「アイラブ困ったさんコンテスト」ほか)

 一般的なネットユーザーの立場からすると、ぱっと見て分かるのは多分mixiの笠原社長とはてなの近藤社長ぐらい、詳しい方で関心空間の前田社長という感じというのが普通ではないでしょうか。
 
 それもそのはず、この賞ってそもそもは会社や経営者を表彰するものではないんですね。 

 あくまで注目しているのはWeb人賞というだけあって「人」。
 応募や公募によるノミネートの中から、Web広告研究会の会員による投票などをもとに受賞者を選考しているそうです。


 そういう意味でも、個人的に注目したいのは「Web人 of the year」をビーコン コミュニケーションズの渡辺英輝氏が受賞したことですね。

 渡辺英輝さんは、ブログを書いている人であれば知る人ぞ知る29manさんなわけですが、本業は外資系広告代理店の社員。

 P&Gアリエールの「アイラブ困ったさんコンテスト」など、ブログやポッドキャスティングを積極的にプロモーションに採用している点が評価されて今回の受賞になったそうですが、組織の中の一個人、特に開発者であればまだしも、企画側の人間にスポットライトがあたるというのは非常に珍しいですよね。


 もちろん、実際今回の受賞は、渡辺さんがご自身のブログで書いているように、「一人のものではく、今まで一緒にがんばってくれたプロジェクトメンバーの皆さん、クライアントの皆さん、そしてこの29manブログを通じて知り合った皆さん全員のもの」なのでしょう。

 ただ、こうやって組織の中で輝いている人に、第三者の機関から表彰が行われるというのは実に画期的です。
 しかも、サービスという観点で見れば圧倒的に注目を浴びているmixiの笠原さんなどを抑えての堂々のWeb人 of the Year受賞。

 「ブログ」という個人を軸にしたツールの普及があったからこそ、という感じでしょうか。
 渡辺さんのブログでまとめられているように、多くの方が渡辺さんの受賞をブログ上で賞賛しているのが印象的です。


 それ以外の受賞者の方も、今回始めて名前を見る人が多くいましたが、CNETで渡辺聡さんも書かれているように、こういう良い仕事をされている方々に光が当たるのは非常に良いことですよね。

 あらためて、皆さん受賞おめでとうございました。
 
 今から、来年の受賞者を想像しながら楽しみにしたいと思います。

2005年9月 8日

「投票に行ったってどうせ何も変わらない」は本当か?

ITmediaニュース:「選挙に行こう」――起業家157人がブログプロジェクトを読んで。

 いよいよ総選挙まであと3日を切りましたね。

 小泉総理の郵政解散に幕を開けて、様々な話題を呼びましたが、果たして解散当時の投票熱が投票日まで維持されるのかどうか、興味津々な今日この頃です。

 そんなこともあって、昨日Yes!プロジェクトのイベントであるYes!ナイトに行ってみました。


 おそらく、メディア以外の一般のイベントで、選挙期間中に自民党と民主党の議員を交えたパネルディスカッションが実現したというのも前代未聞なら、その模様をインターネットで生中継してしまうというのも前代未聞。
 Yes!プロジェクトのブログのコメント欄には厳しい意見も書き込まれているようですが、個人的にはシンプルに新しい活動の第一歩として拍手を送りたいと思います。


 ちなみに、今回の選挙の盛り上がりについては、個人的に危ういものがあると斜めに見ていたのも事実です。
 そもそも、今回の選挙に対する興味の高さは、別にブログやネットの草の根運動が生み出したものではなく、小泉さんの劇場型政治によるもの。

 たしかに初のブログ選挙とメディアで書かれるなど、ネットを通じた世論形成が注目されている面もありますが、まだそれほど実感を得られるほど何か波が起きている感じはしません。
(何しろ公職選挙法で死ぬほど縛られていますから、当然といえば当然なんですが、まぁ、公職選挙法の問題点については、自民党の方も民主党の方も、選挙後に改正すると明言されてましたから、とりあえず置いておくとして。)

 過去も選挙前に盛り上がっていたと思ったら投票率が低かったりというのを何度も経験してますし、今回これだけ盛り上がった選挙で結局投票率が上がらなかったら、もう日本の選挙制度は本当に機能していないと思うことになってしまいそうなのが怖かったり。


 よく言われる話ですけど、民衆による革命によって民主主義を確立したイギリスやフランスに対して、日本って明治維新は武家同士の争いだし、戦後の民主化もアメリカに与えられたもので、ボトムアップで革命って起きてないんですよね。
 私たちも含めて、日本という国は未だに民主主義になれていないという風に諦めてしまうこともできてしまいそうです。


 ただ、パネリストの北川さんを中心とした議論で一つだけ確信したのが、やはり投票に行かなければ何も変わらないということ。

 世代別投票率を見ると、われわれ30代あたりから投票率が5割を切っているのがよく分かります。

2003年(平成15年)衆議院選挙年齢別投票率

全体   59,86%
20-24歳 32,39%
25-29  38,47%
30-34  46,23%
35-39  55,91%
40-44  62,74%
45-49  66,55%
50-54  68,47%
55-59  71,68%
60-64  76,79%
65-69  79,09%
70-74  78,12%
75-79  72,98%
80以上  52,05%

※参照:総務省HP http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/pdf/050817_2_5.pdf

 20代や30代の投票率は50代~70代の半分。
 これって、政治家の皆さんに「20代や30代は無視しておいても問題ないな」と思わせるのに十分な数字です。
 結局、私たちは投票に行かないことによって、政治家に無視される理由を作ってしまっているわけですよね。

 「投票に行ったってどうせ何も変わらないでしょ」と斜めに言うのがカッコイイみたいな変な空気があったりしますが、やっぱりこれは間違っているようです。
 
 
 北川さんが言っていたように、若い世代の投票率が上がれば、政治家や官僚も若い世代の意見を無視することができなくなり、今のような既得権中心の政治じゃなく未来を考える政治ができるかもしれません。


 ちなみに、今週のニューズウィークでも「日本が変わる 「397世代」が馴れ合い政治を打ち砕く」という特集が組まれています。

 397世代とは
 2000年代に30代で+
 1990年代に大学生+
 1970年代前後生まれ

 つまり、現在20代後半~40代前半の人々のことだそうで、「この世代が現在の政治を変えるきっかけを作る可能性がある」と取り上げられています。

 そう、つまり私たちのことです。

 これだけ注目されていて投票に行かなかったら、正直恥ずかしいような気がしてきますよね。

 まぁ、そんなわけで上手くまとまりませんが、とりあえず、何はなくとも11日は選挙に行こうと思います。
 未来に向けた変化のきっかけの選挙になることを期待して・・・


※ちなみにガ島通信さんのところで投票に行ったことを写真で報告しようという「ブログ世論可視化企画」なんてのもある模様

2005年9月 7日

はてなの投げ銭はネット上に利用者間経済を作れるか

[R30]: はてなぶくまの投げ銭を集計してみた。を読んで。

 R30さんが、自らへのはてなブックマークの投げ銭機能を通じた投げ銭の数とポイント数の合計を公開してますね。

 はてなブックマークの投げ銭機能というのは、ブログの読者がブログの書き手に対してバーチャル通過であるはてなポイントを送ることができるという機能で、8月10日に公開されたばかりの新機能。
 まだ始まったばかりというのもあり、R30さんほどの人気ブログでも利用される数は少ないようですが、投げ銭機能は個人的にも非常に注目している機能です。


 何と言っても、投げ銭機能が特徴的なのは、お金の流れで利用者から利用者という流れがネットで実現されるかもしれない点。
 
 これまでのインターネットというのは、一般的にはほとんど利用者はお金を払うことはなく、払ったとしても企業が提供するサービスなどに支払うのが一般的。
 テキストコンテンツ自体にお金を払うという流れはほとんどなく、まして一般利用者が書いたテキストに対して誰かがお金を払うということは有り得ない世界です。
 

 もちろん、GoogleAdsenseやアフィリエイトのような広告が現在その代わりを一部は足してはいるわけですが、やっぱり「記事を読んで面白かったからGoogleの広告を踏んであげる」なんて行為はどこかおかしいわけで。

 そういう意味では、はてなの投げ銭機能のように、記事を読んで、後で役に立つと思うからブックマークをして、その過程で情報に対する謝礼として投げ銭を送る。というのは実に健全な社会だと思えてきます。

 
 ただ、そうは言っても日本では、これまで米国に比べるとDonationのような仕組みが上手く機能していない印象があるのも事実。
 米国ではPayPalのような仕組みを使って、結構寄付が集まると聞いたことがありますが、日本で試した人はあんまり上手くいかなかったとか。
 
 はたして、はてなの投げ銭機能はネット上での利用者間のお金の流れを作るきっかけとなるのか、ごく一部の人だけのための機能になってしまうのか、注目したいと思います。

マイクロソフトはグーグルをつぶすのか、つぶされるのか

「グーグルをつぶす」--S・バルマー、幹部の転職に激怒 - CNET Japanを読んで。

 以前に、マイクロソフトがGoogleに転職した元幹部とGoogleを訴えたという話がありましたが、完全に泥沼になっていますね。

 何でも、Googleに転職を告白したエンジニアの前で、マイクロソフトのスティーブ・バルマーが「あいつを業界から葬ってやる。その程度のことは前にもやったことがある。何度でもやってやる。Googleを抹殺してやる」と非難して椅子を投げたとか投げなかったとか。


 まぁ、椅子の話はどうでもいいとしても、今や業界の2トップであるはずのマイクロソフトとグーグルがお互いに戦争状態というのは興味深いものがあります。

 マイクロソフトの長年の戦争相手といえば、Sun Microsystemsのスコット・マクネリが思い出されます。この戦争は結果から言うと、経営状況が悪化したSunがマイクロソフトと提携するという形で、まぁ実質マイクロソフトの勝利で終結したわけですが。
 どうも今回の戦争は風向きが違います。


 何といっても特徴的なのは、今回はマイクロソフトから多くの人材が流出しているように見えること。
 もちろん、日本に比べればかなり人材も流動的な米国のIT業界ですから、転職自体はたいした話ではないと思いますが、素人の目からすると、どうもキーパーソンの転身が目立つ気がします。

 今回Googleに移った元幹部のKai-Fu Lee氏やシニアエンジニアのMark Lucovsky氏をはじめ、先日はMicrosoftのエバンジェリストチームのリーダーだったはずのLennさんがSkypeに移っていますし、バイスプレジデントをされていた古川さんも退職されましたし、多くの社員がGoogleやSkypeに移っているという噂もよく聞きます。


 もちろんマイクロソフトは超がつく大企業ですから、数人の幹部や社員が移ったところでどうこういう話ではないのですが、こういう話が目立ってくるのはあまり良いことではありませんよね。

 反面、CNETの伊藤穣一氏インタビューを見る限り、GoogleはいまやIT業界中の良い人材を吸収してしまっているそうで「給料も相場の3割~5割程度上回っている」そうですから、何だか雰囲気としては対極にあります。

 ソフトウェア産業は何といっても人材が命ですから、この雰囲気の違いは後から確実に利いてくる気がしてなりません。
 

 はたしてスティーブ・バルマーが言うように(本当に言ったのかは分かりませんが)、マイクロソフトはGoogleを抹殺できるのか。それともいよいよ業界の主導権は完全にGoogleに移ってしまうのか。
 業界の片隅で生きている人間としては、気になって仕方がないところです・・・

2005年9月 4日

眞鍋かをりが芸能人ブログの頂点に君臨する理由

 普段はビジネスまわりの堅い話ばかりブログに書いている私ですが、ひょんなことから「眞鍋かをりさんをブロガーが囲む会」に呼んで頂きました。

 なんとこの企画、芸能人の眞鍋かをりに対して、私たち素人のブロガーが囲んで質問ができ、おまけに写真まで自由に取れてしまうという驚きの企画。

 ココログブックスから発売された「眞鍋かをりのココだけの話」の出版記念握手会の前に開催されたプチイベントだったんですが、ここまでブロガーに自由にやらせてくれた芸能人イベントは間違いなく日本初。
 記念すべき場に参加できて本当に幸せです。


 当日の細かい様子は早速参加者の皆さんのブログにアップされているので、そちらをごらん頂くとして。

 個人的に非常に印象に残ったのは、眞鍋さんのブログに対する姿勢というかプロ意識のようなものの強さ。

 ちなみに、私も光栄にも一番目に質問させてもらうことができましたが。
 質問は「テレビとブログってメディアとしてはかなり違うと思うんですけど、ブログを始めるようになって芸能活動に対する姿勢は何か変わりましたか?」という堅いもの。

 でも、眞鍋さんは嫌な顔一つせずにまじめに答えてくれました。

 正直、質問が一番目だったのもあってなんて答えてくれたのか記憶がほとんど跳んでるんですが、テレビとブログでは話せるボーダーみたいなものが大きく違ってて、テレビではいろいろあって表現できなかったりすることを、ブログでは自分の好きなように表現できるという趣旨のことをニコニコしながら答えてくれたのが印象的でした。

 一般人のわれわれからすると、芸能人はテレビに出て好きなことを話していればいいから羨ましい。みたいなところがあるわけですが、テレビに出ている芸能人からすると、限られた時間や枠の中で、自分を最大限表現しなければいけないわけで、それはまたそれでストレスの溜まることなのかもしれません。

 そんな中、眞鍋さんは「ブログ」という「自分が自由に演出できるメディア」と出会い、そこで自分の表現の多様さを爆発させて、「ブログ界の女王」と呼ばれるまでになったんだなぁと、あらためて思ったりしてしまいました。


 ちなみに、とても驚いたのは眞鍋さんがブログの1記事を書くのにかけている時間。
 なんと1記事にかけている時間が2時間から3時間!

 正直、一つの記事にこれだけ手間をかけているブロガーは、一般人ブロガーでも少ないでしょうし、芸能人ブログになればなおさらでしょう。
 代理人にブログを書かせている芸能人は論外としても、他の芸能人がまったくブログを書いて話題にならないのも、なるほど納得という感じです。

 これまでも、他の人と良く、眞鍋さんの文章って凄いよね、彼女は頭いいよねという話になるのですが、どうやらこれはただ才能があったという話だけでは無かった模様。
 きっと、毎回毎回、すごいいろいろ考えて、神経を使って、観客である読み手を想像しながら文章を組み立てているわけです。
 プロ意識というか、根っからのエンターティナーというか。

 いや、感動しました。 
 眞鍋かをりのブログ女王時代は、当分続きそうですね。


 ということで。
 やっぱり私は、他の人のように面白い感じでレポートをまとめられないので、是非他の参加者の皆さんのレポートをどうぞ。

ネタフル
shuiro note
オシゴト日記
面白いサイトを見つけたよ。
Milano::Monolog
matsu-you's eye!
宮脇日記
29man the raddical dubber
刺激ビリビリ
アルカンタラの暑い夏
悦びの覚悟
Modern Syntax
ガ島通信
ちぶろぐ
ミズタマのチチ
bricklife
a Black Leaf

2005年9月 3日

Skype Conference 2005で講演をしました。

9月3日に開催されたSkype Conference2005で講演をさせてもらいました。



有志で開催されたイベントにもかかわらず160名を超えるなかなか大規模なイベントでした。

やっぱりスカイプに対する期待の高さを感じます。

そういう意味でも、これから、スカイプも正念場ですね。

2005年9月 2日

いよいよMicrosoftがSkypeと全面戦争に

マイクロソフト、インターネット電話のテレオを買収へ - CNET Japanを読んで。

 先週、Googleが音声通話のできるIMのGoogle Talkを発表して話題を読んだばかりですが、今度はMicrosoftが動きましたね。

 今回Microsoftが買収したTeleoは、今年2月にSkypeキラーにとなるか?と話題になったVoIPサービスなのですが、やはり単純なSkypeの後追いは難しかった模様です。


 なんでもIT Proの記事によると、「テレオが保持しているベータサービスのユーザー情報はマーケティングに使うことはない」とのことでテレオのサービス自体は中止。
 Microsoftからするとほとんど意味のあるユーザー数が集まってなかったということで、完全にテレオの技術のみがターゲットの買収ですね。

 CNETの記事でも「今後の展開を考えた際に・・・技術を自分たちで開発すべきか、それとも買収すべきかと、社内でも議論した。結局、サービスを迅速に展開するにはTeleoを獲得するのが近道だという結論に達した」というMSNの社員の言葉が紹介されていますが、最近のSkypeのあまりの展開スピードに、もうこれ以上手をこまねいてはいられないというところでしょうか。

 MSNメッセンジャーには2005年末までに電話網との接続サービスが提供されることになるようですが、今日は9月。つまり買収から3ヶ月で搭載するという宣言ですから、Microsoftの本気度具合が伝わってくるというものです。


 さて、これで俄然注目が集まるのがMicrosoft vs Skypeの戦いの行方。
 現在の勢いで言えばSkype有利な印象はありますが、MicrosoftにはOSバンドルという奥の手があります。
 Skypeもそれを想定してオープンなパートナー戦略を加速していますが、これからはMicrosoftの圧力もありそうです。
 Skypeはヨーロッパの事業者ですから、米国の通信関係の規制も厳しくなりそうな予想もされていますし、(Microsoftの政治力も考えると)これは予断を許さない戦いになりそうです。

 はたしてSkypeはNetscapeやRealcomの後を追うのか、それともこのまま味方を増やして突き進むのか。

 もちろん、GoogleやYahoo!も黙っていないでしょうから、何とも凄い戦いになりそうです。
 個人的には、結局、この戦いに日本の事業者が全くからめていないのが実に残念なところですが・・・


 それにしても、なぜか今週末のSkype Conferenceを前にして、やたらと新展開が多いですね・・・プレゼン資料をまた作り変えないと・・・

2005年9月 1日

今回もソフトバンクが、後からライブドアをまくるのか?

ソフトバンクBB、月額304円の公衆無線LANサービスを読んで。

 ソフトバンクが、試験サービスをしていた公衆無線LANサービスのYahoo!BBモバイルを月額304円で開始するようです。

 公衆無線LANサービスといえば、先日ライブドアが鳴り物入りでD-cubicを月額525円で発表したばかりですから、明らかにこれはライブドアを意識した値付けですね。

 おまけにBroadband Watch編集ブログのほうで甲斐さんが書いているように、「無線LANとPHS対応プランの両方に加入しても514円」と、あきらかにD-cubicよりもお得なサービスに見せようという意思が感じられ、いよいよ公衆無線LANバトルスタートという印象です。


 それにしても、最近はライブドア先行、後からソフトバンクグループというパターンが確立してきた気がするのは気のせいでしょうか?

 球団買収は、ライブドアが近鉄買収でもめている間に、孫さんがダイエーホークスをあっさり買ってしまいましたし。
 ニッポン放送買収問題は、ライブドアがもめている間に、ソフトバンクインベストメントが横からファンド資金を持っていきましたし。(まぁ、これは北尾さんですが)
 細かい話で行くと、ライブドアが先行していたはずのブログサービスも、ブログファンのデータでは、後発のヤフーブログがライブドアブログをアクティブ数で僅差でかわすという状態になっていたり。(まぁ、これはヤフージャパンですが)

   8月30日のアクティブユーザー数

1. 楽天広場 39157 人
2. ヤプログ! 35139 人
3. FC2ブログ 27453 人
4. Yahoo!ブログ 26519 人
5. livedoor Blog 26371 人
6. はてなダイアリー 21074 人
7. エキサイトブログ 19891 人

 公衆無線LANサービスの面展開については、そもそも市場自体が立ち上がるのかという問題がありますし、先行も後発もないかもしれませんが(公衆無線LANサービス自体はソフトバンクの方が先に手がけているわけですし)、昔は異端児の印象が強かったソフトバンクの孫さんもここんとこのライブドアの堀江さんの異端児ぶりに比べると普通の経営者になったということでしょうか?

 まぁ、これで孫さんも選挙に立候補したりするとネタとしては面白かったんですが・・・
   

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