Home > Archives > 2006年5月 Archive

2006年5月 Archive

ダ・ヴィンチ・コード(上)Sankei Web ダ・ヴィンチ・コード 騒動も商機を読んで。

 映画「ダヴィンチコード」が好調なスタートを切っているようです。

 6000万部売れた本が原作だから、話題になって当然といえば当然なんですが、やはりそれ以上に大きかったのは事前の騒動でしょう。

 カトリック教徒によるボイコット運動をはじめ、上映を禁止する国や観賞に年齢制限をつける国が出てきたりと、これほど公開前に一般紙で記事になる映画というのはスターウォーズぐらいじゃないかという気もします。
 批判されればされるほど、それがきっかけで話題になり無料で世界に宣伝してもらえたことになります。

 もちろん批判された分、その批判が理解できる人には映画を見ない理由になるんでしょうが。
 それ以外の方には認知度をあげるための話題として作用したというところでしょうか。


 ちなみに、日経産業新聞によると、「ソニーは制作の早い段階で米国の危機管理会社やキリスト教市場に強いマーケティング会社と契約し注意深く作品を宣伝」してきたそうです。
 実際、宗教問題というのはちょっと取り扱い方を間違えれば非常に大きな問題になるナイーブな問題ですから、当然といえば当然。

 その努力の結果、興行収入も好調で、今となっては上手いことやったという感じですが、担当者の人たちの苦労は並大抵ではなかったことと容易に想像できます。

 まぁ、そういう意味では、興行収入がスターウォーズ エピソード3に次ぐ史上2位の売り上げを上げたというのも、担当者の人たちの長い期間の努力の結果で、当然といってもいいのかもしれません。


 あと、個人的に注目したのが、下記の部分
「専用ホームページを開設し、宗教学者の意見を載せたりキリスト教に関する自由な討論の場を提供したりして異見や批判を積極的に吸収した。」
 
 どのサイトのことなのか分からなかったので、詳細は確認できていないのですが、一般的にこういう炎上の元となるようなネタはこれまでであれば、燃えないようにふたをしていただろうところを、あえて自社でホームページを開設し、積極的に批判を吸収したというのは注目です。

 ソニーというと、ウォークマンブログの炎上が記憶に新しいところではあるのですが、少なくとも今回のダヴィンチコードにおいては、炎上の力を上手く活用したと言っても良いのではないでしょうか。

 あえて炎上をいとわずに問題提起をし、批判や反論を吸収して、ギリギリのところで話題づくりをするという手法は、これからのネット社会でも一つの技になりそうな気もします。


 ちなみに、私個人はダヴィンチコードは昨年の早い時期に読んで、それに影響されてフランス・イギリス旅行に行ってしまったぐらいのミーハーなんですが。
 本を読んだ人にもこの映画はお勧めできると思います。

 何と言っても、映画を見て改めて感じるのは映像の力。
 本を読んでいるときには絵の構図とかなかなか想像できないものが、映画だとパッと一瞬で理解できますし。
(自分が本を読んだときに勝手に勘違いしていたシーンがいくつもありました)

 ただ、映画だけだとさすがに2時間半に、あの分厚い2冊の本は納まりきっていない感じもしたので、本を読んでない方は速い展開についていくのが辛いかもしれません。

 ということで、本を読んでから映画を見るのがお勧めです。

ダ・ヴィンチ・コード(上)ダ・ヴィンチ・コード(上)
ダン・ブラウン 越前 敏弥


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

グリナで、アミノ酸の力を再確認

gurina.gif ONEDARI BOYSの企画でグリナをいただきました

 実は個人的には、飲食物にあまり執着が無いので、数々の飲食系ONEDARIに参加してこなかった経緯があったのですが、今回のグリナはちょっと違います。
 なんといっても、商品のサブタイトルが「あなたのおやすみをサポート」。

 実は最近、どうも寝た気がしなかったり、休んでも疲れが取れない気がするんです。
 そんなやむをえない(?)事情もあって、グリナを喜んでONEDARIさせて頂きました。


 さて、グリナとは、味の素が販売している健康基盤食品なんですが、何でもアミノ酸「グリシン」が入っているとかで、グリナという名前になったそうです。
 アミノ酸って今いろんな飲み物とかにも入ってるやつですが、いろんな効果があるそうで、味の素の研究によるとこの「グリシン」には睡眠の質を改善する効果があることが分かったそうです。

 「睡眠の質を改善」って良い響きですよね。
 グリシンの実験についての詳細はこちらのウェブサイトなんかに詳しいですが、グリシンを摂取したことによって「朝の目覚めがスッキリ」で、「疲労感が軽減」され、「すみやかに自然な深い眠り」につけることが分かったそうです。


 まぁ、百聞は一見にしかず、この手のものは試してみるにかぎるわけですが、実際に私もここしばらく飲んでみたのですが、確かに効きます。
 朝の自然に目が覚める時間が明らかに早くなるんですよね。

 あまりに効くので、早く床につけたときには6時代に目が覚めてしまって驚いたぐらい。
 ついつい遅くなってしまって、睡眠時間が足りない、なんてときに非常に有効です。
(私はあまりなりませんでしたが、他の人は夕方に反動で眠くなるなんて人もいたみたいです。)

 アミノ酸にこんな効果があったなんて驚きですね。
 何でも薬事法の関係化何かで味の素さんのウェブサイトにはあまりはっきりと効果が書いてないんですが、明らかにこれは睡眠不足で困っている人にお勧めのクスリですね。

 ちなみに、クスリじゃなく健康基盤食品というだけあって、味もグレープフルーツ味で飲みやすいです。
 オンラインで購入できるそうなので、毎日ブログの読みすぎ、書きすぎで睡眠不足という方は是非どうぞ。


【関連記事】
グリナとは (Modern Syntax)
睡眠をサポートする「グリナ」

革命メディア ブログの正体 ブログやFlickrなど、最新サービスの伝道者として有名なあの伊藤譲一氏が本を出したと聞いたので、早速買ってみました。
 伊藤譲一さんにお会いしたことは無いんですが、今の会社に来た初期のころに、飲み会で御手洗さんに伊藤譲一さんがしていたという「素人が作り出した無料のコンテンツの可能性」の話をしてもらい、大いに刺激を受けたという経緯があります。

 ただ、書籍を買ってから気づいたんですが、著者に名前が連なっている伊藤さんとTechnorati創業者の執筆部分は2章だけで残りはデジタルガレージチームによる共著。
 さらに副題でテクノラティの名前が出ているように、どちらかというとテクノラティを中心としたブログの世界観本という方が正しいようです。
(買う前に気づけという話ではあるんですが) 

 個人的に本を読んで印象に残ったのはやはり伊藤譲一さん執筆の第一章の部分。
 ブログやWeb2.0のような最近のインターネットの盛り上がりというのが、どういうことを背景にしているのかという点を整理して理解することができます。

 特に興味深いのは今のWeb2.0は初期のインターネットのころに理想とされていた本来のインターネットに戻ってきているという視点。
 もともとはインターネットはオープンなものだったのに、インターネットバブルの時にIT関連企業が大企業化したことでインターネットのイメージが本来と違うものになってしまっただけ、現在はもともとの思想に戻ってきているという指摘はなかなか興味深いものが有ります。
 最近、インターネットバブル前に書かれたレポートとかを読んでも、古い感じがしないのはそういうことかもしれません。

Continue reading

[mi]みたいもん!!: mixiミュージックでいよいよはっきりした、笠原さんは何にも迷ってない。を読んで。

 先日のmixiミュージックの開始は、なかなかインパクトがありましたね。
 ニュースの追加によるサイトデザインの変更の頃は、結構コアユーザーの反発もあって、どうなることかと思いましたが、ちゃんとその後デザインのカスタマイズができる機能も実装しているあたりも、実にポイント高いです。

 最近、mixiがそれほど真新しくなってきたせいもあり、mixiに飽きたとか、mixiはビジネスモデルが古いとかという批判も増えてきたように思いますが、個人的にはいしたにさんが書いてるように、今のmixiはそれこそ何の迷いも無く、ただひたすら成長の道を歩んでいるようにしか見えません。

 おそらく、この議論のポイントになるのがmixiをどういう視点で見るかということでしょう。
 一般的なビジネス視点で見る人からすると、mixiの利用者層とかオンライン率の高さとか、今のポジションとかから、もっといろいろやれることあるのに何でやらないんだという指摘も出てくるはずです。
 実際、個人的にも、もし自分がmixiの社員だったらやってみたいことが山のように思いつきます。
 ただ、そういう視点はある意味mixiのエネルギーの源が何であるかを見誤っているのかもと最近思えてきました。


 mixiのエネルギー、それはまさに「おしゃべり」だと思います。

 しかも、ブログのように姿かたちの見えない人に街頭で叫んでいるような、スピーカー型の演説とか独り言じゃなくて。
 知っている人が周りにいるのが確実に分かっている状態でのおしゃべり。
 文字通り相手の顔が見えるおしゃべり。

 いしたにさんも、笠原さんの「とにかくPVを稼げるサービスを作りたかった」という台詞を引用していますが、ページビューベースのビジネスにおいては、おしゃべりというのは実に強力なサービスです。

 実際、ヤフーでもヤフーメールが全体のページビューに占める割合は15%近くあったと記憶してますし、ヤフーメールを使っている人にはヤフーをブラウザのホームページにするための一つの大きな理由となり、重要なツールの役割を果たしています。

 おしゃべりのプラットフォームというのは、利用者の最初の入り口にもなれるわけです。


 もちろん単純におしゃべりをするならメッセンジャーや電話の方が良いかもしれませんが、mixiが提供しているのはそういうリアルタイムで半強制的なコミュニケーションじゃなくて、メールと同じ非同期のゆったりしたコミュニケーション。
 日記を書けば誰かとおしゃべりできるかもしれないし、コミュニティにいけば誰かとおしゃべりできるかもしれないし、ニュースがきっかけにおしゃべりが始まるかもしれないし、音楽がきっかけでおしゃべりが始まるかもしれないし。

 一つ一つのおしゃべりにはビジネス的価値はほとんど無いかもしれませんが。
 笠原さんが以前から言っているように、mixiがメールに次ぐ新たなコミュニケーションのプラットフォームになれれば、それこそがmixiの存在意義になるわけで、それって真剣に凄いことです。


 もちろん、おしゃべりの場だけじゃなくてもっといろんなことができればビジネスとしては儲かるかもしれませんが、現在のmixiの最重要課題は何と言っても急増する利用者をいかにさばいて安定してシステムを動作させるかという点。
 そのあたりは、湯川さんの笠原さんインタビューでもはっきり書かれています。

 何しろ、おしゃべりの場で気軽におしゃべりができなくなったら、それはおしゃべりの場ではないわけで。
 いくら便利な機能がいっぱいあったとしても、利用者はみんな逃げてしまうでしょう。

 甲斐さんが書いているように、mixiミュージックについては「サービス自体はLast.fmであり音ログであってそこまで目新しいものではないけど、日本で最もアクティブなユーザーを抱えるmixiで始まったのが大きい」わけで、mixiがおしゃべりの中心にいるからこそ、同じような音楽連携サービスでも利用者の盛り上がりがまったく違うわけだと思います。

 そういう意味でも、今はとにかく安定稼動に注力して利用者のインフラになるための努力を日々続けることが重要なわけで、新サービスはあくまでおしゃべりのネタ提供というところでしょうか。
 いろんな手段で儲けるのはその先でも十分間に合いそうな感じです。


 Eメールにおける最近のスパムメールの増え方を考えると、大事なメッセージはmixiで送るという未来が来てもおかしくない感じもしますから、以前書いたようなmixi会員3000万人という未来があっても不思議ではなくなってきた気がします。

 もし、mixiに死角があるとしたら、クローズドなパソコン通信のニフティのフォーラムが、オープンなインターネットの登場によって勢いを失ったように、クローズドなままのmixiがオープンなおしゃべりサービスによって勢いを失うかも、というぐらいの感じでしょうか・・・?

 なんにしても、今後のmixiの動向からやっぱり目が離せそうにありません。

 (甲斐先生、こんな感じで良いでしょうか?)

livedoor ニュース - 鳥越俊太郎氏、初代編集長にを読んで。

 あの鳥越俊太郎氏がオーマイニュース日本版の編集長に就任するようです。

 オーマイニュースについては、ソフトバンクの資本参加が決まってから編集長が誰になるか注目していたのですが、結構驚きのニュースですね。
  
 人によっては鳥越さんにネットのことなんて分かるのかといぶかる向きもあるかもしれませんが、韓国のオーマイニュース自体が自称ネット音痴だった呉連鎬代表によってスタートしていますから、そこはあまり呉連鎬代表も気にしていないようです。

 特に個人的にはオーマイニュースはとかく「韓国の」という枕詞がつくのが一つの課題だと思っていましたから、知名度の高い鳥越さんを持ってくることで「鳥越俊太郎の」ニュースサイトというイメージを作ることができれば最初の関門はクリアというところでしょうか。

 オーマイニュース日本版のチャレンジは、日本でも市民記者という文化なり盛り上がりを作ることができるかでしょうが、鳥越俊太郎編集長であれば、話題性はありそうですから、ある程度の市民記者を集めることはできそうな感じもします。


 ただ、やはり気になるのは記事の質の問題。

 FPNを運営していても思いますが、JANJANにしろ、ライブドアPJニュースにしろ、投稿型ニュースサイトというのはどうしても読者の期待に対して、記事の質を揃えるというのが難しい課題になります。
 オーマイニュースやJANJANのような投稿型ニュースサイトは、市民参加型ニュースサイトと呼ばれることも多いため、そのイメージは比較的素人ニュースサイトに近いイメージで、読者もそういうものだと思って読んでいるところはあるのかもしれませんが。

 うがってみれば、オーマイニュース日本版が鳥越さんを看板にしたことによって、読者がニュースサイトに鳥越品質を期待して読みに来るようだと、著名ジャーナリストを看板にしたことがかえって逆効果になるというシナリオも考えられなくもないような気もします。

 まぁ、そもそも2ちゃんねるのひろゆき氏なんかは、そもそも「市民メディアは構造的にマスメディアに勝てない。ならばやらないほうがいいと思う」なんてばっさり切っていたりしますから、もっと根本的な部分の議論が先かもしれませんが。


 なんにしろ、ソフトバンクがバックについてることですし、まだまだ隠し玉があるかもしれませんから、8月のスタートを楽しみにしたいと思います。


 ちなみに、意外に各ニュースサイトで、このニュースの取り扱いが薄いように思えるのは私の気のせいでしょうか?
 各メディアがオーマイニュース日本版を注目しつつもあえて流しているのか、ただ単に気にしていないだけなのかも気になるところです。

スカイプ、米国とカナダで「SkypeOut」の無料キャンペーンを実施 - CNET Japanを読んで。

 先日、スカイプが米国でスカイプアウトを無料にするというニュースが話題になっていました。
 日本の利用者からすると、アメリカ限定じゃなくて日本でも無料にしてほしいと思うところだと思いますが、どうやらアメリカ限定というのが味噌のようです。

 あきらかにこの無料サービスのきっかけとなっているニュースがこれ。

 AOL『AIM』ユーザーに無料の電話番号を提供する新サービス


 日本ではほとんど話題になりませんでしたが、これは大きいニュースです。

 AOLというとどうしても日本では認知度が低いのでネット界での影響力も軽視されがちな印象があるんですが、アメリカのメッセンジャーに占めるシェアはいまだにAOLメッセンジャーが4000万人でシェアトップ。
 それに対してスカイプは600万人。


 そんなAOLがスカイプインにあたる電話番号取得サービスAIM Phonelineを、利用者に無料で提供し始めたわけですからインパクトは大きいです。
 しかもこの電話番号取得サービスは、ボイスメールも無料でセット。

 つまり、スカイプが、スカイプアウトと並ぶメインの収益源にしているスカイプインとボイスメールという有料サービスを無料で提供してしまうわけです。
(以前、スカイプカンファレンスで講演させていただいたときには、Googleが無料でやるんじゃないかと予想してたんですが、残念ながら外れですね。まぁでもGoogleもAOLに10億ドル投資して、Google TalkとAIMの相互乗り入れもあるのではという話なので当たらずとも遠からずということで。)


 スカイプインもボイスメールも無料というとすごい話に思えますが、実際にはスカイプインを一年契約しても支払いは5000円程度ですから、IMの利用者を一人獲得するのにかかる広告費を考えると、この規模の事業者にとっては実は安い経費なのかもしれません。 

 まぁ、こうなってくるとまさに体力勝負ですね。
 スカイプもeBayがバックについていますから、当然黙っているわけも無く、今回の対抗策となったようです。

 この戦いがどこまで飛び火するのかは良く分かりませんが、何しろAOLグループとeBayグループというトップクラスのネット企業の戦いですから、いよいよ電話サービスも、Hotmailやインスタントメッセンジャー同様、利用者獲得のための無料サービスという扱いになってくる可能性も十分ありそうな感じです。


 そう考えると気になるのは、日本でこの手法を取ってくるのは一体誰かということでしょうか。
 順当に考えるとソフトバンクグループのYahooメッセンジャーというところですが、どうなることか・・・

AERA20060529.jpg AERA 2006年5月29日号のウィニー特集のコラム「安部長官のウィニー自粛要請で、逆に利用者が増加?」で、コメントを紹介していただきました。

 このブログを読んでいる方であれば、覚えがあるかもしれませんが、過去に書いたウィニーの検索数グラフの話がらみです。

 この問題はいろんな議論軸があるので、非常に難しい問題ですが、これをきっかけに日本のソフトウェア業界が良い方向に行くことを切に願います。

見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み 最近、話題になっている「見える化」の本です。
 会社のブログで、見える化のまとめ記事を書いたのですが、こちらにも読書メモを書いておきます。

 書かれていることは非常に基本的な話ではあるのですが、改めて具体的に自分の身の回りに落として考えると、実はこういう視点で自分が仕事をできていないというのを痛感させられる本です。

 個人的に非常に印象に残ったのは、IT偏重による落とし穴。
 自分自身、システムやソフトウェアで企業やビジネスマンの生産性向上をするというのが目的なわけですが、どうしてもソフトウェア会社なだけに手段をPC等のIT手段に頼ってしまいがちです。

 本質的には問題の改善ができれば良く、何もかもIT化する必要は無いわけで、そういう意味では、はてなのようにデジタルの先端にいるようで意外に仕事をアナログに処理している会社っていうのは正しいなぁと思ったりします。

Continue reading

 昨日、フジテレビのココリコミラクルタイプですごい企画を見てしまいました。
 その名も「ウィニー女 一斉テスト」

 なんでもウィニーの情報漏えい問題にからめて、ウィニー女=情報漏えい女=口軽女なんだそうです。
 おもわずメモってしまったので、興味のある方はどうぞ。

■ウィニー女 一斉テスト 全11問
1.耳ダンボになりすぎて仕事が手につかない
2.TPOをわきまえず発言することがある
3.筆談ができない
4.最近話に入れてもらえない
5.よく口止め料を貰う
6.ひとこと多い
7.「正しくは・・・」が口癖だ
8.酔うと記憶をなくす方だ
9.世話好きなところがある
10.ブログに実名が並んでいる
11.言い訳が下手だ


 実は、先日アスキーの情報漏えい対策セミナーで講演させてもらったときに、安部官房長官の「ウィニー使わないで」会見以降、これまで主流だった「Winny」という英語での検索に加えて、「ウィニー」というカタカナでの検索が急増しているので、今後は素人の事件がもっと増える可能性があるのではないかという話を紹介したのですが。

 なんだか民放におけるウィニーの取り扱いというのは、話題を突き抜けて完全にネタになってしまったようです。
 (下記にGoogle Trendsのグラフを参考まで貼っておきます)

■「Winny」の検索数推移
winny.gif

■「ウィニー」の検索数推移
winny2.gif


 セミナーの前に、平成教育予備校で浅草キッドの水道橋博士が「ウィニーで問題が漏洩してるんですよ!」って発言したのが使われてただけでも衝撃を受けてたんですが。
 番組の企画の一つに堂々と使われるようになるとは、完全にウィニーという単語はマスに到達したということでしょうか。

 この勢いだと今年の流行語大賞は「ウィニー」か「情報漏えい」あたりが入りそうな雰囲気ですね。


 そういえば、冒頭のウィニー女 一斉テストの番組での結果ですが。

2位が同率6点で眞鍋かをりと坂井真紀。
1位が7点の加藤夏希だそうなんですが。

 なんでも加藤さんは「ブログに実名が並んでいる」が当てはまるとかで、アップのショットにテロップで「Winny!」とかかれてました。
 皆さんもご注意を。

 ちなみに、次回は負け犬一斉テストだそうです。

 ソフトバンククリエイティブが発行しているメールマガジン「週刊ビジスタニュース」にLife Hacksに関するコラムを書かせていただきました。(Kさん、貴重な機会をいただきありがとうございました)

 メールマガジンでは切込隊長と速水さんというすごいメンバーに挟まれてるので、かなり恐縮です。

 Life Hacksは田口さんが日本で紹介されてからずっと注目していたコンセプトなので、絡んだ仕事ができてうれしいです。(本業とも関係あるので、もっと力を入れていきたいところです。)

 アカデメディアの「デジタルスタイル会議」に参加してきました。

 詳細のレポートは参加者の方の皆さんからあがってくると思うので、そちらを見ていただくことにして、個人的な感想をメモしておきます。

 今日の目玉は本日発表されたばかりのVAIO Type U
 ちょっと遅れてしまったので全部は聞けなかったのですが、開発者の方から開発経緯だとか製品にかける思いのプレゼンがありました。

 ミッキーのファンタジアをイメージしたスティックの操作感や、クリックしたときのアイコンの反応をバビル2世のロデムをイメージしたとか、ソフトウェアレベルの操作感にも深いこだわりを見せておられたプレゼンで、実に楽しそうにプレゼンをされていましたが。
 個人的に特に印象に残ったのは、ハードウェア開発の可能性の幅広さ。


 自分も仕事ではソフトウェア開発に携わっているわけですが、どうしてもソフトウェアだけの視点で開発を行うと、PCや携帯電話などの端末の制約が最初から頭の中にあるために、必要な機能を検討する段階から現在の端末の仕様を前提とした企画になってしまいがちです。

 それがハードウェアも一緒に開発できるとなると、実現できることは実に幅が広くなるんだなーというのが正直なうらやましい(?)感想です。
 今回のVAIO Type Uにしても、開発者がこだわっておられることは、WiFiやブルートゥースなどの機能の実装や素材の質感や手触り、スライドのフィーリングまで、実現できることは実に多彩です。
 私たちがアイデアを考えるにも、価格さえ無視すれば実現できることはたくさんあって楽しい会議でした。


 当然、ハードウェアの開発はソフトウェアとは全く違う難しさや課題があるわけで、誰もが手軽に参入できる分野ではないわけですが。

 今更ながらに考えてみると、ソフトウェアとハードウェアが切り離されているのってPC独特の文化。
 その関係でどこのメーカーも似たような感じのパソコンが並んでいる印象が強い分野でもありますが。

 今後は、ハードウェアと、ソフトウェアやユーザーインターフェースまでメーカーがコンセプトを持って開発する、VAIO Type Uのようなこだわりコンピュータみたいなもののニーズとか重要性って言うのが、もっと増してくるのではないかと思える会議でした。

 当日のログがueBLOGで公開されてますので、ご興味のある方はどうぞ

YouTubeのネットワークコストは月1億2000万: suadd blogを読んで。

 Forbesの予測によるとYouTubeの回線コストは月100万ドルに達しようとしているようです。

 100万ドルってさらっと言われると「ふーーん」ぐらいの感じですが、日本円に直すと1億円以上。
 今後アクセス数が少なくとも現状維持されれば、年間13億円以上のお金が回線費用に消えていく計算になります。


 先日、「YouTubeにみるチープレボリューションの凄さ」なんて記事で、サーバーとかのコストが急激に低下しているからYouTubeのようなモデルが実現できるのかと勝手に想像して書いてましたが、この金額を聞くとちょっと印象が変わってきます。

 前の記事に、直也さんと、小飼さんから必ずしも大容量コンテンツだからサーバーのコストが高いとは限らないという指摘を受けたので、サーバー自体のコストはそれほど高くないのかもしれないんですが。

 ネットワークのコストだけで年13億円。
 従業員が25人だそうですから、一人平均年収400万円と低めに試算しても年1億円。
 賃料だサーバー代だとなんだかんだ考えると、年15億円以上の支出はある計算になってしまいます。


 4月にSequoia CapitalがYouTubeに800万ドル(約9億円)の投資をして話題になってましたが、この9億円すら8ヶ月程度で食いつぶす計算です。

  もちろん、年15億円以上支出があっても、収入があれば問題ないんですが、YouTubeの収益源といえばようやく最近Google Adsense等の広告を掲載し始めた程度で、まだまだそれほど大きな収入の目処は立っていないはずです。


 おまけに日本人の利用率が米国なみなんてデータもあるそうですから、米国の広告主からすれば日本人が閲覧している広告の効果は相当低くなるわけで、日本人の違法利用のために回線コストを負担してるみたいな話になってしまいますね。
(日本語ページを提供して日本人向けの広告を取れれば良いのでしょうけど)


 この計算だと今年末までには資金調達なり買収なり何かしらの動きがありそうな感じです。

 ただ、そういえば、海部さんが先日「再び、Web2.0とインフラの制約に思いを馳せる」という記事で、Flickrを買収したYahooが困り果てているという話を例に出して「なるほど、だからだーれもYouTubeに手を出さないワケだ」と書いていたのを思い出しましたが、確かにこれは買収する側にとっても判断が難しいギャンブルですよね。

 はたしてYouTubeは金の卵なのか、年15億円以上の金食い虫なのか。


 まぁ、Googleも創業後しばらくはたいしたビジネスモデルが無かったという話ですから、YouTubeもそのプロセスと思えば、ギャンブルとしては悪くないのかもしれませんが。
個人的にはワーナーと提携して話題になったBitTorrentあたりがP2P技術をうまく活かして、このCGMの分野に出てこれれば面白いのではと思いますが・・・)

 
 それにしても、やっぱりこのスケールのギャンブルができるというのにアメリカの懐の広さというかベンチャーへの旺盛な投資意欲を感じてしまいますね。

 日本でも、ソフトバンクとかUSENぐらいなら、この規模の先行投資をするかもしれませんが、ベンチャーキャピタルでこの規模のギャンブルをするのは日本ではなかなかお目にかかれそうに無いですね。


 先日、フジテレビが似たようなサービスを始めるといって話題になってましたが、はたしてどういうシナリオを想定しているんでしょうか?

ekken♂:はてなブックマークに反論が出来ないなんて誰が言ったんだ?を読んで。

 最近、はてなブックマークのコメント機能に関して、いろんなところで議論が盛り上がってきているようですね。

 上記のekkenさんの記事では、はてなブックマークで言われっぱなしが嫌なら「反論しちゃえば良いじゃないか」とばかりに具体的な反論方法がいくつも解説されていますし、トラックバックでkaienさんが「はてなブックマークのコメントに対して反論しづらいのは、単純にその文章が短いから」ではないかと指摘していたり、赤枕さんが「del.icio.usはツールであることを目指しているのに対して、はてなブックマークはコミュニティであろうとしている」という指摘をしていて、なるほど面白いです。

 そういえば、かなり前にHeartligicの小林さんがはてなブックマークのコメントが荒れやすいのを「割れ窓理論」で説明していましたが、確かに荒れているときのはてなブックマークのコメント欄は、書かれた方からすると暴力的に感じることもありますね。
  

 実は、私も一時期はてなブックマークの厳しいコメントに耐えられず、はてなブックマーク恐怖症になったことがあります。
 
 ブログからトラックバックとかで突っ込まれれば、またトラックバックで反論したりとか、そのブログのコメント欄に出かけていったりとか、議論のしようがあるわけですが、はてなブックマークだと一方的に言われっぱなし。
 なにしろ、一応1時間とか時間かけて書いた記事を、あっさり「中身が無い」とか「面白くない」とかバッサリきられたら、そりゃショックですしケンカ売られているような気分にもなりますよね。

 おまけに、自分自身、叩かれるのに強いタイプではないので、過去の胸に突き刺さるコメントの恐怖が忘れられず、せっかくたくさんの人にブックマークしてもらえたのが分かっても、ブックマークのコメント一覧を怖くて見に行けない時がありました。
(まぁ、そんな愚痴をSix Apartの飲み会か何かでこぼしていたらモダシンさんなら「そんなんならブログやめちまえ」とか言われてしまったわけですが。)


 そんな時に考え方を変えるきっかけになったのが、otsuneさんに教えてもらったブラックマジックの話

 詳細は上記の記事を読んでもらえればと思いますが、要は、どんな人でも議論でも一言でバッサリ相手を傷つけることは可能なわけで、そういうコメントを全部まじめに気にしてても仕方がないですよ、と。

 まぁ、たしかにそう言われればそうですよね。


 ちょうど先日、梅田さんも「総表現社会と村上春樹の言葉」という記事で、批評家の評論は読まないけれど、インターネットの読者の意見を全部読む村上さんの「「誤解がたくさん集まれば、本当に正しい理解がそこに立ち上がる」」という台詞を紹介されてましたが、こちらもなるほど納得です。

 どうしても、私たちは個人個人から言葉で攻撃されると反論したくなってしまうわけですが、自分がフィードバックとして受け止めるべきは、一人一人の厳しいコメントとかではなくって、全体としての空気のようなものなのかもしれないなーと思ったりします。


 さらにもう一歩、無理矢理アテンション・エコノミーな視点で考えてみると、厳しいはてなブックマークのコメントを残してくれた人も、わざわざ時間を割いて自分のブログを読んでくれた人なわけで、さらにわざわざブックマークしてコメントするほどの時間を割いてくれているわけで。
 上記のブラックマジック的な嫌がらせコメントはまぁ置いておいても、それ以外の人はわざわざ貴重な時間を割いてこちらのブログの批評をしてくれているわけですから、厳しい批評にしても誤解から生じた非難でも、売られたケンカではなく、自分を成長させてくれるアドバイスとして受け止めるべきなのかなーと、そんな風に思う今日この頃です。


 まぁ、そもそも自分がブログを書いているのは、文章を書く練習だったり、他の人にいろいろ教えてもらいたかったりするわけで、せっかくのブログに対するフィードバックに目を通さないなんて本末転倒な気もしますし。

 ということで最近は、なんとかはてなブックマーク恐怖症を克服し、はてなブックマークのコメントをできるだけ「前向きに」全部チェックするようにしています。


■はてなブックマークの批判コメントに対する個人的な心構えはこんな感じ。

・はてなブックマークのコメントを一通り見る
・たくさんコメントがあったら、全体の雰囲気を見る
・全体として厳しいコメントが多かったら、大いに反省する
・一人だけ厳しいコメントだったら、その人の他のブックマークを見る
・他も全部ブラックマジック系だったらスルーする。
・自分にだけ厳しいコメントだったら反省する。
・必要だったら反省を活かして、ブログで前の記事をフォローする記事を書く。
 

 でも、やっぱり胸に刺さるようなキツイコメントを見ると、その日一日凹んでしまったりするので、お手柔らかにお願いします、はい。

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する ブルーオーシャン戦略は、新市場を創造する戦略をテーマとしている書籍です。

 副題に「競争のない世界を創造する」と書かれているように、競争自体を無意味なものにする未開拓の市場〈ブルー・オーシャン〉をいかに創造するかというテーマについて体系だって解説されており、非常に参考になります。

 特に個人的に気になったのはブルーオーシャン戦略は「価値を高めながらコストを押し下げる」という点。
 一般的にはついつい「価値とコストのあいだにトレードオフの関係が生まれる」と考えてしまいがちですが、差別化と低コストをともに追求するというコンセプトは、興味深いものがあります。
(個人的にはブルー・オーシャンの対義語となるのが、血みどろの戦いが繰り広げられる既存の市場〈レッド・オーシャン〉というのが、なるほど納得という感じでした。)

 まぁ、こういった理論については実践できてなんぼというところですから、読んで分かった気になっているだけでは駄目なんでしょうけど・・・
 
 新事業に携わる方には是非お勧めしたい本です。

Continue reading

ONEDARI BOYSにPost-itをONEDARIしてください

 以前に「新しいポストイットノートで改めて付箋紙の良さを知る」という記事でご紹介したポストイットノートですが、Post-it StyleNotesブログさんのご好意で、ONEDARI BOYSでプレゼント用のセットをいただけたようです。

 5月8日〜14日に下記のONEDARI BOYSのブログにトラックバックする形で申し込みになります。
 35セットもあるそうですので、当選はかなり高確率と思われます。
 ぜひご応募ください。

 ちなみにONEDARI BOYSのブログもリニューアルして、えらいことになってます。
 
ポストイットをONEDARIするにはこちら

 ITmediaエンタープライズで、先日私が講演したアスキーセミナーの内容を記事にしていただきました。
 つたない講演を非常に分かりやすくまとめていただいて感謝感謝です。

Winny経由の情報漏えい対策、ソフトウェア開発者にできることは? (ITmedia)
「アリエル・ネットワークの徳力基彦氏は、ウイルスなどに悪用されないよう地道に改善し続けていくことがソフトウェア開発者の責任ではないかと述べた。」

 アスキー主催の情報セキュリティセミナーで、講演をさせてもらいました。

 情報漏えいという普段とは違うテーマのセミナーだったのですが、ソフトウェア開発者の立場で思うところを喋ってきました。
 IPAの方やWinnyの開発者の金子さんなど、そうそうたるメンバーの中での講演だったので浮いていなかったか心配ですが、GWの中日というのに大勢の方が集まっていたので驚きました。

 講演のテーマは「「Winny問題」から、ソフトウェア開発者が学ぶべきこと」難しいお題だったので正直苦労しましたが、興味のある方は、こちらに資料が公開されてますのでどうぞ。

 アスキービジネスオンラインによる当日のセミナーレポートはこちら

Index of all entries

Home > Archives > 2006年5月 Archive

Recent Entries
Archives
Categories
さくらインターネット
シックス・アパート株式会社
Search

Return to page top