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2005年10月31日

ブログとオンラインゲームと私

「ゲーム熱」はなぜ突然冷めるのかを読んで。

 先週、「よくブログ(なんか)書いているヒマがありますね」なんて記事を書いて一部で物議をかもしてしまいましたが、自分の中では「自分に何故ブログを書く時間があるのか」は精神論以前に答えがあります。

 それがゲームです。

 
 なにしろ、一時期の自分は、オンラインゲームにはまって廃人になりかけていたほど(?)。

 昔から土日は激しくゲームをやっている生活だったのですが、オンラインゲームのはまりぐあいはまた格別。
 そもそもは、英語の勉強と自分を偽って、海外のオンラインゲームを始めたのですが、それが大きな過ち。

 何しろ欧米のゲーマーは、こっちが夜が更けてからピークに入ってくるので、寝るから抜けようとすると引き止められ、なかなか抜けられなくなったりする羽目に。
 夜10時ぐらいに仕事から帰ってきて、そのまま午前3時ぐらいまでオンラインゲームをやり、また朝起きて仕事に行く。
 もちろん、土日は起きている間中、ゲーム漬け。(しかもほとんど昼夜逆転)

 そんな生活を繰り返していたことがあります。


 ちょっと前に、Naoyaさんが「ネットゲーオタに戻りたいときもある」なんて記事で「「このまま続けたらまずい」という直感が働いたから」やめたという話を書いてましたが、この辺のオンラインゲームの「ログインしなさいよと強制力」がはたらく話は実感としてよく分かります。
(自分の場合は、Naoyaさんと違い社会人になっても、しばらくはまってしまっていたわけですが(汗))

 最近、「今からネトゲを始めようとしている人を止めるサイト」なんてものも見つけてしまったのですが、同じような感覚に陥る人は少なくないんですね。


 で、要は先週書いた記事の背景にある「自分が今ブログを書くのにかけている時間」は、実はこのゲームに投資していた時間をスライドしているだけだったりします。

 ぶっちゃけて、そう文字に書いてみると、ブログとオンラインゲームって結構似てたりするんじゃないかと改めて思えてきたり。

 毎日記事を書くことは、延々繰り返していたレベル上げ。
 ブログ上でのコメントやトラックバックを通じたやり取りは、ゲーム内でのチャット。
 アクセス数は経験値みたいなもんで、広告やアフィリエイトはゴールド稼ぎみたいなもん。

 まぁ、こじつけですが。


 でも、ブログを書いている間、オンラインゲームをやっているような楽しいテンションで、自分の思考回路の訓練ができたり、日本中の人々と議論ができたり、新しい人的ネットワークを広げることができたりできているわけですから、こんな良いことは無いなぁと思ってしまうのは私だけでしょうか?


 ということで、正直なまとめを書きますと。
 私がブログを書く時間があるのは、ブログを書くこと自体がゲームみたいな自分の趣味になっているからです。ということで。
 (こんなこと書いてると、またブログは遊び扱いになってしまいますかね・・・)

2005年10月27日

よくブログ(なんか)書いているヒマがありますね

職場でのネット利用規制、ブログなども監視対象にを読んで。

 米国の金融機関で、ブログの文字が含まれる全てのウェブサイトへの接続を禁止しているところが増えてきているそうです。

 その理由としては、ブログにコメントを書き込むときに、機密データを漏らしてしまう可能性や、社員の生産性の低下を懸念する声があるようです。


 自分のようなネット業界で生きている人間からすると、今自分からブログを取り上げられてしまうと、自分の脳の一部を外されるような状態に陥るかもと思ってしまったり。

 少なくとも、新規ビジネスを考える上でも、社外の人とコミュニケーションを取る上でも、相当困る状況になるのではないかと思ったりしますが、やはり一般的な「ブログ」という単語から受けるイメージは、もっと違うもののようです。


 実際、日経BPには「ブログで会社をクビにされないための注意点は?」なんて記事もありましたが、その中でのブログの定義の書き出しがこんな感じ。

2005年は、電車男に始まり、「実録鬼嫁日記」、最近は、「生協の白石さん」、「がんばれ、生協の白石さん!」と日常生活にブログが浸透し始めている。
 
 電車男はブログじゃないだろー、という突っ込みどころに加えて、一般のブログの代表が、鬼嫁日記と、生協の白石さん2連打。(さらになぜかリンクがコメント欄へのリンク)
 いわゆるビジネス系ブロガーからすると、がっくり来るメンツですが、一般の人のブログの認識なんて実際こんな感じかもしれません。

 そういう意味では、「企業にとってブログは有害なものである」、とレッテルを貼られるケースと言うのは、日本の企業でも結構これから増えてくるのではなかろうか、というのを、相当個人的には懸念していたりします。


 そういえば、最近、久しぶりに会った友人や知り合いに「よくあれだけブログ書いてる時間があるよね」と言われることがあります。
 もちろん、敬意をこめて言われることもあるのですが、何となく「よくあれだけブログ(なんか)書いている時間(ヒマ)があるよねぇ(忙しくないの?)」と聞こえてしまう時もあります。

 自分としては、ブログを書くのは、必ず自宅で行うようにしていますし、別に会社の目を盗んでやっているわけでも何でもないので、後ろめたいところなど無いわけですが、やっぱり一般的には、ビジネス系のブログを書くという行為も、暇人の時間つぶしと取られてしまうのが普通かもしれないなーと思ってしまいます。


 個人的には、ブログを書くようになって、自分の思考は整理できるようになったし、間違いは教えてもらえるようになったし、人的ネットワークは広がったし、視野や知識範囲も相当広がって、新しい経験をいろいろさせてもらってるし、いいことづくめなわけですが。

 この辺の感覚は、実際にブログを書き続けていて、そのメリットを体感している人と、書いたことがない人の間で大きな溝があるのを実感しますね。
(SNSを使ったことのある人と無い人の間の溝と、同じような話かもしれませんが)


 はたして、今後「ブログを書いている人」というのは日本の中でどういう位置づけになるのか。
 そもそも、自分がこれだけブログを書いていて、会社からダメ人間扱いされないか。

 心配で夜も眠れない今日この頃です。

 (とか言っていても書くのを辞める気は全く無いわけですが)

Amazonのロングテールの尻尾は思ったより長くないらしい

MS、書籍デジタル化プロジェクトに参加--ヤフー主導の団体でグーグルに対抗 - CNET Japanを読んで。

 先日、Googleが推進していた書籍デジタル化プロジェクトが、米国出版社協会から提訴されたなんてニュースもありましたが、今度は対抗するYahooのグループにMicrosoftが参加するということのようです。


 個人的にはAmazonがあれば書籍の入手については全く困ることが無いので、この手の書籍デジタル化の意義がイマイチ良く分かっていないのですが、最近Amazonとネットのギャップを感じる出来事に遭遇しました。

 それが「ネットは新聞を殺すのか」の湯川さん、「ガ島通信」の藤代さん、「ニュースの現場で考えること」の高田さんが共同で執筆した「ブログ・ジャーナリズム」という書籍。
 この書籍、既存メディア出身者がブログとジャーナリズムについて幅広く議論していると言う意味で、他にはない意義深い書籍だと思います。

 個人的にも、第二部のR30さんや高広さんとの対談に素人ブロガー代表として掲載していただいたのもあり、非常に楽しみにしていたのですが、Amazonで検索しても出てこないなーと思っていたら、何でも出版社が大手ではないためにAmazonでは取り扱ってもらえないのだとか。
 ブログの書籍がネット出版社に取り扱ってもらえないと言うのは非常に厳しい話ですよね。
(現在購入は野良舎のブログで受け付けているようです


 Amazonと言えば、これまでの店舗在庫に依存する書店と比べ、はるかに多様な書籍が販売されていることから、よくロングテールの分かりやすい事例として利用されているわけですが。
 結局、ビジネスモデルとしては、在庫管理という実態が伴ってしまうために、必ずしも全ての書籍を取り扱うわけではないんだな、と改めて感じる出来事でした。
(実際、梅田さんのブログでも、8月にAmazonとGoogleのロングテールの違いについて考察されています。)

 そう考えてみると、Amazonでも出版社レベルで絶版になってしまった書籍は当然入手できませんし、Amazonで表示されないから我々が気づいていないだけで、実はAmazonが取り扱っていない隠れた良書や良い情報源になる書籍と言うのは世の中に存在するのかもしれません。


 そう思うと、GoogleやYahooの書籍デジタル化プロジェクトも、なるほどやる価値はあるかもしれないと思えてきます。

 そういえば、先日、エンジニア向けの技術書の企画が、出版社の企画会議を通らないので、自費出版のような形でオンデマンド販売をするのを検討していると言う話を聞きました。
 そもそも、今販売されている書籍と言うのは「ある程度まとまって売れる可能性がある」と出版社が判断した書籍しかないわけで、企画段階で断念しているニッチなテーマの書籍と言うのは、きっと山ほどあるわけですよね。

 そういうものも書籍デジタル化プロジェクトの過程で、検索経由で日の目をあたるようなことになれば、ニッチなテーマの書籍の市場と言うのが、今のAmazonのロングテールどころではないぐらい細く長ーい形で出現してくるのかもしれないですね。

2005年10月22日

SSKセミナーで講演をしました。

SSKセミナー「ソフトフォンの驚異」で、講演をさせてもらいました。

やはりスカイプというキーワードに比べて、ソフトフォンというキーワードは注目度が引くような感じがします。
iPodとMP3プレイヤーみたいなものでしょうか。

書籍「アルファブロガー」を書きました。

 FPNのメンバーと共著で、インタビュー本の「アルファブロガー」を執筆しました。

 個人的には、濃いブロガーの方々の話を聞きたいというのが書籍の企画動機だったので、半分以上のインタビューに同席させていただき、非常にいい経験になりました。
 ご協力いただいた皆さん有難うございました。

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2005年10月20日

ヤフーとMSNのIM連携は電話料ビジネスの終わりを加速する?

ヤフーとマイクロソフト、IMの相互乗り入れ計画を発表 - CNET Japanを読んで。

 今振り返っても、先週は実に話題の多い週でしたね。

 日本のメディアは楽天・TBS問題一色でしたが、通信事業の分野でもKDDIとパワードコムの合併が発表されたり、ソフトバンクBBがADSL事業分離を発表するなどもりだくさん。自分のブログの速度ではとても追いつきません。

 中でも個人的にインパクトがあったのが、上記のヤフーとマイクロソフトのIMの相互乗り入れの話題です。


 何と言っても、ヤフーとマイクロソフトの提供するメッセンジャーサービスは、米国の利用者こそAOLメッセンジャーに次ぐ2番手、3番手のサービスですが、利用者数は既に二つあわせれば5000万近く。
 さらにグローバルで見れば、MSNとYahooが1位と2位。合わせれば3億近くの登録者数があり、当然日本においてもMSNとYahooメッセンジャーでかなりのシェアがあることが想像されます。

 おまけに、もし、ここ最近噂されているAOLの買収合戦に、マイクロソフトが勝つようなことになると、間違いなくこの相互乗り入れにAOLメッセンジャーが入ることになるわけです。

 
 この相互乗り入れのインパクトが示すことはCNETで森さんが分かりやすくまとめていますから、是非そちらを見ていただければと思いますが、やはり気になるのは何故「自らの事業領域の数少ない課金可能なサービスの機会をも破壊させてしまうというポイズンピル的な選択」をこの段階で取ってきたのかという点でしょう。

 利幅の少ない相互接続料に過ぎないとはいえ、音声通話というのは、利用者が従量課金を許容するネット上では残り少ない収益機会。

 今回の相互乗り入れが、躍進するSkypeに対してのものなのか、不気味に準備を進めるGoogle Talkに対してのものなのか、どちらを意識した防衛策なのか分かりませんが、防衛のためだけなのであれば相当念を入れた防衛策といえるでしょう。


 ここで、気になるのはこの手のソフトフォンの集合体が、果たして既存の電話サービスにどれぐらい影響を与えるのかと言う点です。

 電子メールが普及したときに、郵便を中心に同じような議論がありましたが、今のところ郵便はそれほど強烈な影響を受けていません。
 そういう意味では、既存の電話サービスについても同じような見方をすることもできるかもしれません。

 ただ、個人的に気になるのは音声データは郵便と違ってデジタル化に非常に向いているという点。
 


 Web2.0に関して非常にまとまった記事をCNETで江島さんが書かれています
が、その中でアメリカの高校生にとって「もうCDプレイヤーなんて家電製品カテゴリは絶滅したも同然なんだね?」というくだりがあります。

 音楽も音声と同様デジタル化が非常に向いている分野ですから、既に彼らにとっては音楽はCDのような物質を購入するものではなく、デジタルで入手するのが当然になっているようです。(しかも無料でというおまけつきですが)

 そう考えると電話のような音声コミュニケーションも、音楽におけるiPodのような端末のブレークスルーさえあれば、インターネットを通じてソフトフォンのようなもので無料で利用するのが当然になるというのは、案外近い未来かもしれないと思えてきます。
 

 ちなみに、同じ記事で、IPフォンSkypeについて高校生が興味がなさそうな反応をするくだりも出てきますが、これも「米国のケータイは無料通話が500分ぐらいあるので、すでに電話というものは事実上定額で使い放題」という現実があるからだそうです。
 (日本におけるSkypeの動向については、横田さんによる分かりやすい連載がHotwiredで始まっています
 
 そういう意味では、結局電話サービスが従量課金で儲かるものという前提は、既にそこら中で破綻し始めているということなのかもしれません。


 結局、電話のような音声コミュニケーションも、森さんがいうような「ユーザーが大量に存在するもののカネを取れないという、ある意味で「困ったちゃん」的な存在」として、「最終的には検索のようなメタサービスのプラットフォームとしてビジネス的には機能するしかないのだろうか?」というのが落としどころということになってしまうような気がしてきます・・・

 いや、この分野は本当に分からなくなってきました。

2005年10月19日

結局、勝負を決めるのは広告媒体の陣取り合戦?

ヤフー、AOL争奪戦に参戦か?グーグルやマイクロソフトからの奪取を狙う - CNET Japanを読んで。

 先月からMicrosoftとGoogleが水面下でAOL争奪戦を繰り広げているなんて言う噂が流れてますが、Yahooも見ていられなくなって参戦するようですね。

 AOLといえば、インターネットの一時代をリードし、タイムワーナーと合併して大いに物議をかもしたのがつい5年前の出来事なんですが、完全に今は昔ですね。


 いまやAOLは合併後の社名からも外されてしまい、元会長のスティーブ・ケースが合併「失敗」についてのインタビューで語るほどになってしまいました。
(最近の楽天・TBS合併話を見ていると、ついこの話を思い出してしまうのは私だけでしょうか。)

 
 ちなみに、AOLにとって何とも寂しい限りなのは、今回の買収合戦が完全に広告収入防衛戦になっている点。

 何でも現在AOL経由でGoogleが得ている広告収入が3億8000万ドルだとかで、shintaroさんに教えてもらったところによると、これはGoogleの現在の売上の15%近くを占めているそうです。
 大きいですよね。

 マイクロソフトはGoogleの収入源を断つために、ここは是非とも奪いたいところでしょうし、Googleは当然奪われるわけには行かず、Yahooが今回買収合戦に参入した理由も、「2社が目を付けたのを見て、『ライバルに取られるのは絶対嫌だ』と考えた以外に、参戦の明確な理由は見あたらない」だとか。
 
 何とも消極的な理由ですが、結局ゲーム理論的にはこういうものかもしれませんね。


 ちなみに、今回のAOLの買収話には、AOL自体がある程度ビジネスモデルの転換に成功したから魅力がでたという面もあるようです。

 AOLといえばダイヤルアップ時代には一世を風靡したものの、ブロードバンド展開に失敗して、すっかり存在感が薄くなっていたのですが、最近はインターネットへのオープン路線に転向して広告収益を中心としたビジネスモデルになれたとか。

 ただそれも「Time Warnerがサイトに対する支配権を得た時から、サイトを手放したがっていたのは周知の事実だ」そうですから、売却を前提でビジネスモデルの転換を図っていたようで、完全にお荷物扱いですね。

 AOLからすると、引く手あまたのように見えて、何ともさびしい買収合戦のようにも思えます。

 
 それにしても、米国では、Web2.0カンファレンスが結構注目を浴びて盛り上がっていたものの、結局トップレベルの企業の勝負を決めるのは「積み上げることができる札束の分厚さ」というのも実に悲しい感じがしますが。

 FlickrとかWeb2.0の代表企業も、結局Yahooとかに買収されていってしまいますし・・・これが現実というところなんでしょうか。
 (このあたりはkwmrさんの「2つのシナリオ」が気になって仕方がない今日この頃ですが・・・)

2005年10月18日

ビデオポッドキャストはアマチュアコンテンツを加速するか

ITmedia D LifeStyle:ビデオiPodの登場で変わる「何か」 (3/4)を読んで。

 もうすでに昔話の感もありますが、いよいよアップルからビデオiPodが登場しましたね。
 
 製品名がiPodのままというのが、いかにも今後ビデオ対応が普通になるというアップルの強いメッセージのようです。
 メディア・パブPodcast Nowにも書かれているように、これがいわゆる「ビデオキャスティング時代の幕開け」になることは間違いなさそうです。
 

 当然、一般的にビデオコンテンツとして注目されるのは音楽のプロモーションビデオなわけですが、個人的に気になっているのは上記のITmediaの記事で小寺さんが書いているような、アマチュアによる映像公開の流れ。
 特にビジネス関連の映像コンテンツです。

 
 実は個人的には、結構日本でポッドキャスティングのような音声のアマチュアコンテンツ作成の流れがブレイクするのって難しいんじゃないかな、と思っていた節があります。
 ただ、最近、徐々に周りでポッドキャスティングをする人が増えていることもあって、ちょっと考えが変わってきました。
  
 1年近くやっているkengoさんは別格としても、すでに14回目を数えるモダシンさんとかPodcastingJuice上位者を始め、八田さんと横田さんも最近実験しているそうですし、ついには湯川さんもポッドキャスティングを始めるとかで、思わず第一回の実験台にされてしまいました。
  
 で、実際に録音に協力して、あらためて感じたのは、コンテンツ作成の流れの違い。
 

 何しろインタビュー一つ取っても、文字原稿にしようと思ったら、普通テープ録音なり何なりから書き起こさないといけないわけですが、ポッドキャスティングなら録音が上手くいけば、ある程度そのまま活用可能。(当然本格的にやるなら、ある程度の編集は必要になると思いますが)
 シナリオさえきちんと作って、インタビューやコンテンツを上手い流れで作りこめる人であれば、実は長文ブログを書き起こすよりも比較的コンテンツは作りやすいかもしれません。


 しかも、文字原稿に比べて、音声コンテンツは発言のトーンや、感情の入り具合をそのまま伝えることができるコンテンツ。

 自分が、ブログに溢れているビジネス情報に飽き足らず、そこら中のイベントにやたらと出かけていくのは、やっぱり講演者の発言のトーンや、力の入れ具合を感じたいからだったりするのですが、こうやって音声で生のトーンが伝わるのなら、かなり代わりになってくれるような気もしてきます。


 ただ、音声コンテンツが難しいのはやはり録音の質の維持。
 耳からしか情報が入ってこないだけに、雑音や会話の間や資料をいじっていたりする音が妙に気になります

 これが映像コンテンツなら、意外にその敷居が下がることになりそうな気がするのは私だけでしょうか?
 (そんな簡単な話ではないのかな・・・)

 
 さらに、映像コンテンツはチャネルの制限があって、マス向けのものしかほとんど入手できないのが現実です。
 特にネット系ビジネス関連のセミナーやベンチャー経営者のインタビューの映像コンテンツなんて、テレビはもちろんケーブルテレビやネットでもめったに見ることはできません。
 これが、もし個人レベルで配信できるようになったら結構面白いことになりそうです。


 なんといっても最大の課題は映像コンテンツを保存するためのストレージになるのでしょうが、すでにKNNの神田さんのようにビデオレポートを実践中の人もいますし、最近のサーバーコストの低下速度を見ていると、結構遠い話ではないような気も・・・

2005年10月14日

何でヤフーの未来はブログで話題にならないのか

ヤフーCEO:「グーグルもポータルらしくなってきた」 - CNET Japanを読んで。

 先週の記事になりますが、ヤフーCEOのTerry SemelがWeb2.0 ConferenceでGoogleについて「彼らをポータルとして評価すると、おそらく4番手くらいになるだろう・・・Yahooのモデルの方が多角化されている」と自らの優位性を強調する発言が掲載されていました


 最近のブログ界では、もっぱらネットの覇権争いの話題はGoogleとMicrosoftを中心に回っているわけですが、個人的にはなぜここまでYahooが話題にならないのか不思議な感じもします。

 GoogleとYahooがその企業としての性格の違いから、大きく異なる方向性のビジネスになりつつあるというのは過去のCNETの梅田さんの記事をはじめ、多くの人が指摘していた話です。
 実際、自らの企業を中心に独自のエコシステムを構築しようとするGoogleやMicrosoftに対して、Yahooはメディア企業としての打ち手を取っていますからエコシステムの覇権争いという意味では話題にならないのはわかります。


 それにしても、ネットの未来が語られる中で、Yahooがこれだけ出てこないのは、どうにも違和感があります。

 そういえば、GoogleとAmazonの合体でGooglezonなんて未来をかたって話題になったEPIC(今は字幕版があります)にもYahooはちらっとも出てなかった気がしますね。

 Alexaのページビューランキングで見ると、Yahoo.comは英語サイトでいまだに堂々の1位ですし、Yahoo.co.jpも世界4位という高順位。 
 インターネット上での存在感は大きいはずなんですが、なぜかブログのネタとしては書かれづらいようです。

 特に日本におけるYahooの存在感って圧倒的なはずなんですけどね。


 まぁ、冷静になって歴史振り返ってみると、画期的な新製品で熱狂的なファンを集めていたソニーと、地味であまり話題にならないけど強い松下、とかホンダとトヨタとか、そういう比較ってのは良くある話ですね。
 GoogleとYahooの扱いの違いもそういうことだったりするんでしょうか。
(そういえば、「ヤフーのモノマネ戦略こそが、ヤフーの強さとなるのか」なんてのを昔に書いたのを今更思い出しました。)

 ひょっとしたら、ブログの書き手はGoogle AdsenseでGoogleにお小遣いをもらっているから恩義があるというのも影響しているのかも・・・そんなわけないか。
(そういう話なら、YahooもOvertureでコンテンツマッチ広告を始めれば、もう少しブログの未来論に登場できるかもしれませんが)

2005年10月13日

広告収入とソフト販売収入はどちらが足腰が強いのか

「Googleデスクトップ2」日本語版が提供開始--オフラインでGmailの検索も - CNET Japanを読んで。

 ようやくGoogleデスクトップ2の日本語版が出ましたね。

 個人的には8月から英語版を使い続けているので、いまさらという感じもありますが、改めてGoogleデスクトップの機能を眺めていると、どうしてもMicrosoftとGoogleの今後を考えずにはいられません。
 

 Googleデスクトップは、ver1の登場当時こそデスクトップ「検索ソフト」と呼ばれる存在でしたが、ver2の現在では明らかに次の段階にその歩みを進めています。

 簡易RSSリーダー的な機能や、ニュースや株価情報などの受信機能がついていれば、widget的なオプションソフト群の機能もついていて、ちょっとしたPIMとしても使えたりします。

 特に注目なのは、Gmailのデータをローカルでも検索できる点でしょう。
 GmailのようなASP型メールの最大の弱点は、データがGoogleのサーバーにあるので、PCがネットにつながってない時にメールを見ることができないところにあるわけですが、Googleデスクトップがあれば、オフライン状態でも過去のメールは検索可能。
 Googleがメールをキラーアプリとして、利用者の巻き取りを図ってくるだろうという意気込みのほどが伝わってきますね。

 
 個人的に最近気になって仕方が無いのは、Microsoftのような製品やサービスの利用料を中心にしたビジネスと、Googleのような広告収入を中心としたビジネスは、どちらが足腰が強いのだろうかという点。

 Microsoftが利用者にお金を払ってもらってビジネスを展開するのに対し、Googleのメインの収入源はそのほとんどが広告主からの広告収入。利用者からはほとんどお金を取っていないことになります。


 この二つがお互いの収益基盤を消そうと戦った場合、強いのはどちらなのでしょうか?


 Googleは、最近もGoogleOfficeの噂なんかがありましたが、広告収入が安定してハイレベルなエンジニアの給料を支え続ける限り、Microsoftが有料で販売しているサービスを次々に無料で提供していくでしょうし、今の勢いなら実際可能でしょう。

 Microsoftの最大の収益基盤であるOSの分野も、もし利用者のPCがシンクライアントの理想に近い形で動作するようになれば、LinuxなどのオープンソースOSでのデスクトップ端末の道を開く形で侵食することもできるかもしれません。

 実際、渡辺さんに教えてもらったDave's Blogによると、GoogleがサンフランシスコのWiFiインフラを無料で提供しようとする動きもあるぐらいですから、広告収入が支える企業が、何でもかんでも利用者にサービスを無料で提供してくれる未来もあっておかしくなさそうです。


 ただ、逆にこのGoogleの広告収益基盤が脅かされることは無いのか?というのが非常に気になります。

 Microsoftのスティーブ・バルマーは「Googleとその広告事業をたたきつぶす」と明言しているそうですが、その真偽は別として、仮にMicrosoftがGoogleのAdsenseと同様の事業を立ち上げることができた場合、そのときのGoogleの優位性って何になるのでしょうか?

 確かにGoogleマップのローカル検索広告等、Googleはネット上の広告ビジネスにおいてはMicrosoftに対して、現在大きく先行しているわけですが。
 単純に広告ビジネスと考えると、Adsenseを現在使っている人たちは、より美味しい広告サービスがもし出てきたら、そちらに移ってしまう可能性もあるように思います。

 もちろん有料のソフトウェアを無料で提供されるのに比べたら、インパクトは少ないかもしれませんが、広告事業の手数料削減競争であれば、広告以外の収入源があるMicrosoftに強みがあるような感じもしてきます。
 何しろMicrosoftのソフトはプレインストールで自動的に売上が上がってきますし。
(当然、GoogleもMicrosoftが追いつく前に、どんどん先に行こうとするんでしょうが)

 実際問題、最近、MicrosoftとGoogleが水面下でAOL買収に動いているなんて話も有りますが、このあたりにはBetween the Linesブログにあるように「どの会社がAOLの広告ネットワークを提供するか」という争いを体現しているのかもしれません。

 
 あらためて歴史を振り返ってみると、御手洗さんが「マイクロソフトはとまらない」という記事で書いているようにMicrosoftは過去にも大胆な戦略転換を実行した実績があり、「PC時代の企業でネット産業でも互角の競争をしている企業ってマイクロソフトだけ」。
 
 まだまだ、この戦いがどうなるかは、見えてこない感じがしてきます。

書籍「ブログジャーナリズム」の対談に掲載されました。

ガ島通信の藤代さんにお誘いいただき、ブログジャーナリズムの書籍用のR30さん、高広さんとの座談会に参加させていただきました。
第二部として掲載されています。
素人な質問を連発していて恥ずかしい限りですが、いい勉強になりました。

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2005年10月12日

ブログとジャーナリズム、メディアビジネスの微妙な関係

市民ジャーナリズムの普及で起こるメディア革新--ダン・ギルモア氏 - CNET Japanを読んで。

 先日来日したダン・ギルモア氏のインタビュー記事がCNETにアップされましたね。

 ダン・ギルモア氏は、草の根ジャーナリズムの第一人者で、FPNのような読者投稿型ニュースサイトを運営している立場としては、非常に注目している人物の一人です。

 ただ、個人的にずっと引っかかっているのは、ブログ側の人とメディア側の人の、ブログとジャーナリズム論的なものに対する意識の違いの大きさ。


 個人的な印象としては、メディア業界のブログを中心としたCGMに対する危機意識の高さに比べ、一般的に一人ひとりのブロガーは、ジャーナリズムやメディアビジネス的なものに対して、それほど興味が無いのが普通だと思います。

 実際、自分としてもブログを日々書いている中、「ジャーナリズムたるには、中立性とか不偏不党がうんぬんかんぬん」とやられてしまうと、あまりに恐れ多いし、なんか話がややこしくなって、ブログを書く手も止まってしまうという感じがあります。


 そもそも「ジャーナリズム」ってどういう意味なんだろう?と思って、gooの国語辞典でジャーナリズムをひいてみると、

ジャーナリズム [journalism]
新聞・雑誌・テレビ・ラジオなど時事的な問題の報道・解説を行う組織や人の総体。また、それを通じて行われる活動。

 と書いてあります。うーん、やっぱりどうもこう定義されると、普通のブログがジャーナリズムな感じはありません。

 じゃあ、アメリカのjournalismが違うのか?と思ってwikipediaをひいてみたところ

Journalism is a discipline of collecting, verifying, analyzing and presenting information gathered regarding current events, including trends, issues and people. Those who practice journalism are known as journalists.

 と書いてあります。
 disciplineとか書かれると、やっぱりなんだか難しそうです。


 そんな中、先日のダン・ギルモア氏のイベントで、印象的だったのは、Jun Seita's Webにも書かれているギルモア氏のジャーナリズムの定義

 ギルモア氏曰く
 「あなたの提供した情報に、誰か(1人以上)が有益だったと感謝したとき、そこにJournalismが成立する。」

 CNETのインタビュー記事でも、ハリケーンカトリーナやロンドンのテロ事件における一般市民の写真などを例に挙げて「撮影した人が実際に何の仕事をしているかわかりませんが、その人はその写真を撮った瞬間、まさにジャーナリストでした。」と市民ジャーナリズムの定義をしています。
 なるほど、確かにこういう定義であれば多くのブログはジャーナリズムに当たるのかもしれません。  
  

 そんなことを考えながら改めて、メディア側の人の危機意識の根の深さが分かってきた気がします。

 メディア側の人とブログを書いている人の意識がずれているのは、ある意味当たり前ですよね。
 結局のところ、ブログを書いたり携帯電話のカメラで写真をアップしたりする一人ひとりは、それほどジャーナリズム的なものを意識して活動しているわけではなく、ジャーナリストとしての収入を欲しているわけでもありません。
 一般的に、ブログを書いている人はあくまで趣味の延長で、ジャーナリズムやメディアビジネスを日々意識する必要は無いわけです。

 ただ、この個人個人の生成した情報を集団として捉えると、メディア側にとっては見える世界が確かに変わります。

 シンプルに、この個人の集団を自分達のビジネスを脅かす新たなライバルとして捉えると、自分達のビジネスの収益のもとを、趣味で無料でやってしまう人たちとの競争という軸の思考回路になりますから、それはやっぱり大変です。
 

 やっぱり、ここは思考回路を切り替えるべきでしょう。

 ギルモア氏が言うように、「ユーザーが作り出すコンテンツがプロの作るジャーナリズムに取って代わるというより、両者は補完関係にある」という思考回路に立てば、逆にメディアビジネスのパラダイムが変わろうとしている今こそ、新しいビジネスチャンスだということが言えると思います。

 結局のところ、ブログを書いている個人個人が集団としてのジャーナリズムを意識しない限り、既存のマスメディアの役割をこの個人の集団が本質的に置き換えることは無いでしょう。
 マスメディア的なものの必要性というのは今後も存在するはずです。
 
 米国ではメディア産業がネット企業を買収したり、先日はAOLがブログ発行会社のWeblogs,Incを2500万ドルで買収なんてニュースもありましたし、多分メディアが挑戦できることって、もっといろいろあるんだろうと改めて感じる今日この頃です。

2005年10月 8日

全くオタクじゃない人なんて本当にいるのだろうか

ITmediaニュース:オタクは遍在する――NRIが示す「5人のオタクたち」 (1/2)を読んで。

 野村総研が、オタク市場について再定義をして、オタク人口を172万人、市場規模を4110億円と発表したそうです。

 何でも、昨年の調査結果の反響が大きかったので、今回は勢いに乗って調査対象を広げたとかで、そのテーマは12分野。

 昨年が「アニメ」「アイドル」「コミック」「ゲーム」「自作PC」だったのに対し、今回は「AV機器」「携帯型IT機器」「クルマ」「旅行」「ファッション」「カメラ」「鉄道」の7分野を追加。
 
 野村総研によると「オタク」はもうアニメやコミック、SF好きに限るものではなく、「オタクはすべての趣味分野に存在するというのが同社の考え」だそうで、こだわりの対象に対して、所得や余暇時間のほとんどを費やす「消費性オタク」と、「自分の趣味を周りに広めたい」「創造活動をしたい」と考える「心理性オタク」の2種類の特性を兼ね持つ人が真のオタクだそうです。


 この定義で行けば、私は昔はジャンプオタクやゲームオタク、今は世界遺産オタクにブログオタク、うちの嫁さんはカバンオタクというところですが。
 これだけ定義が広がってくると、オタクを定義しているのか深い趣味のことを言い替えてるだけなのか良く分からなくなってきますね。
 

 個人的には、この定義で全くオタクに当てはまらない人って本当にいるんだろうか?とか改めて思ってしまったりします。

 自分がはまれるものを見つけたときには、それに没頭したいと思うだろうし、その魅力を他の人に知ってもらいたいと思うもんだったりするもんなんじゃないのかなーとか思ったり。

 まぁ確かに仕事があったり、家庭があったりすると、何もかも捨てて長期間没頭するとかするのは難しいと思いますが、多かれ少なかれ人間なんだから、ある程度の趣味やはまるものってあるはずです。

 
 そんなことを考えていたら、ふと「定年退職したお父さんが、趣味が無いから家でやることもなくボーっとしている」なんて話を思い出しました。
 そういえば、現在定年退職を迎えるような世代は、自分の趣味どころか家庭も犠牲にして会社のために働いた人が多かったと言われる世代。

 確かに、その世代からすれば、趣味に没頭できる人間は確かに異質なのでしょうし「オタク」というのは少数派なんでしょう。
 でも、趣味がある人とない人を比べると、限度はあるものの、趣味がある人の方が人間として豊に見えるのは私だけでしょうか?


 これからライフスタイルが多様化してくれば、ひょっとしたら「オタク」の方が普通で、趣味に没頭する人たちをオタクと呼ぶ、「趣味無し人間」の方が変だったりする時代になるのでは?

 そんな変なことを思ってしまったブログオタクの3連休初日でした。

2005年10月 7日

アップルのバズマーケティングの凄さ

「ビデオiPodか、それとも?」--アップルの「発表」にさまざまな憶測 - CNET Japanを読んで。

 10月12日に、またまたアップルが何かしら大きな発表をするようです。

 9月7日のイベントの時には「Here we go again(またその時が来た)」だった招待状のメッセージ、今回報道陣あてに送られた招待状には「one more thing(あともう1つ)」と書かれているそうで。

 なんでもiPod情報局によると、この招待状にある「One more thing...」というのは「アップルコンピュータCEOのスティーブ・ジョブズ氏が新製品を発表するときのお決まりの文句だ」そうです。
 しかも招待状の画像は思わせぶりな赤いカーテン、これは気になってたまりませんね。


 すっかりブログ界は、この話題で盛り上がっているようで、「さっそく何千人ものブロガーがさまざまな可能性に言及している」模様。
 しかも、新型iPod説から、実は意表をついてMacじゃないかという話もあれば、ついには、「携帯電話のカメラで隠し撮りしたという「設定」」のビデオiPodの画像が流出していたり、BBCがフライングでアップルが10月12日にビデオiPodを発表するというニュースを流したとか、マスメディアも巻き込んでの憶測合戦が始まっています。
 

 それにしても、このアップルのバズマーケティング手法の上手さは本当に憎らしいほどですね。
 マスメディアを通じて発表するだけであれば、こんな回りくどいことをする必要はないんですが、事前にこういう噂を流すことによって、発表以前にも噂話によって世間の注目を発表に集め、発表と同時に口コミのエネルギーをさらに爆発させる。

 もちろん、そこで発表する製品の魅力が無ければ、二度と通用しない手法になるわけでしょうけど。
 アップルはこれまでのところ毎回期待を裏切らないどころか、たびたび期待を超える発表を続けてきていますから、非常に良いポジティブな口コミのサイクルが回り続けている感じですね。


 個人的には、これだけ口コミがまわってればテレビコマーシャル打たなくても良いんじゃないの?とか思っちゃったりもするんですが、アップルはテレビコマーシャルもまためちゃめちゃ上手いですからねー。
 本当にアップルのマーケティング担当者の爪の垢を煎じて飲みたいところです。

 そういえば、さすがに今度はソニーの同日発表は無いんでしょうか。

2005年10月 5日

Microsoft vs GoogleSun ?

グーグルとサンが提携へ--StarOfficeなどのウェブアプリ化を検討か - CNET Japanを読んで。

 GoogleとSun Microsystemsが提携を発表したようです。

 Sun Microsystemsといえば、長年マイクロソフトへの敵対心をむき出しにしてきたScott McNealyの印象が強くあったものの、てっきり昨年の4月の提携で丸く収まったのかと思っていましたが。
 やっぱりScott McNealyは、まだまだマイクロソフトに対する対抗心を収めたわけではなかった、というところでしょうか。

 実際の今回の発表は「Java技術とGoogle Toolbarの普及促進に向けた提携」とのことですが、今回のCNETの記事で憶測されているような今後についての想像をついしてしまいますね。


 なんといってもOfficeアプリケーションと言えば、マイクロソフトにとってOSと並ぶ2大収益源。
 ここにGoogleが宣戦布告となるのであれば、そのインパクトはなかなかに興味深いものがあります。
 

 まぁ、Googleとマイクロソフトは、ここ最近すっかり対立構造がはっきりしてきて、ブログでもいろいろ話題になってましたし、MicrosoftのバルマーCEOは、検索分野で同社のライバルであるGoogleとその広告事業をたたきつぶすと言った」ぐらいですから、お互いに相手の心臓を握りにいってるのは、ある意味当たり前の展開なのかもしれません。

 そういう意味ではSun抜きでもOffice事業への展開は十分考えられますが、長年マイクロソフトの強敵(?)を自認してきたScott McNealyですから、自分抜きの戦いに黙っていられなくなったというところでしょうか。


 さて、ここで気になるのがこの戦いの結末。

 個人的な印象では、ブログを書いている人はGoogleの勝利を語るけれども、ブログを書いていない人と話すと「やっぱりMicrosoftが勝つんじゃない?」という話になる傾向があるような気がしますが、はたしてどうなんでしょうか・・・
   

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