« 2005年12月 | メイン | 2006年2月 »
最近は、ブログの急激な増加と共に、ブログを通じたクチコミが重視されてきていると言われていますが。
はたして、実際のところはどうなんでしょう。
今日も、口コミを統計グラフ化して表示してくれる「ブログクチコミサーチ」というサービスが開始されるなど、ブログのクチコミ効果に着目したサービスが増えてきている感じはあります。
ただ、周りの話を聞いている限り、ブログの口コミを見込んだマーケティング活動は、まだまだ日本では始まっていないようです。
Passion for the Futureの橋本さんには献本が結構あるらしい、とか、トップアフィリエイターには商品のプレゼントがあるらしい、なんて噂も聞きますが、それぐらいですよね。
そんな中、自分もヤフーラーメンさんのブロガー試食会に参加させていただいたりしましたが、やはりそれほどブロガーのレポートではインパクトが無かったようで、テレビには全く使ってもらえなかったり、なんて経験をしたこともありました。
しかし、そこはブロガー。転んでもタダでは起きないわけです。
さっそく、今回の反省を生かして「ONEDARI BOYS(おねだりボーイズ)」が結成されてしまいました。
最初はネタかと思ったんですが、なんとONEDARI BOYS(おねだりボーイズ)なるブログも立ち上がっていて、執筆用のアカウントの配付も終わって依頼受付用のmixiのコミュニティまで立ち上がっている手際のよさ。
このスピードの早さは恐ろしいです。
しかも、なんと既にオファー候補が来ているというじゃないですか。
これがブログ時代の口コミの早さってやつなのでしょうか。
確かに冷静に考えてみると。
企業の側からすれば、試供品を数個ブロガーに提供することで、もし口コミがバイラル的に発生するなら、実は中途半端に広告を打つよりもよっぽどコストパフォーマンスは良いかもしれません。
アフィリエイトの場合は、ブロガーが記事を書いてそれを読んだ人が購入等の行為を行うことで、ブロガーに金銭的な報酬が発生しますが。
それを逆転させて先にブロガーに商品を渡してしまって、その後の口コミや購入行為を狙うパターンですね。
いや、両方を組み合わせた方がより効果は高くなりそうですね。
とか何とか難しそうなことを書いてみましたが、要は私も「おねだりボーイズ」のメンバーになったので、宣伝です。
企業のマーケティング担当、広報担当の皆さん、ブロガーの口コミ効果のほどを実験してみませんか?
私はともかく、月間100万PV越えのネタフルのコグレさんを初め、どうぶつの森エバンジェリストから出会い系エバンジェリスト(?)まで、個性的なブロガーさんがずらっと揃っていますので、マジメにお得だと思いますよ。
ということで、問い合わせはmixiのコミュニティか、info at tokuriki.com (atを@に置き換えてください)まで。
さてさてどうなることやら・・・
昨日、1月30日の日経新聞夕刊「東西南北」のコーナーに、私が執筆したアルファブロガーに関するコラムを掲載して頂きました。(Sさん、貴重な機会を頂きありがとうございました。)
ちょっと新聞向けの文体に修正してもらったので、自分の文章では無いみたいな感じですが・・・
日経新聞にブログの話が出るだけでも、隔世の感があるのですが、一般日経読者の方々にとってどういう印象を受けられるか、ちょっとドキドキです。
記事のイメージは、「俺」のターン で見ることができますので、よろしければどうぞ。
クリステンセンのイノベーションのジレンマでは、「顧客の要求に細心の注意を払う会社ほど、急進的で破壊的なイノベーションを見逃しやすい」というテーマが上げられていましたが、それではどういったところからイノベーションを見つければいいのか?というのが疑問としてあげられます。
それをこの書籍では「リードユーザー」という先端顧客を定義することで、ユーザーが自ら起こすイノベーションに注目するように促しています。
確かにソフトウェア業界なんかの最近の動向を見ていると、こういった先端ユーザーのアイデアやパワーをいかに活かしていくかというのは非常に重要なポイントですね。
メーカーと顧客という分類だけでは収まりきらなくなってきているという指摘は確かに痛感します。
では、真に「破壊的なイノベーション」も本当にリードユーザーから生まれてくるのかと言われると、個人的にはちょっと腹におちきっていない感じもするのですが。
一つの視点として、重要な点を指摘してくれる書籍だと思います。
【読書メモ】
■リードユーザー理論
・リード・ユーザーは重要な市場の最先端に位置している。したがって現在リード・ユーザーが経験しているニーズは、後になってから市場にいる多くのユーザーが経験することになる。
・自分のニーズに対する解決策を獲得することにより比較的高い効用を得ることが期待できるため、その多くがイノベーションを起こす。
■イノベーションに対するユーザーとメーカーのとらえ方の違い
・望ましい解決策とはそもそも何なのかに関して、ユーザーとメーカー間に存在する見解の相違
・ユーザー側のイノベーターとメーカー側のイノベーターとの間に発生するイノベーションの品質表示に関する要求度の違い
・ユーザー側、メーカー側それぞれのイノベーターに課せられる法的要件の差
■イノベーションによって提供される改良のタイプ
・新しい機能的性能向上 ユーザー82% メーカー18%
・感度・解像度・あるいは精度の改良 ユーザー48% メーカー52%
・使い勝手や信頼性の向上 ユーザー13% メーカー87%
■「プライベート/コレクティブ」イノベーション・モデル
・個人的な資金で開発されたイノベーションを無料公開することは、イノベーターにとっては個人的な利益の喪失を意味するものであるため、それが自発的になされるはずはない、というプライベート・インベストメント・モデルで置いた前提を排除すること。
ある共通条件のもとであれば、イノベーターの個人的利益を減らさず、むしろ増やす可能性がある。
・「フリーライダー」は、貢献者が得る完成した公共財と同等のものを獲得するだろう、というコレクティブ・アクション・モデルで置いた前提を排除すること。
公共財への貢献者の方がフリーライダーよりも本質的に大きな個人的利益を得られると考える。
■ソフトウェアの開発について(Raymond 1999)
「ソフトウェアに関する優れた仕事は、おしなべて開発者が自らかゆいと感じる部分をかき始めることから始まる」
「ソフトウェア開発者は、お金のために、あまりにも多くの日々を自分が必要でもなければ好きでもないプログラムの開発に費やしている。しかし、オープンソース・ソフトウェアの世界ではそうではない」
■オープンソース・コミュニティについて(クリス・ハンソン Debianメンテナー)
「プログラミングには理解できるものでなければ楽しむことができない性格があるため、創造的なプログラマーは互いに群れたがるようになる。つまり、仲間だけが仕事の本当の部分を理解できるからだ。その背景にあるのは、他人に自分の才能を示して尊敬を得ようと思う気持ちであることは間違いないが、さらに、人は自分が見つけた美しいものを皆で分かち合いたいと考える点も重要だ。この共有がコミュニティを形成し、友情を育むもう一つの大切な行為なのである。」
■ピラミッディング
イノベーターからより先進的なイノベーターへのネットワーク。
ある特定の話題や分野に強い関心を抱く人々は、その分野について調査している研究者を、自分よりも専門性の高い人々へ導くことができるはずと想定する。
■イノベーションのジレンマとの整合性
「顧客の要求に細心の注意を払う会社ほど、急進的で破壊的なイノベーションを見逃しやすい」という説との整合性は?
→「リードユーザーによる」イノベーションと「顧客による」イノベーションは違う
「リード・ユーザーの独立性の高さこそが、メーカーが顧客リストのほかにリード・ユーザー・イノベーションを探さなければならない理由である」
■コモンズに立脚した情報コミュニティの発生要件
・一般には知られていない情報を持った人々がいる
・自分が知っていることを無料公開しても良いと考える人々がいる
・情報公開者の手から離れて、公開された情報を利用する人々がいる。
■効果的な知識管理のための政策と実践は、知識共有の方向に向かうべき
「産業革命以降の経済では、生産者と消費者、供給と需要という用語を明確に分けて使うのが通例であった。しかし、オープンソースのプロセスでは、こうしたカテゴリーをごちゃまぜにしてしまう。オープンソース・ソフトウェアのユーザーは、従来の意味での消費者ではない・・・ユーザーは深い意味で製造プロセスそのものに融合されている」
(Weber2004)
【目次】
日本語版によせて
神戸大学大学院経営学研究科 教授 小川進
第1章 本書の出発点と概要
第2章 リード・ユーザーによる製品開発
多くのユーザーはイノベーションを起こしている
リード・ユーザー理論
リード・ユーザーによるイノベーションの証拠
第3章 多くのユーザーがカスタム製品を望む理由
ユーザー・ニーズの多様性
第4章 自分で作るか購入するか
イノベーションに対するユーザーとメーカーの捉え方の違い
ソリューションに関する選り好み
ユーザーの期待
法や規制に関する差異
最終的な落とし所
ケーススタディ
ユーザーによる「自分で作るか購入するか」の意思決定のモデル化
イノベーション・プロセスから得られるもの
第5章 ユーザーによる低コスト・イノベーションのニッチ市場
問題解決プロセス
粘着性の高い情報
情報の非対称性はユーザー・イノベーションと
メーカー・イノベーションの関係にどのような影響を与えるか
低コストのイノベーション・ニッチ
第6章 ユーザーは、なぜイノベーションを「無料公開」するのか
イノベーションの無料公開
無料公開の実践的事例
無料公開と再利用
理論への意味合い
第7章 イノベーション・コミュニティ
幅広く分散化するユーザー・イノベーション
イノベーション・コミュニティ
イノベーション・コミュニティによる有形製品の開発
ユーザー同士の支援
第8章 ユーザー・イノベーションへの適合政策
ユーザー・イノベーションの社会福祉への影響
公共政策の選択
第9章 民主化するイノベーション
民主化への道
ユーザー中心のイノベーションへの否応なき適合
ユーザー主体のイノベーションでメーカーが果たす役割
第10章 適用例:リード・ユーザー・イノベーションを追え!
リード・ユーザーの探索
3Mでの実験
第11章 適用例:ユーザー・イノベーションと
カスタム設計のためのツールキット
ツールキットのもたらす恩恵
開発作業の再分割
ツールキットの機能性
第12章 ユーザー・イノベーションと他の現象や分野との関連性
情報コミュニティ
知識の経済性
国家の競争優位性
技術コミュニティの社会学
製品開発のマネジメント
最後に
![]() | 民主化するイノベーションの時代 エリック・フォン・ヒッペル サイコム・インターナショナル ファーストプレス 2005-12-09 by G-Tools |
ラウンドアップ:「魔法の王国」に乗り込む、S・ジョブズとピクサーの仲間たち - CNET Japanを読んで。
日本がライブドア騒動で、ちょっと後ろ向きな議論にはまりかけている間にアメリカでは凄いことが起こってますね。
なにしろ、あのスティーブ・ジョブズがディズニーの筆頭株主で取締役になるわけで。
R30さんが早速レポートしているように、「DisneyのPixar買収は、まあなるべくしてなった」という感じもありますが、なんといってもあのディズニーの「筆頭株主&取締役」ですからね。
いくら今のアップルに勢いがあるとはいえ、これまでのシリコンバレーとハリウッドというのは比較的対立イメージがあった世界でしたし、2年前には「ジョブズと袂を分かったディズニー、さっそくMSと組む」なんて記事があったぐらいですから感慨深いものがあります。
アップルとディズニーといえば、シリコンバレーとハリウッドの代表企業。
それをスティーブ・ジョブズがつなぐのかと思うと、これからやってくる世界について実に想像が膨らみます。
個人的には、動画配信ビジネスは、ブロードバンド普及率が高く、映像系の機器に強いメーカーが多い日本の数少ない勝負のエリアだと信じようとしてきましたが。
どうも、これは勝負有りという印象を受けてしまいますね。
アップルは既にビデオiPodという動画配信用の端末があり、iTMSで動画配信を始めていますし、メディアパブには「ビデオiPod向けTV番組配信,収益生む事業に」なんて記事も出ていて、有料コンテンツの配信は既に軌道に乗ってきているようです。
そこにディズニーコンテンツがプラスですから、たまりませんね。
もちろん、日本もGyaoやソフトバンクなど動画配信ビジネスが動き出している感じはあります。
昨日も「Gyaoが「プロジェクトX」をはじめとしたNHK番組の配信実験」なんて記事も出てましたから、健闘している部分は出てきている感じはしますが、まだPCに対するストリーミング配信が中心ですし、グローバルに見たら存在感はまだまだほとんど無いに等しい印象があります。
おまけに、一連のライブドア騒動の反動で、日本ではネット企業にしばらく逆風が吹きそうな印象もありますから、実に心配な状況です。
そんな中、非常に共感したのがLog the Endless Worldで御手洗さんが書いていたこの部分。
何よりも今回のことで懸念しているのは、これで日本のWeb系サービスが停滞することです。楽天やライブドアばかりがテレビでは取り沙汰されて、一般にはあまりわかっている人も少ないんじゃないかと思いますが、米国のネット企業は着実に技術・事業開発で力をつけて来ています。(中略)巨大な資本と技術力、経験やノウハウを背景に、どんどんこうした企業が日本に参入してきたら、日本のネット企業なりサービスは、いつか(というか、既にでしょうが)実力の面で彼らに席巻されてしまうだろう、と一方で思っていたものです。実力でも彼らに匹敵する日本発の技術やサービスをまだまだ育てる必要があると私は思っています。
今回のアップルとディズニーの話なんかを見ていると、席巻されるのはネット企業の分野にとどまらないかもしれない気がしてきます。
早くライブドア騒動に一区切り付けて、次への一歩を踏み出したいものですね。
Blog on Businessは、トップブログメーカーであるシックス・アパート株式会社が事例やノウハウをまとめている本です。
ビーコンの渡辺さんのブログ導入プロセスや、ブログの先行企業の事例が掲載されていて、会社にブログを導入試用かどうか悩んでいる人に最適な感じです。
ブログマニアとしては、齋藤さんが書いている第4章の「ブログことはじめ」が改めてブログの歴史が分かって面白かったです。
(特に、勝手にブログをコミュニケーションツールと決め付けていた自分の定義が、正しかったことが再確認できて自己満足にひたっていたり)
ブログとはなんぞやという話から、ブログマーケティングのコツ、他社事例など、「とにかく一冊で全部知りたい」という人にオススメの本ですね。
【読書メモ】
■「ブログはコミュニケーションの道具である」(関 信浩 シックス・アパート株式会社)
■企業ブログ5つの分類
・広報・IR
・マーケティング
・EC(電子取引)
・セールス・CRM
・イントラネット
■企業が関するブログに対する悩み
・今までの企業ホームページといったい何が違うのか分からない
・ブログを立ち上げるとしても、誰に何を書かせればいいのか分からない
・そもそも、ブログを立ち上げると、どんな効果が上がるのか分からない
■「ブログとはコミュニケーションです。コミュニケーションが進化し続ける限り、どんどんブログも進化していくでしょう」(ミナ・トロット シックス・アパート創業者)
【書籍目次】
まえがき
第1章 企業のブログを「おもしろく」するには?
――ブログ・マーケティングを成功させるための心得 関信浩(シックス・アパート株式会社 代表取締役)
ブログはコミュニケーションの道具である/芸能人ブログに学ぶ/ブログはCRMの道具でもある/ブログ・マーケティング5つの分野/ブログ・マーケティング3つのフェーズ/アマゾンのケーススタディ/コメント欄とトラックバック機能を活用する/マーケティングにブログは不可欠に
第2章 プランナーに学ぶ企業ブログのつくりかた
「ただブログで作る」だけでは成功しない/企業の「顔」となるサイトを作る/ブログの特徴を生かした企画とは/マーケティングの目的を決める/企画のプランニングの流れを把握しよう/外部プランナーによるブログのプランニング事例/下準備としてのリサーチ/担当者とミーティング/企画のプランニング/企画のプレゼンテーション/ブログ企画のまとめ
第3章 成功企業のケーススタディ
J-WAVE――ブログとの“相性”を生かしてラジオ番組をマーケティング
柴田書店――自社コンテンツで利用者を集めWeb直販の売上10倍を達成
イーナチュラル――「ブログを営業ツールに使う」をWeb制作会社が徹底的に実践
リクルート(R25)――ブログをCMSとして活用しフリーペーパーを補完
第4章 ブログことはじめ
――ブログとシックス・アパートの歴史と未来
シックス・アパートとMovable Typeの誕生/すべては自宅からはじまった/日本におけるブログのはじまり/TypePadの登場/日本市場進出とMovable Typeの有償化/マーケットの拡大とビジネス市場の創出/まずは始めてみよう!
第5章 すぐ使えるブログ事例100社カタログ
CMS(コンテンツ管理システム)
EC(電子商取引)
PR
教育
![]() | ブログ・オン・ビジネス 企業のためのブログ・マーケティング シックス・アパート株式会社 日経BP社 2005-12-28 by G-Tools |
久しぶりにfeedmeterのランキングを見ていたら、いつのまにか自分のブログがランク入りしているのに気がつきました。
しかも173位。
feemeterが始まった頃は圏外(300位以下)でしたから、感動です。
(何かの間違いかもしれないので、おもわず画面をキャプチャしてしまいました)
これまで、自分のブログで書いたものは全てFPNにダブルポストしてきたので、こっちのブログを読んでいる人は少ないだろうと思っていたのもあり、ちょっと驚きました。
こちらのブログを登録していただいている皆さん、どうもありがとうございます。
気づいた方もおられるかもしれませんが、正月にロリポブログからMovable Typeにシステムを変更しました。
今後はこっちでは、自分の最近の動向とか、読んだ本のメモみたいなものも書いていこうと思ってます。
あいかわらず、自分のメモブログなのですが、何かのお役に立てば幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
あ、ついでに告知を。
こんどの火曜日のガイアの夜明けで、先日書いたYahoo!ラーメンの件が放送されるそうなので、私もひょっとしたら映ってるかもしれません。(と言っても一瞬でしょうけど)
それは別としても口コミ系の話のようなので、ブログを書いている皆さんは要チェックですよ。
クリステンセンのイノベーションのジレンマに出会ってから、「破壊的なイノベーションが重要なのはわかったんだけど、はたしてそういったイノベーションを引起すためには何が重要なんだろうか?」というのが個人的にずっとテーマだったりします。
このメディチ・インパクトは、そういうイノベーションへのヒントという意味では、去年読んだ本の中でも1番納得感のある一冊でした。
大阪駅で新幹線の待ち時間にやることが無かったので入った本屋で、帯のクリステンセンの名前につられて手に取っただけなのですが、そのタイトルや表紙とは全く異なった内容でした。
特に印象に残っているのは、「交差点」の重要さと、「イノベーターは成功したから多くを生み出すのではなく、多くを生み出すから成功したのだ」という一文。
考えに考え抜いた結果ネガティブ要素に気をとられてあまり実行に移さないよりは、とにかく実行してみる方が実は確率が高いのではないかというのを、改めて考えさせられる一冊です。
(とはいえ、何も考えずに試してみれば良いという話ではありませんが)
【読書メモ】
■交差点が増加していることの背景
・第一の力 人の移動
・第二の力 科学における相互乗り入れ
「専門分野別の科学はもう死んだ。そんなものはもう存在しませんよ」
米国科学振興協会(AAAS) アラン・レシュナー
・第三の力 コンピュータ技術の飛躍的向上
■思い込みの逆転方法 「創造性を解読する」マイケル・マハルコ著より
1.今取り組んでいる問題に関連する状況や商品、コンセプトを思い浮かべ、そこから連想される事柄を文章にする。
2.連想した事柄を紙に書き、次にそれを逆転する
3.逆転した方の内容をどうやったら実現できるか考える。
■交差点的アイデアが生まれるかという教訓
・教訓その1 異なる概念を組み合わせる
・教訓その2 それは偶発的である
■偶発的な組み合わせが起きるチャンスを増やす
・職の多様化
・多様な構成のグループ
「この業界で長年やってきたんだから、使える人間かどうかは見ればすぐに分かる」
人は他人の中に自分との共通点を探そうとする。その結果、面接する側は自分と似た候補者を採用するケースが多いのだ。
・交差点ハンティング
■イノベーターは成功したから多くを生み出すのではなく、多くを生み出すから成功したのだ。 「天才の起源」ディーン・サイモントン
・創造的プロセスは偶発的である
・画期的なイノベーターは膨大な量のアイデアを生み出しもする。
■ブレーンストーミングのルール
・できるだけ多くのアイデアを出す
・できるだけ幅広いアイデアを出す
・互いのアイデアをもとにして発展させる
・出されたアイデアに判断を下さない
■実際に失敗にどう報いるべきか
・アイデアを実行しないことこそ最大の失敗であり、罰の対象になるということを周知徹底する
・全員が過去の失敗から学ぶようにする。同じ失敗には何度も報酬を与えない。
・失敗の数が少ないときには疑う必要あり。その人間が十分なリスクを負っていないか。あるいは組織の他のメンバーが自分の失敗から学ぶのを嫌って、失敗を隠している可能性がある。
・過去に「知的な」失敗を犯した人を採用し、組織の他のメンバーにそれが採用の理由のひとつであることを知らせる。
■リスクにまつわる「行動のワナ」を回避する
その1 「事がうまく運んでいるからじっとしていよう」のワナ
その2 「長い間ここでやってきたから、動かないほうが無難」というワナ
その3 「交差点でのリスクを方向的な視点から見る」というワナ
【書籍目次】
第I部 交差点
第1章 イノベーションの生まれる場所
第2章 交差点が生まれるとき
第II部 メディチ・エフェクトを生み出す
第3章 垣根を取り払う
第4章 連想のバリアを壊す
第5章 偶発的な概念の組み合わせ
第6章 偶発的な組み合わせを見つける
第7章 アイデアの爆発に火をつける
第8章 爆発をわがものにする
第III部 交差的アイデアを形にする
第9章 失敗を乗り越えて実行せよ
第10章 決してひるまず、成功へと前進する
第11章 既存のネットワークから飛び出す
第12章 ネットワークからの脱却
第13章 リスクを引き受け、不安に打ち克つ
第14章 公平な目でリスクを測る
第15章 交差点に踏み込め
![]() | メディチ・インパクト フランス・ヨハンソン 幾島 幸子 ランダムハウス講談社 2005-11-26 by G-Tools |
「SSKセミナー 個人情報発信の潮流が加速する」でパネルディスカッションの司会をさせていただきました。
なんと、シックスアパートの関さん、ネタフルのコグレさん、ビーコンの渡辺さんという豪華なメンバーの講演も全部聞かせていただいた上に、直接質問までさせてもらえて実に幸せでした。
それにしても印象に残ったのは、渡辺さんのDRIPメソッド(スライドがブログで公開されてます)。
自分でメソッドを作ってしまったというのだからすごいです、おまけにカッコイイし。
という話をコグレさんとも講演後にお茶しながら話してたんですが。
早速、コグレさんはネタフルメソッドを発表したようですね。
二人ともすごいっす。
先日、web2.0企業に見るビジネスモデルとワークスタイルなんて記事で、米国のWeb2.0企業をまとめてみましたが、サービスをリサーチする過程で強く印象に残っていることがあります。
それが各Web2.0企業の従業員の少なさ。
大体の企業が数人で運営されていて、結構会社員や学生が本業の傍ら片手間に作っているものも多くあります。
最近始まったばかりのWebサービスだし、ほとんどのサービスはそれほど儲かってないんだから当然だろ、というのもありますし、どんな会社も最初は数人から始まるんだから、今だけの現象なのかもしれませんが。
振り返って日本の場合を考えてみても、百式+checkpadの田口さんをはじめ、サイドフィードの赤松さんや、グルコースの安達さん大向さんなど、少人数で面白いサービスを提供している会社は結構増えてきている気がします。
そんなことを考えていて改めて感じたのが、最近身の回りにも独立している人が増えている事実。
FPNがらみの人だけを見てみても、CNETブログで有名な渡辺さんが10月に独立したのをはじめ、「シゴタノ!」の大橋さんはもともと独立しているし、「キャリアコンサルタントのひとりごと」の金岡さん、「ちょーちょーちょーいい感じ」の保田さんと、独立する人が相次いでいて、徳力もそのうち独立するらしいなんて根も葉も無い噂もたつ始末(これは本当に根も葉もありません(笑))。
まぁ、ブログのお陰で、たまたま自分がそういう人と知り合えるようになっただけなのかもしれないし、ブログを通じてそういう人の活動が良く見えるようになっただけかもしれませんが。
何となく、一つの時代の動きのようなものを感じてしまいます。
そういえば、Web2.0がらみの話をしているときに、渡辺さんとかと笑い話で「ワークスタイル2.0」なんて話になりましたが、結局そういうことかもしれないですね。
これまではコミュニケーションコストや情報コストなんかを考えると、企業が巨大な組織として存在すること自体に大きなメリットがあったわけですが。
インターネットがWeb2.0的な個人でも情報の発信が可能になって、個人個人がより直接つながりやすくなってしまえば、大企業のような組織と個人のシステム上の差というのがどんどん薄くなってきているのを感じます。
特に、最近の独立というのは弁護士・会計士とか、大企業の仕事をそのまま持って独立するパターンとはちょっと違ってて、会社の属性や仕事の定義が「タグ」的ですし、事業のやり方も下請け的な一方向ではなく、時には自らサービスや事業も開始する双方向なスタイル。
インターネットを通じて情報発信やコミュニケーションが適切に行えれば、規模は小さくとも大企業に対してそれほどハンデはなくなっているということなんでしょうか。
どうしても個人が独立というと、一般的には非常にリスクが高い行為に捉えられがちですが、逆に変化に対する柔軟性という意味では、個人企業の方が事業変更など柔軟に対応できますから、大企業の方がリスクが高いシチュエーションも増えてくるのかもしれません。
当然、この話って独立する人だけの話じゃなくて、普通に大企業の中で働いてる人にも関係ある話になってくるはずです。
これまでも企業の看板だけでなく、個人名で仕事をしている人って言うのは当然たくさんいたと思いますが、今後そういう人が、ネットを通じて可視化されることでもっと増えてくるかもしれませんし。
そもそも、個人で独立している側と、大企業の中の人間は、対立関係というよりも、お互いに補完関係になるような気もします。企業側は独立している側を、アウトソーシング先の選択肢として頼るケースもあるでしょうし、独立してる側は企業から仕事をもらえるし。
もちろん、この手の話ってWeb2.0とかインターネットとかのおかげだけでは無いんでしょうし、ワークスタイル2.0と定義する以前にSOHOとかインディペンデントコントラクターとかいろんな言葉がありますけど、一つの変化のの流れが生まれているのは実感として感じます。
そういえば自分が今の会社に入ったのも、P2Pという個人が中心になるコンセプトだとか、個人でも企業並みの情報共有ができるツールとかに惹かれたからだったなぁと、あらためて思い出しました。
振り返ると、自分が未だにブログを、個人のブログと会社のブログをきっちり分けて別運用したりと、どちらかというとワークスタイル1.0な人間なのに気づいてしまうわけですが・・・・
株式市場を襲ったライブドアショック--新興企業が軒並み安 - CNET Japanを読んで。
残念ながら、昨日予想した以上にライブドアの証券取引法違反疑惑は、株式市場に大きなライブドアショックを引起してしまいましたね。
CNETの記事によると、IT・インターネット銘柄の平均騰落率はほとんど10%近くの大幅安。
掲載されている17日の動向表は痛々しい限りです。
まぁ、2005年の「IT・インターネット関連株の平均騰落率は83%の上昇」なんて記事もあったように、ここしばらくは過熱気味でしたから、これぐらいは下がって当然の感もありますが。
昨日のNHKのフライング報道といい、テレビや新聞などマスメディアは一斉にライブドアバッシングが開始された印象。
何だかすでに「逮捕」だとか「錬金術」だとか、一部では違法性が確定したような形で報道がされていたりもしますし、ちょっと過熱気味。
ライブドア株には2億株以上の売りが殺到してるそうですし、未だに捜索の目的がどこまでなのか良く分からない状態が続いていますから、しばらく事態は落ち着きそうにありませんね。
そんな中、ブログ界隈を回ると、結構幅広い視点で見ている人や、濃い情報を書いている人が多くいますので、面白かったものをクリッピングしてみました。
・極東ブログ: ライブドア家宅捜索、お好みの陰謀論メニューを
「ライブドアの家宅捜索だが、問題はなぜ当局がこれほど華やいだショーを演出したのかという意図にある。その華やぎの分だけ陰謀論を誘うのはさけがたい。いくつかメニューをご披露しよう。」
・404 Blog Not Found:風説の流布
「気になるのは、マスメディアの「中の人々」だ。電話で「逮捕」という言葉を使ってしまい、しかもその事を私に指摘されるまで気がつかない人もいれば、「ライブドアマーケティング」と「マネーライフ」の関係を、「ライブドア」と「ライブドアマーケティング」と勘違いしていた人までいた。」
・ガ島通信 - 捜索前なのに「ライブドアを強制捜査」NHKは誤報と認めず
「東京地検特捜部に関係する報道は、マスコミ内部では「あることないこと」どころか「ないこと、ないこと」を書いているという人もいるほどです。特捜部はマスコミを使った世論誘導を行い、劇場捜査を行っている(例えば、特捜部は近くで整列して家宅捜索に入る。あれは、マスコミを利用した国民向けのパフォーマンス)との疑いが指摘されています。」
・双風亭日乗 - みなさん、今日はちゃんとニュースを見ましょう!
「「このタイミングでライブドアを強制捜査するかよ、おい?」とか「耐震偽造問題と伊藤議員との関係があきらかにさせない力が働いているのか」などと素朴な疑問が生じます。」
・小林雅のBlog: ライブドア問題
「株式交換は株主総会の特別決議が必要です。 特別決議とは3分の2以上の賛成が必要です。我々の株式交換やキャッシュでの取引を経験していますが、どのように利用されるか実際の現場の話を書きたいと思います。」
・ちょーちょーちょーいい感じ ライブドアへの強制捜査(1) (2)
「ただ、「これらの材料だけで地検特捜部による強制捜査ってちょっと大げさよね」というのが私の個人的な感想。もちろん法律の専門家じゃないですが、おそらく同じような感想を持った人、多いと思います。
「じゃあ、もっと大きなネタを特捜部は持っているに違いない!それはいったい何なんだ!?」
ということで色めき立っているのが今夜の状況って、感じですかね。」
・isologue ライブドアの株式交換取引(第9期)
「今回、検察が問題にしているのは平成16年の取引であり1年以上も経っているわけですから、もし開示されている資料から明らかに違法だったら、とっくに問題になっていたはず。また、今回発表されている容疑も、「悪いこと」なのは確かですが、これだけで東京地検特捜部が強制捜査するほどのことなのか知らん?という気もしますよね。」
・ホリエモンよりアニメが大事
ちょっと笑ってしまいました。
それにしても、ニュースの翌日に、会計専門の方やVC、メディアの方からライブドア出身の方まで、これだけいろんな視点の情報が(ネタも含めて)読めるなんて良い時代になったものですね。
なんと、ライブドア騒動のニュースサイトの一連記事をまとめているサイトまで登場してますから、頭が下がります。
ついでに自分のコメントも書いておくと。
個人的に、ここで気になるのは、果たして今回のライブドアショックは後から振り返って、どれだけのインパクトを持つ出来事になるのかという点です。
おおげさかもしれませんが、どうしてもオーバーラップしてしまうのは、ITバブル時代の光通信騒動。
光通信の重田社長も当時、史上最年少の31歳で株式を店頭公開し、時価総額は7兆を超え、「フォーブス」に紹介されたりと、ソフトバンクの孫社長と並ぶ時代の寵児になりましたが、2000年に携帯電話の「寝かせ」疑惑が発覚して一転マスコミに袋叩きにあいました。
当時の詳細については、Hotwiredの佐々木さんの記事が詳しいですが、佐々木さんも書いているように、「光通信のこの騒動が、バブル崩壊の引き金になった」というのは良く言われる話です。
最近、一本調子で上昇を続け、バブル的な雰囲気も出てきたという人も増えてきた最近の証券市場ですが、これで腰が折れたら、今回のライブドアショックは光通信騒動の二の舞として記憶されることになってしまいそうな気もしてします。
(まぁ、今回はITバブルほどバブル的ではないという説もあるので微妙ですが・・・)
おまけに一般の人の間からは、今回のライブドア騒動を見て「ネット企業なんて皆一緒でしょ」みたいな反応も出てきてしまってますから、ネット業界の片隅で生きている人間としては、適度なところで落ち着いてほしいところですが・・・
はたしてどうなることやら、しばらくは目を話せそうにありません。
ライブドア、M&Aに絡む風説の流布の疑いで強制捜査へ - CNET Japanを読んで。
さすがにこのニュースにはびっくりしましたね。
NHKの報道をきっかけとして、ニュースサイトの記述が二転三転したのには少し笑ってしまいましたが、最終的には報道がフライングで、後追いで強制捜査が実行されるという不思議な形になりました。
これをきっかけとして、各メディアは堀江社長や広報担当など、ライブドア関係者が出演している番組の差し替えを決めているようですし、ニュース番組は一斉にライブドアバッシングを開始。
これまで視聴率を稼がせてもらったのも綺麗に忘れて、しばらくはこの流れになりそうな気配。というか、これでまた視聴率が稼げるんですかね。
なんでも、今回の事件が政局にまで発展するんじゃないかなんて話もあるみたいですから、また経済面も政治面も社会面も全部ひっくるめてもりあがるお祭り騒ぎになりそうです。
(ちなみに、メディア企業の買収騒ぎの時には、各企業のメディアはほとんど自社のニュースを取り上げなかった記憶がありますが、今回の件についてはライブドアニュースの気になるトピックスに「ライブドア、証券法違反か?」を自ら堂々と掲載しているのにはちょっと感心(?)してしまいましたが。)
まだ詳細は良く分からないので、果たして今回の強制捜査が、日本的には少しやりすぎの感があったライブドアに対する出る杭は何とやら、なのか、自業自得なのかはどうもまだ良く分かりませんが。
果たして今回のが入り口なのか、もっと幅広い範囲まで対象が広がるのか。
isologueで磯崎さんが書いているように東京地検特捜部が動いたからには何らかの確証があるはずで、しばらくは目の離せない展開になりそうです。
これで個人的に気になるのは今回の事件が、どれぐらい株式市場に影響を与えるのかという点。
もちろんライブドアの時価総額からすれば市場に与える影響は軽微なんですが、正直、株式市場はここのところかなり早いペースで上がってきてましたから、今回の出来事がきっかけに調整する可能性は十分あります。
(なくてもそろそろ調整しそうなタイミングですし)
その調整がもし大きかったら、間違いなく株式ニュースの見出しは「ライブドアショック」というところでしょうか。
野球界、メディア産業、政界と次々にライブドアショック、ホリエモンショックを引き起こしてきたライブドアですが、できれば株式市場は勘弁してほしいものです・・・
(まぁ、もし影響がたいしたこと無ければ良い買いのタイミングになるわけですが。)
メールだ中心だった頃からネットマーケティングの第一人者であるカレンの四家さんが書いたブログマーケティングの本。
(ブログが盛り上がってきて、ブログコンサル系の人が一気に増えた気がしますが、やはりネットマーケティングの分野で、この人に勝てる人はそうそういないでしょうね。)
本の内容も、「図解」だけに基本的には初心者でも分かりやすく書かれているのですが、随所に四家さんならではのトピック満載です。
これから会社でブログを使ったマーケティングを考えている人には最適の本だと思います。
【読書メモ】
■従来のWebサイトとブログの表現方法の違い
・従来のWebサイトは印刷物のメタファ=公式情報
客観性、網羅性、正確性、インタラクティブな表現、プル・ワンタイム(アクセスが持続しない)
・ブログは個人の語り口
主観的、一点突破的、親近感、感情に働きかける、擬似的な商談、企業と消費者の距離を縮める、「気づき」や「ヒント」を得る
■好かれるメルマガの4要素
第1要素:コンテンツ構成力
第2要素:親しみ・ぬくもり (親しみと馴れ馴れしさは紙一重)
第3要素:情報力
第4要素:インタラクティブ
■ブログマーケティングの分類
・メッセージング型
自社商品の販売促進を目的として、企業が顧客・見込み客に対して情報発信を行い、商品理解から共感形成の促進を目指す
・コミュニティ型
コミュニティへの消費者参加を主とする
・スタンドアロン:読者みんなで盛り上がれる話題を記事の題材として出し、参加してもらう
・グループブログ:複数の消費者をライターとして募り、グループにより運営される
・ブログホスティング:消費者一人一人にブログのアカウントを付与し、ライターとしてテーマに沿ったブログを自由に書いてもらう
・ブランデッド・エンターテイメント型
映画・テレビ番組・演劇など、エンターテイメントコンテンツを利用して、企業が自社・自社商品のブランド訴求を行う手法
■カレンの7W1H
Why 発信者が情報を発信する意図・目的
Whom ターゲット
Who モデレータの設定
When 情報発信のタイミング
What 情報の内容、シナリオにおける「題材」
Where(1) 集客する「場所」または情報発信前の「意識」
Where(2) ブログの次に誘導する「場所」または情報発信後の「意識」
How 手法
目次
Chapter1 ブログマーケティングとは何か
1-1 風に吹かれる豆腐屋がいた
Chapter2 ブログはマーケティングツールだ
2-1 急増するブログマーケティング
2-2 記事の追加・更新が容易
2-3 Push的な仕掛けがある
2-4 正しいXHTMLで記述することができる
2-5 使いやすいコミュニティエンジン
2-6 個人の語り口による親近感の表現ができる
2-7 ブログになにが期待できるか
Chapter3 ブログマーケティングの様々な手法
3-1 ブログマーケティングの分類
3-2 メッセージング型ブログ
3-3 コミュニティ型ブログ
3-4 ブランデッド・エンターテインメント型ブログ
3-5 リッチコンテンツの活用
Chapter4 実践!ブログマーケティング
4-1 7W1Hから考えるブログマーケティング
4-2 Why 目的と評価指標
4-3 Whom ターゲット設定
4-4 Who モデレータ/ライター設定
4-5 What シナリオ設定 ネタの抽出
4-6 When シナリオ設定
4-7 How デザイン
4-8 How その他の準備
4-9 Where アクセスアップ施策
4-10 How ライティングの実際
4-11 How コメント、トラックバックへの対応
4-12 How ブログ活性化施策
4-13 How ログ解析
4-14 Where ブログから次の施策へ
4-15 How 終わり方
Appendix 特別対談 157
四家×織田:ブログマーケティングの未来
![]() | 図解 ブログ・マーケティング 四家 正紀 株式会社カレン 翔泳社 2005-11-22 by G-Tools |
| サービス名 | 利用料 | 広告 | 備考 |
| Flickr | 無料(有料有) | 無い? | Yahoo!が買収 |
| BitTorrent | 無料 | 無い | |
| Wikipedia | 無料 | 無い | 寄付で運営? |
| upcoming.org | 無料 | 無い? | Yahoo!が買収 |
| Eventful(EVDB) | 無料 | Adsense | |
| Zvents | 無料 | Adsense | |
| del.icio.us | 無料 | 無い? | Yahoo!が買収 |
| digg | 無料 | Adsense | |
| memeorandum | 無料 | 無い? | |
| writely | 無料(有料化予定) | 無い | |
| voo2do | 無料 | 無い | 寄付で運営? |
| Remember the Milk | 無料 | 無い | |
| Openomy | 無料(有料化予定) | 無い | |
| CalenderHub | 無料 | 無い | |
| kiko | 無料 | 無い | |
| Basecamp | 無料(有料有) | 無い | |
| Central Desktop | 有料(試用可) | 無い |
ウェブ・ベースの起業に必要な主なコストは、メシ代とレンタル代だ。
つまり起業のコストは、怠けているときと大差ないってことだ。
ラーメンをすすって生活する覚悟があれば、たぶん100万円程度の資金で起業できるだろう。
ベンチャー企業が利益を上げる前に、大企業が買収をすることはよくある。
そんな場合は、明らかに利益が目当てじゃない。
開発チームと、それまでに作ったソフトウェアが欲しいだけだ。
もしベンチャー企業が半年で2~3億円で買収されれば、雇われたときのボーナスよりもずっと多いだろう。
この種のことはますます起こるし、その方が皆にとって良いだろうと思う。
グーグルを中心とするインターネット業界、サーチ・メディアの今後を考えるのに非常に示唆に富んでいる本です。
ネット業界の人は必読ですね。
歴史書という感もあるので、書籍メモとしてはまとめずらいのですが。
特に印象に残ったのはグーグルも必ずしも創業当初から確固としたビジネスモデルがあったわけでは無い点。
競合環境やタイミング、運も重要な要素であることを改めて感じてしまいます。
【読書メモ】
・ポータルはめったに変更されないらしい
「総じて検索者はホームに固執し、85%がまずマイクロソフト、ヤフー、グーグル、AOLの4大ポータルを使う。そしていったん、一つのポータルで始めると、いつまでもそれから離れない」
・複数の企業がグーグルになれるチャンスを持っていたかもしれないこと。
特にアルタビスタとゴートゥー・ドットコムのくだりはいろいろ考えさせられる。
・アルタビスタ (ルイ・モニエ)
「言ってみればそれは当時のグーグルだった。
おそらく1996年にはアルタビスタは、ウェブ上でベストの一番好まれるブランドだった。そして検索について現在進行形の発明や新たなチャン数を予感させた。」
・ゴートゥー・ドットコム(ビル・グロス)
「ビル・グロスがその主張を放棄せず、その豪胆な姿勢を貫き通せていたら、グーグルは存在しなかったかもしれない。」
・これまでのグーグルにも課題はあったし、今後のグーグルにも当然いろいろな課題があること
・サーチエコノミーとの距離感「グーグルは与え、そしてグーグルは奪い取る」
・プライバシー問題「邪悪にならない」
・サーチということの価値と可能性
・「意志を持ち、考える検索エンジン」
・「横串検索と特定のドメイン」
・「ウェブの時間軸」
・「かって先人たちが石に物語を刻んだように、現代のわたしたちは、グーグルなどのインデックスに、永遠に生き続けるのではないか」
目次
第1章 意志あるデータベース
第2章 検索のイロハ~五つのW、ひとつのH
第3章 グーグル以前の検索
第4章 グーグル誕生
第5章 一回五セントで一〇億ドル~インターネットが産んだ金の卵
第6章 グーグル二〇〇〇~二〇〇四~五年で三〇億ドル企業へ
第7章 サーチ・エコノミー
第8章 検索とプライバシー
第9章 グーグル、満を持して上場
第10章 グーグルの今日と明日
第11章 完全なる検索
エピローグ
![]() | ザ・サーチ グーグルが世界を変えた ジョン・バッテル 中谷 和男 日経BP社 2005-11-17 by G-Tools |
年末特集:ブロガーたちが選んだ2005年最注目記事を一挙公開! - CNET Japanを読んで。
米国で開催されたCES関連のレポートがIT系メディアを賑わしてますね。
どのネタをブログに書こうかと悩みながら目を通していたのですが、全然関係無い視点から何となく気になったのが記事のタイトル一覧。
例えばCNETのトップページがこんな感じ。
・グーグルのL・ペイジ、CESで基調講演--ロボットカーやR・ウィリアムズも登場
・ヤフーのCES基調講演、トム・クルーズも登場し「Yahoo Go TV」などをデモ
・Windows Meta File関連で新たな脆弱性--DoS攻撃を誘発
・マイクロソフト、新種のWindowsバグの駆逐へ--WMF脆弱性を受け
・アドビ、新画像処理ソフト「Lightroom」を公開--アップル「Aperture」に対抗
・ゲイツとバルマー、Xbox 360を語る
・アップルの影響力、CESでも至るところに
なんとまぁ、ヘッドラインのメインは全部、グーグル、ヤフー、マイクロソフト、アップル関連の記事です。
もちろん、CNETに海外記事が多いこともありますし、CESのタイミングですし、企業規模を考えれば珍しいことでは無いのでしょうが、ふと右側にあるブロガー注目記事ランキングを見ると、これまた10個中7個が上記4社の記事。
冒頭で紹介しCNETの記事でも、アップル、グーグル、ヤフーが話題の中心だったと書かれていますし、実際、自分のブログを振り返ってみても同じような傾向が見られますから、この4社がいかに話題に事欠かない企業かということでもあるのでしょう。
でも、やっぱりちょっと寂しくなってしまうのは私だけでしょうか。
ブロードバンド環境から見れば、日本のほうが米国よりも充実しているはずなのに、やはり動画配信サービスは米国先行で始まりそうですし。
相変わらず、CESのようなイベントでは、ほとんど日本企業の記事を見ることはないですし。
別に、一インターネット利用者としては、米国発だろうが、日本発だろうが、自分が便利になれば構わないのですが。
あいもかわらない日本の周回遅れ感に、やっぱりちょっと寂しさを感じてしまう今日この頃です。
業界に与える影響を考えると、当然主力4グループの動向からは相変わらず目を離せないのですが、今年はもう少し意識して日本企業についてもウォッチしようかなと、改めて思った一日でした。
オーバーチュア、「All About」にコンテンツ連動型広告を表示開始 - CNET Japanを読んで。
All Aboutのコンテンツマッチ広告が、GoogleからOvertureに切り替えを行ったようです。
広告出稿先の陣取り合戦という意味では、以前にもAmazonの検索広告をOvertureが取ったりという話もあったりしますから、その手のニュースは別に新しくも無いのですが。
何と言ってもAll Aboutは、Impress Watchと並んでGoogle Adsenseが2003年12月に日本にテスト導入を行った際に提携した最初のパートナーサイト。
象徴的な存在という意味では、Overtureとしても一本取ったというところでしょうか。
まぁ、そうはいってもAll AboutはそもそもYahooグループですから、YahooグループのOvertureが取って当たり前。
今後の焦点は、果たして今回のOvertureのAll Aboutへのコンテンツマッチ広告提供が、Google Adsenseの時と同様、個人向けコンテンツマッチ広告サービス提供につながるかどうかという点でしょう。
日本では個人向けコンテンツマッチ広告サービスが無いために、どうしてもOvertureは影が薄くなってしまいがちですが、メディア・パブの記事なんかを見る限りでは、既にYPNという名称でサービスが開始されている米国ではYahooはGoogle Adsebseに対して互角の熾烈な戦いを繰り広げているようです。
(メディア・パブで紹介されていたGoogle AdsenseとYPNの比較記事はこちら)
特に最近徐々に問題が表面化しているのが、国内のGoogle Adsense独占による弊害。
昨年末に、404 Blog Not Foundの「AdSense破棄キター」とか、たつをの ChangeLogの「アドセンス狩りの被害が減らないわけ」という記事なんかで話題を呼びましたが、どうやら現在のGoogle Adsenseは不正行為があるとそれでアカウントが破棄され、理由も教えてもらえないまま復旧不可能になるようです。
十分お金持ちのDanさんは別としても、最近は、Google Adsenseの収入を頼りにしている人も増えていますから、そういう人にとっては結構、死活問題ですよね。
話を聞いている限りはまるでクレジットカードの審査のようですが、たつをさんが書いているように代替サービスが無いというのが問題に拍車をかけているようです。
なんでも先日、通販系サイトの方に聞いた話だと、その方は毎日Adsenseのアカウントをチェックして、怪しいクリックがあったら自らGoogleに自己申告することで、難を逃れているそうです。
まぁ、言わずにいて破棄されたら復帰不可能になるんですから、現状はそうするしかないということでしょうか。
もちろん、国内にもRSS広告やBlog Clickなど、類似のコンテンツマッチ広告はあるものの、広告の絶対数が少なかったり個人で申し込めなかったりするようですから、やはり個人ブログ側としてはOvertureにも早く参入してもらって健全な競争が始まってほしいと思ってしまいますね。
まぁ、Yahooグループ内のビジネス的なバッティングとかもあるでしょうから、まだ時間はかかるかもしれませんし、始まったら始まったで今度はマッチングの精度とか実収入比較とかややこしい話は増えてくるのかもしれませんから、何も考えずにGoogle Adsenseを貼ってる方が楽かもしれませんが・・・
CNETで「オピニオンリーダーによる2006年展望」という企画が組まれてます。
どの記事も興味深いのですが、個人的に注目したのはインフォテリアの江島さんの「 アテンション・エコノミーの本格化 」という記事。
アテンションエコノミーという言葉は、昨年の中ごろにアットマーク・アイティの樋口さんのブログ経由で知ってからずっと気になっている言葉です。
(この記事については、昨年末にPDFファイルバージョンが公開されています。必見です。)
言葉の定義や詳細は江島さ