2006年2月 9日

梅田望夫がブロガーと語る『ウェブ進化論』に参加して

【梅田望夫がブロガーと語る「ウェブ進化論」】ネット社会で既存メディアはどう変化するのかを読んで。

 昨日、梅田さんの出版記念イベント「梅田望夫がブロガーと語る『ウェブ進化論』」に参加させてもらいました。

 当日の様子は、早速、上記のBroadBandWatchの記事や、詳細の議事録や、ポッドキャスティングが公開されています。
 
近況 梅田望夫がブロガーと語る「ウェブ進化論」ログ

梅田望夫がブロガーと語る「ウェブ進化論」ポッドキャスティング

 さらに、書籍の書評やイベントに参加された人の感想も下記のような感じで出てきているようです。

・ R30::マーケティング社会時評 「書評「ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる」・上」
・ 404 Blog Not Found 「ウェブ善悪論」
・ H-Yamaguchi.net 「ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる」
・ SW's memo 「梅田さんの出版イベントに参加してきました」
・ mediologic.com “本当の大変化はこれから始まる”

 私もパネルディスカッションに参加させていただいたのですが、メディア産業についてはそもそもの知識がR30さんと梅田さんの受け売りなので、ほとんど貢献できず。
(というか、本当は参加できなかったブロガーの皆さんの代わりに梅田さん、R30さんを質問攻めにしたかったところだったんですが、会場の雰囲気とポッドキャスティング録音ルールにすっかり呑まれてしまいました。)
 

 ただ、せっかく頂いた機会だったので、反省もこめて自分が何を表現したかったのか書いておきます。

 個人的には、我々利用者個人個人にとっては、既存のメディア産業がどうなろうと、実生活にあんまり関係ないのでは?と思っている節があって、ネットとメディア産業論には実はあまり興味がありません。

 ネットが普及してきたことによって、当然これまでのビジネスモデルの見直しは迫られるわけで。これはメディア産業だけの話ではないし、ビジネスをやっている限り、新しいイノベーションとの戦いなり対応っていうのは永遠のテーマでしょう。
(その辺りの議論に興味がある人は、昨年のR30さんの一連のメディアビジネスに関するエントリーを是非読んでください)


 ただ、一個人の視点から見ると、これまで既存のメディア産業でなければ難しかった不特定多数への情報発信とかコミュニケーションみたいなものが、個人のレベルでもできるというところに非常に興味があります。
 ソフトウェアベンチャーの一社員である自分が、FPNニュースコミュニティとかブログ本だとか本業と全く関係無さそうに見える活動にかなりの時間を突っ込んでいるのは、その辺が気になって仕方が無いからです。

 ブログ一つ立ち上げれば、数百や数千という人に自分のメッセージを届けることができる余地ができた時代に、個人と組織の位置づけって言うのはどうなっていくのか、とか、そういう時代の、組織の価値とか、評価軸とかってどういう風になっていくのか、とか、そういうことがどうも良く分からなくって、気になって気になって仕方が無いんです。


 そういう意味では、メディア産業論より、我々ブログを書いている一人ひとりにとって、今後のウェブやブログはどういう可能性があって、我々はどういうチャレンジをしていくべきなのか、新しい何かを引き起こすためにはどうするべきか、みたいな話を聞いてみたかったというのが正直なところでした。

 まぁ、でも改めてこうやって書いてみると、これは昨日の場でするには陳腐な質問かもしれないですね。
 結局、これは自分一人一人で考えるべきことなのかもしれませんが・・・相変わらず考えがまとまりません。

 なんにしても、そんな私のように基本的なところで悩んでいる方や疑問を感じている方には、梅田さんの本は今日時点での整理を行う本としてお勧めです。

4480062858ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫
筑摩書房 2006-02-07

by G-Tools

2006年2月 3日

ゲームをつまらなくしたのは僕たちゲーマー自身かもしれない

 先日、「どうぶつの森に見るブログの口コミ効果の凄さ」なんて煽り気味の記事を書いてしまいましたが。

 結構突っ込みを頂いたとおり、やはりどうぶつの森の広がりを語る上で、ゲーム自体の口コミ性や、そもそものニンテンドーDS自体の凄さは、外せないですよね。


 そもそも、実は自分は昨年12月の段階ではゲーム中毒が再発してしまうことを恐れて、どうぶつの森ブームから一生懸命目をつぶっていたのが事実。
 それが一転、正月にニンテンドーDSを買ってみようと思ったきっかけとなった記事が、こちらのCNETの年末の記事。

「まさにミリオンセラー連発」--任天堂岩田社長が語るニンテンドーDS戦略 - CNET Japan

岩田氏はまずニンテンドーDS発売の理由について、ヘビーユーザー以外の「ゲーム離れ」が進んでいることから、年齢や性別を問わずに誰もが利用できるゲーム機を開発するというコンセプトがあったことを語った。

 ニンテンドーDSを購入して1ヶ月がたった今となっては、そのコンセプトは改めて良く理解できます。
 

 大学、社会人といろんなゲームをやり倒してきた自分ですが、良くゲームの話をしているときに話題になったのが「最近は面白いゲームが少なくなった」と言う話。
 ドラクエやファイナルファンタジーと言った定番ゲームは数を重ねてはいるものの、ヒットするゲームは大抵、昔流行ったゲームの焼き直し。
 たしかに画像は綺麗になっていくんですが、物足りなさを感じていたのは事実です。

 特に嫁さんをゲーム好きに洗脳しようと思ってゲームを探したときに改めて感じたのは、二人以上でプレイできるゲームの少なさ。
 プレステのゲームって対戦以外はほとんど一人用のゲームなんですよね。

 昔のファミコンってもう少しみんなでワイワイやれた感じがしたんですが、いまどきの子供は一人でゲームしてるんだなーとつくづく感じた瞬間でした。


 こういう「ゲーム」って、もう完全に「ゲーマー」のためのゲームなんですよね。
 毎日ゲームに時間をつぎ込むことができて、没頭できる人たちのためのゲーム。
 一日中、ゲームをやっていても大丈夫な人のためのゲーム。

 ゲーム会社の人たちも、主流のお客さんであるヘビーゲーマーがそういうゲームを求めているから当然そういうゲームを作り続けていたわけで。
 そうこうしているうちに、いわゆるライトゲーマーとか、ゲームをほとんどしない人たちはゲームから離れてしまっていったような気がします。

 ゲームのハードもどんどん性能がよくなって映像も綺麗になっていくものの、コストばっかりかかって儲からないし、ゲーム自体がなかなか売れなくなる。
 結局、ゲーム業界を苦しくしてしまったのは、ゲーマー自身のせいだったのかもしれませんね。

 顧客の声を聞いているうちに、いつの間にか市場のニーズを超えてしまっていたと言う意味では、イノベーションのジレンマに近い話かもしれませんが。


 そんな中、ニンテンドーDSをやってみると、あらためてゲームやエンターテイメントというのは何なのかというのを考えさせられます。

 「どうぶつの森」も、ゴールが決まってるいままでのゲームの定義からすると、実に不思議なゲームですし。
 「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」は、言ってしまえば漢字や算数をやってるわけだし。 
 「英語漬け」は、文字通り英語のヒアリングテスト。 

 何故か勉強もゲームになるとこんなに楽しめてしまうと言うのも、おかしな話ですが。
 何で今までゲームって言うのは、いわゆる「ゲーム」しかなかったんだろうと今更ながらに不思議に思ったり。
 
 これならCNETの記事にあるように、「普段ゲームビジネスでターゲットとならなかった女性やシニアを含む「大人層」の市場を拡大した」というのも納得です。
 そもそも、囲碁や将棋といい、古今東西、ゲームをするっていうのは子供や一部のゲーマーだけの楽しみでは無かったですもんね。


 そういえば「ゲームを「勉強のため」と胸を張ってやれるようになる?」なんて記事を書いたのが昨年の6月でしたが、もうそういう時代がニンテンドーDSで来てしまったってことかもしれませんね。

 なんにしても、勉強をしていると自分に言い訳(?)しながらゲームができるんだから、良い時代が来たものです。(とはいえ、脳トレとか本気で30分もやると、すぐに頭痛がしてくるんですが・・・)

2006年2月 1日

「どうぶつの森」に見るブログの口コミ効果の凄さ

 昨日、ブロガーのおねだりについて、自分で書いてはみたものの。

 企業の担当者の立場であらためて考えると。
 「そう言われても、実際にブログの口コミ効果の例とかなければ説得力がないなー」と言われちゃいますよね。

 ということでちょっとブログクチコミの先端事例を調べてみました。


 何と言っても、昨年末からブログ界を震撼(?)させているものと言えばこれですよね。
おいでよ どうぶつの森
B0002FQD8G


 何をかくそう、我が家にも先週末にとうとう登場してしまいまいました。
 丁度年末に退職した嫁さんが昼間やっていて、私は夜に釣りをするという日々が始まっております。

 と言う話は置いといて、ちょっと振り返ってみてみますと。
 どうぶつの森が発売されたのは、昨年の11月23日。
 発売から2日で25万本を売ったそうですから、そもそも口コミが無くても大ヒット商品なのが分かります。

 そして11月24日に記念すべき、いしたにさんのこのエントリが登場します。

11月24日 「もう仕事なんかやめてどうぶつの森に行きたい」 (みたいもん!!)

 このあと12月13日まで、どうぶつの森エバンジェリストと化した、いしたにさんの怒涛のどうぶつの森解説が始まるわけですが。
 注目すべきは、この後の広がりです。

11月29日 事例1 あらやんの気ままなブログ 「DS買った
 「まわりで「どうぶつの森」がどうやら人気らしいことをしりなんだか欲しくなってつい衝動買い。」

12月2日 事例2 29man(ニクマン) 「動物の森ブラザーズ
 「あまりにもみんなが楽しそうに遊んでいるので僕もニンテンドーDS&動物の森を買う事にしました。」

12月5日 事例3 matsu-you's eye!! 「どうぶつの森はじめました
 「ブロガー友達がみんなどうぶつの森にはまっていてすごく楽しそうなので、まつゆうも流行りに乗っかりました」

12月8日 事例4 小鳥ピヨピヨ 「リアルどうぶつの森
 「先日いしたにまさきさんがこのへんで死ぬほどうるさいので、ついやりたくなってしまい、とうとう「どうぶつの森」を買いました。」

12月12日 事例5 shuiro note 「どうぶつの森に愛とか恋について教えられる
 「kwmrさんが「コミュニケーションを仕事にしている人間は全員やるべきだ。」とまでおっしゃっていたため、水曜日に買ってきました。」

12月16日 事例6 いい感じ 「風邪、いやね...;近況報告
 「DS購入。森の住人となる。コミュニケーションに携わる仕事してる人の必修科目。」

12月18日 事例7 ガ島通信 「忘年会×2
 「「おいでよ どうぶつの森」(現在注文中!)」

12月19日 事例8 旅人未満BLOG 「だからどうぶつの森」  
 「しかし、今日はどうぶつの森。買ってしまいました。」


 軽く調べてみただけでこれだけ出てくるんですから、すごいです。
 さらには飲み会の2次会でニンテンドーDSの6色そろい踏みなんて状況ができる始末。

 しかも、この波紋はブログ界だけにとどまらず、ついには、いしたにさんあの「R25」に登場してしまってます。

1月19日 事例9 R25.jp 「R25世代のオトコが『どうぶつの森』にハマる理由
 
 そんなこんなで、最終的に私も買ってしまったわけ(事例10)ですが。

 驚くことに、これらの事例はあくまで「どうぶつの森を買って」かつ「ブログに書いた人」だけ。

 これ以外にも、買ったけどブログに書いてない人や、それぞれのブログ記事を読んで買った人がいることを想像すると、この口コミの広がりたるや、きっと凄いですよね。
 (そういえば、mixi株式会社のふぁるさんも、年末に買ったとか買わないとか・・・)
 
 
 おまけに、影響された人の層が多様なのも、ブログの口コミならではの特徴でしょうか。

 私のようにそもそもゲーム好きな人もいれば、ガ島通信の藤代さんなんて硬派な人まで購入してますし(理解できないとかぼやいてましたが)、女性も影響されてます。
 さらに注目すべきはshuiro noteのshuさんのこのコメント。

仕事でゲーム機のチャネルマーケティングを担当したことはあったのでゲームはやったことがあるんだけど、実は人生の中で自分で買うのは初めて。debutですです。

 つまり。
 今までゲーム買ったことの無い人にまで買わせちゃったんですよ。

 これはすごいことですよね。 
 この層にリーチするのは、ゲーム雑誌に広告打ったんじゃ不可能ですし、テレビコマーシャルでも無消費者層の購買意欲を喚起するのはなかなか難しいはずです。

 ブログのバイラル効果、おそるべし、ですよね。 


 まぁ、
 この口コミをひきおこした「どうぶつの森」自体が、すごいだけなんじゃないの?とか。
 口コミのきっかけになってるのはブログの記事だけじゃなくて、飲み会なんじゃないの?とか。
 ブログの口コミがすごいというよりも、ブロガーが周りに影響されやすいだけなんじゃないの?とか。
 突込みどころは満載の事例ではあるんですが。
 
 どうぶつの森につぐ第二のブログ口コミ成功事例を狙ってみたいと言う方は、一度「ONEDARI BOYS」で実験してみてはいかがでしょうか

2006年1月31日

ブロガーのおねだりは、企業にとってお得な宣伝手段になるか?

 最近は、ブログの急激な増加と共に、ブログを通じたクチコミが重視されてきていると言われていますが。
 はたして、実際のところはどうなんでしょう。

 今日も、口コミを統計グラフ化して表示してくれる「ブログクチコミサーチ」というサービスが開始されるなど、ブログのクチコミ効果に着目したサービスが増えてきている感じはあります。


 ただ、周りの話を聞いている限り、ブログの口コミを見込んだマーケティング活動は、まだまだ日本では始まっていないようです。
 Passion for the Futureの橋本さんには献本が結構あるらしい、とか、トップアフィリエイターには商品のプレゼントがあるらしい、なんて噂も聞きますが、それぐらいですよね。

 そんな中、自分もヤフーラーメンさんのブロガー試食会に参加させていただいたりしましたが、やはりそれほどブロガーのレポートではインパクトが無かったようで、テレビには全く使ってもらえなかったり、なんて経験をしたこともありました。


 しかし、そこはブロガー。転んでもタダでは起きないわけです。
 さっそく、今回の反省を生かして「ONEDARI BOYS(おねだりボーイズ)」が結成されてしまいました

 最初はネタかと思ったんですが、なんとONEDARI BOYS(おねだりボーイズ)なるブログも立ち上がっていて、執筆用のアカウントの配付も終わって依頼受付用のmixiのコミュニティまで立ち上がっている手際のよさ。
 このスピードの早さは恐ろしいです。

 しかも、なんと既にオファー候補が来ているというじゃないですか
 これがブログ時代の口コミの早さってやつなのでしょうか。

 
 確かに冷静に考えてみると。
 企業の側からすれば、試供品を数個ブロガーに提供することで、もし口コミがバイラル的に発生するなら、実は中途半端に広告を打つよりもよっぽどコストパフォーマンスは良いかもしれません。

 アフィリエイトの場合は、ブロガーが記事を書いてそれを読んだ人が購入等の行為を行うことで、ブロガーに金銭的な報酬が発生しますが。
 それを逆転させて先にブロガーに商品を渡してしまって、その後の口コミや購入行為を狙うパターンですね。
 いや、両方を組み合わせた方がより効果は高くなりそうですね。


 とか何とか難しそうなことを書いてみましたが、要は私も「おねだりボーイズ」のメンバーになったので、宣伝です。

 企業のマーケティング担当、広報担当の皆さん、ブロガーの口コミ効果のほどを実験してみませんか?

 私はともかく、月間100万PV越えのネタフルのコグレさんを初め、どうぶつの森エバンジェリストから出会い系エバンジェリスト(?)まで、個性的なブロガーさんがずらっと揃っていますので、マジメにお得だと思いますよ。

 ということで、問い合わせはmixiのコミュニティか、info at tokuriki.com (atを@に置き換えてください)まで。

 さてさてどうなることやら・・・

2006年1月26日

動画配信の未来もアップルとジョブズが切り開くらしい

ラウンドアップ:「魔法の王国」に乗り込む、S・ジョブズとピクサーの仲間たち - CNET Japanを読んで。

 日本がライブドア騒動で、ちょっと後ろ向きな議論にはまりかけている間にアメリカでは凄いことが起こってますね。
 なにしろ、あのスティーブ・ジョブズがディズニーの筆頭株主で取締役になるわけで。

 R30さんが早速レポートしているように、「DisneyのPixar買収は、まあなるべくしてなった」という感じもありますが、なんといってもあのディズニーの「筆頭株主&取締役」ですからね。
 いくら今のアップルに勢いがあるとはいえ、これまでのシリコンバレーとハリウッドというのは比較的対立イメージがあった世界でしたし、2年前には「ジョブズと袂を分かったディズニー、さっそくMSと組む」なんて記事があったぐらいですから感慨深いものがあります。
 
 アップルとディズニーといえば、シリコンバレーとハリウッドの代表企業。
 それをスティーブ・ジョブズがつなぐのかと思うと、これからやってくる世界について実に想像が膨らみます。


 個人的には、動画配信ビジネスは、ブロードバンド普及率が高く、映像系の機器に強いメーカーが多い日本の数少ない勝負のエリアだと信じようとしてきましたが。
 どうも、これは勝負有りという印象を受けてしまいますね。

 アップルは既にビデオiPodという動画配信用の端末があり、iTMSで動画配信を始めていますし、メディアパブには「ビデオiPod向けTV番組配信,収益生む事業に」なんて記事も出ていて、有料コンテンツの配信は既に軌道に乗ってきているようです。
 そこにディズニーコンテンツがプラスですから、たまりませんね。


 もちろん、日本もGyaoやソフトバンクなど動画配信ビジネスが動き出している感じはあります。
 昨日も「Gyaoが「プロジェクトX」をはじめとしたNHK番組の配信実験」なんて記事も出てましたから、健闘している部分は出てきている感じはしますが、まだPCに対するストリーミング配信が中心ですし、グローバルに見たら存在感はまだまだほとんど無いに等しい印象があります。
 
 おまけに、一連のライブドア騒動の反動で、日本ではネット企業にしばらく逆風が吹きそうな印象もありますから、実に心配な状況です。

 そんな中、非常に共感したのがLog the Endless Worldで御手洗さんが書いていたこの部分

何よりも今回のことで懸念しているのは、これで日本のWeb系サービスが停滞することです。楽天やライブドアばかりがテレビでは取り沙汰されて、一般にはあまりわかっている人も少ないんじゃないかと思いますが、米国のネット企業は着実に技術・事業開発で力をつけて来ています。(中略)巨大な資本と技術力、経験やノウハウを背景に、どんどんこうした企業が日本に参入してきたら、日本のネット企業なりサービスは、いつか(というか、既にでしょうが)実力の面で彼らに席巻されてしまうだろう、と一方で思っていたものです。実力でも彼らに匹敵する日本発の技術やサービスをまだまだ育てる必要があると私は思っています。

 今回のアップルとディズニーの話なんかを見ていると、席巻されるのはネット企業の分野にとどまらないかもしれない気がしてきます。

 早くライブドア騒動に一区切り付けて、次への一歩を踏み出したいものですね。 

2006年1月19日

Web2.0時代のワークスタイル2.0を考える

 先日、web2.0企業に見るビジネスモデルとワークスタイルなんて記事で、米国のWeb2.0企業をまとめてみましたが、サービスをリサーチする過程で強く印象に残っていることがあります。

 それが各Web2.0企業の従業員の少なさ。
 大体の企業が数人で運営されていて、結構会社員や学生が本業の傍ら片手間に作っているものも多くあります。

 最近始まったばかりのWebサービスだし、ほとんどのサービスはそれほど儲かってないんだから当然だろ、というのもありますし、どんな会社も最初は数人から始まるんだから、今だけの現象なのかもしれませんが。


 振り返って日本の場合を考えてみても、百式+checkpadの田口さんをはじめ、サイドフィードの赤松さんや、グルコースの安達さん大向さんなど、少人数で面白いサービスを提供している会社は結構増えてきている気がします。

 そんなことを考えていて改めて感じたのが、最近身の回りにも独立している人が増えている事実。
 FPNがらみの人だけを見てみても、CNETブログで有名な渡辺さんが10月に独立したのをはじめ、「シゴタノ!」の大橋さんはもともと独立しているし、「キャリアコンサルタントのひとりごと」の金岡さん、「ちょーちょーちょーいい感じ」の保田さんと、独立する人が相次いでいて、徳力もそのうち独立するらしいなんて根も葉も無い噂もたつ始末(これは本当に根も葉もありません(笑))。
 
 まぁ、ブログのお陰で、たまたま自分がそういう人と知り合えるようになっただけなのかもしれないし、ブログを通じてそういう人の活動が良く見えるようになっただけかもしれませんが。

 何となく、一つの時代の動きのようなものを感じてしまいます。
 

 そういえば、Web2.0がらみの話をしているときに、渡辺さんとかと笑い話で「ワークスタイル2.0」なんて話になりましたが、結局そういうことかもしれないですね。

 これまではコミュニケーションコストや情報コストなんかを考えると、企業が巨大な組織として存在すること自体に大きなメリットがあったわけですが。
 インターネットがWeb2.0的な個人でも情報の発信が可能になって、個人個人がより直接つながりやすくなってしまえば、大企業のような組織と個人のシステム上の差というのがどんどん薄くなってきているのを感じます。

 特に、最近の独立というのは弁護士・会計士とか、大企業の仕事をそのまま持って独立するパターンとはちょっと違ってて、会社の属性や仕事の定義が「タグ」的ですし、事業のやり方も下請け的な一方向ではなく、時には自らサービスや事業も開始する双方向なスタイル。
 インターネットを通じて情報発信やコミュニケーションが適切に行えれば、規模は小さくとも大企業に対してそれほどハンデはなくなっているということなんでしょうか。
 

 どうしても個人が独立というと、一般的には非常にリスクが高い行為に捉えられがちですが、逆に変化に対する柔軟性という意味では、個人企業の方が事業変更など柔軟に対応できますから、大企業の方がリスクが高いシチュエーションも増えてくるのかもしれません。

 
 当然、この話って独立する人だけの話じゃなくて、普通に大企業の中で働いてる人にも関係ある話になってくるはずです。
 これまでも企業の看板だけでなく、個人名で仕事をしている人って言うのは当然たくさんいたと思いますが、今後そういう人が、ネットを通じて可視化されることでもっと増えてくるかもしれませんし。
 そもそも、個人で独立している側と、大企業の中の人間は、対立関係というよりも、お互いに補完関係になるような気もします。企業側は独立している側を、アウトソーシング先の選択肢として頼るケースもあるでしょうし、独立してる側は企業から仕事をもらえるし。

 もちろん、この手の話ってWeb2.0とかインターネットとかのおかげだけでは無いんでしょうし、ワークスタイル2.0と定義する以前にSOHOとかインディペンデントコントラクターとかいろんな言葉がありますけど、一つの変化のの流れが生まれているのは実感として感じます。


 そういえば自分が今の会社に入ったのも、P2Pという個人が中心になるコンセプトだとか、個人でも企業並みの情報共有ができるツールとかに惹かれたからだったなぁと、あらためて思い出しました。
 振り返ると、自分が未だにブログを、個人のブログ会社のブログをきっちり分けて別運用したりと、どちらかというとワークスタイル1.0な人間なのに気づいてしまうわけですが・・・・
 

2006年1月18日

ライブドア騒動を、ブロガーはどう捉えているのか調べてみる

株式市場を襲ったライブドアショック--新興企業が軒並み安 - CNET Japanを読んで。

 残念ながら、昨日予想した以上にライブドアの証券取引法違反疑惑は、株式市場に大きなライブドアショックを引起してしまいましたね。

 CNETの記事によると、IT・インターネット銘柄の平均騰落率はほとんど10%近くの大幅安。
 掲載されている17日の動向表は痛々しい限りです。

 
 まぁ、2005年の「IT・インターネット関連株の平均騰落率は83%の上昇」なんて記事もあったように、ここしばらくは過熱気味でしたから、これぐらいは下がって当然の感もありますが。

 昨日のNHKのフライング報道といい、テレビや新聞などマスメディアは一斉にライブドアバッシングが開始された印象。
 何だかすでに「逮捕」だとか「錬金術」だとか、一部では違法性が確定したような形で報道がされていたりもしますし、ちょっと過熱気味。

 ライブドア株には2億株以上の売りが殺到してるそうですし、未だに捜索の目的がどこまでなのか良く分からない状態が続いていますから、しばらく事態は落ち着きそうにありませんね。


 そんな中、ブログ界隈を回ると、結構幅広い視点で見ている人や、濃い情報を書いている人が多くいますので、面白かったものをクリッピングしてみました。

極東ブログ: ライブドア家宅捜索、お好みの陰謀論メニューを
 「ライブドアの家宅捜索だが、問題はなぜ当局がこれほど華やいだショーを演出したのかという意図にある。その華やぎの分だけ陰謀論を誘うのはさけがたい。いくつかメニューをご披露しよう。」

404 Blog Not Found:風説の流布
 「気になるのは、マスメディアの「中の人々」だ。電話で「逮捕」という言葉を使ってしまい、しかもその事を私に指摘されるまで気がつかない人もいれば、「ライブドアマーケティング」と「マネーライフ」の関係を、「ライブドア」と「ライブドアマーケティング」と勘違いしていた人までいた。」

ガ島通信 - 捜索前なのに「ライブドアを強制捜査」NHKは誤報と認めず
 「東京地検特捜部に関係する報道は、マスコミ内部では「あることないこと」どころか「ないこと、ないこと」を書いているという人もいるほどです。特捜部はマスコミを使った世論誘導を行い、劇場捜査を行っている(例えば、特捜部は近くで整列して家宅捜索に入る。あれは、マスコミを利用した国民向けのパフォーマンス)との疑いが指摘されています。」

双風亭日乗 - みなさん、今日はちゃんとニュースを見ましょう!
 「「このタイミングでライブドアを強制捜査するかよ、おい?」とか「耐震偽造問題と伊藤議員との関係があきらかにさせない力が働いているのか」などと素朴な疑問が生じます。」

小林雅のBlog: ライブドア問題
 「株式交換は株主総会の特別決議が必要です。 特別決議とは3分の2以上の賛成が必要です。我々の株式交換やキャッシュでの取引を経験していますが、どのように利用されるか実際の現場の話を書きたいと思います。」

ちょーちょーちょーいい感じ ライブドアへの強制捜査(1) (2)
「ただ、「これらの材料だけで地検特捜部による強制捜査ってちょっと大げさよね」というのが私の個人的な感想。もちろん法律の専門家じゃないですが、おそらく同じような感想を持った人、多いと思います。
「じゃあ、もっと大きなネタを特捜部は持っているに違いない!それはいったい何なんだ!?」
ということで色めき立っているのが今夜の状況って、感じですかね。」

isologue ライブドアの株式交換取引(第9期)
「今回、検察が問題にしているのは平成16年の取引であり1年以上も経っているわけですから、もし開示されている資料から明らかに違法だったら、とっくに問題になっていたはず。また、今回発表されている容疑も、「悪いこと」なのは確かですが、これだけで東京地検特捜部が強制捜査するほどのことなのか知らん?という気もしますよね。」

ホリエモンよりアニメが大事
 ちょっと笑ってしまいました。


 それにしても、ニュースの翌日に、会計専門の方やVC、メディアの方からライブドア出身の方まで、これだけいろんな視点の情報が(ネタも含めて)読めるなんて良い時代になったものですね。
 なんと、ライブドア騒動のニュースサイトの一連記事をまとめているサイトまで登場してますから、頭が下がります。


 ついでに自分のコメントも書いておくと。
 個人的に、ここで気になるのは、果たして今回のライブドアショックは後から振り返って、どれだけのインパクトを持つ出来事になるのかという点です。

 おおげさかもしれませんが、どうしてもオーバーラップしてしまうのは、ITバブル時代の光通信騒動。
 光通信の重田社長も当時、史上最年少の31歳で株式を店頭公開し、時価総額は7兆を超え、「フォーブス」に紹介されたりと、ソフトバンクの孫社長と並ぶ時代の寵児になりましたが、2000年に携帯電話の「寝かせ」疑惑が発覚して一転マスコミに袋叩きにあいました。

 当時の詳細については、Hotwiredの佐々木さんの記事が詳しいですが、佐々木さんも書いているように、「光通信のこの騒動が、バブル崩壊の引き金になった」というのは良く言われる話です。


 最近、一本調子で上昇を続け、バブル的な雰囲気も出てきたという人も増えてきた最近の証券市場ですが、これで腰が折れたら、今回のライブドアショックは光通信騒動の二の舞として記憶されることになってしまいそうな気もしてします。
(まぁ、今回はITバブルほどバブル的ではないという説もあるので微妙ですが・・・)

 おまけに一般の人の間からは、今回のライブドア騒動を見て「ネット企業なんて皆一緒でしょ」みたいな反応も出てきてしまってますから、ネット業界の片隅で生きている人間としては、適度なところで落ち着いてほしいところですが・・・
 
 はたしてどうなることやら、しばらくは目を話せそうにありません。

2006年1月17日

株式市場にもライブドアショックが来るのか

ライブドア、M&Aに絡む風説の流布の疑いで強制捜査へ - CNET Japanを読んで。

 さすがにこのニュースにはびっくりしましたね。
 NHKの報道をきっかけとして、ニュースサイトの記述が二転三転したのには少し笑ってしまいましたが、最終的には報道がフライングで、後追いで強制捜査が実行されるという不思議な形になりました。

 これをきっかけとして、各メディアは堀江社長や広報担当など、ライブドア関係者が出演している番組の差し替えを決めているようですし、ニュース番組は一斉にライブドアバッシングを開始。
 これまで視聴率を稼がせてもらったのも綺麗に忘れて、しばらくはこの流れになりそうな気配。というか、これでまた視聴率が稼げるんですかね。

 なんでも、今回の事件が政局にまで発展するんじゃないかなんて話もあるみたいですから、また経済面も政治面も社会面も全部ひっくるめてもりあがるお祭り騒ぎになりそうです。

(ちなみに、メディア企業の買収騒ぎの時には、各企業のメディアはほとんど自社のニュースを取り上げなかった記憶がありますが、今回の件についてはライブドアニュースの気になるトピックスに「ライブドア、証券法違反か?」を自ら堂々と掲載しているのにはちょっと感心(?)してしまいましたが。)
 

 まだ詳細は良く分からないので、果たして今回の強制捜査が、日本的には少しやりすぎの感があったライブドアに対する出る杭は何とやら、なのか、自業自得なのかはどうもまだ良く分かりませんが。
 果たして今回のが入り口なのか、もっと幅広い範囲まで対象が広がるのか。
 isologueで磯崎さんが書いているように東京地検特捜部が動いたからには何らかの確証があるはずで、しばらくは目の離せない展開になりそうです。


 これで個人的に気になるのは今回の事件が、どれぐらい株式市場に影響を与えるのかという点。
 もちろんライブドアの時価総額からすれば市場に与える影響は軽微なんですが、正直、株式市場はここのところかなり早いペースで上がってきてましたから、今回の出来事がきっかけに調整する可能性は十分あります。
 (なくてもそろそろ調整しそうなタイミングですし)

 その調整がもし大きかったら、間違いなく株式ニュースの見出しは「ライブドアショック」というところでしょうか。
 野球界、メディア産業、政界と次々にライブドアショック、ホリエモンショックを引き起こしてきたライブドアですが、できれば株式市場は勘弁してほしいものです・・・
(まぁ、もし影響がたいしたこと無ければ良い買いのタイミングになるわけですが。)

2006年1月13日

web2.0企業に見るビジネスモデルとワークスタイル

 先日、うちのエンジニアのHさんに、こんなことを言われました。

 「会社のサイトをWeb2.0化したいんですけど、広告ってどうやって貼ればいいんですか?」

 要は、彼曰くWeb2.0≒広告掲載ってことでしょ、という皮肉のようです。
 まぁ、そういわれると自分自身も未だにWeb2.0の本質が良く分かってないことですし、Web2.0の代表的なサービスを提供している企業ってどういうビジネスモデルなんだろうと改めて気になったので、ちょっと調べてみました。

 オライリーがWeb2.0の代表としてあげていた企業や、「The Best Web 2.0 Software of 2005」にラインアップされていたサービスの一部をレビューした際に調べた結果はこんな感じ。
(サービス名からは、関連の記事や会社のブログで書いたレビューにリンクしてあります。)

サービス名 利用料 広告 備考
 Flickr  無料(有料有) 無い?  Yahoo!が買収 
 BitTorrent   無料 無い  
 Wikipedia   無料 無い 寄付で運営? 
 upcoming.org  無料 無い?  Yahoo!が買収
 Eventful(EVDB)  無料 Adsense    
 Zvents  無料 Adsense   
 del.icio.us  無料 無い?  Yahoo!が買収
 digg   無料 Adsense  
 memeorandum   無料  無い?   
 writely  無料(有料化予定) 無い   
 voo2do   無料 無い  寄付で運営? 
 Remember the Milk   無料 無い   
 Openomy  無料(有料化予定) 無い   
 CalenderHub  無料 無い   
 kiko   無料 無い   
 Basecamp   無料(有料有) 無い   
 Central Desktop  有料(試用可) 無い   


 これだけ見ると、思ったよりもWeb2.0系のサービスは必ずしも広告収入に依存しているサービスばかりではないようです。
 というより、広告を収入にしているのは少数派ですね。

 Yahoo!に買収された企業や、diggのようなスゴイ勢いでページビューが伸びていて広告でも結構儲けているだろうと想像される勝ち組と比較すると、それ以外のサービスが目立った収入源も無い形で提供されているのも印象的。

 そんなデータをまとめながら、「らいおんの隠れ家 - ポール・グレアム「就職なんてもう古い」」とを読むと、改めてなるほどなぁと思わされます。

ウェブ・ベースの起業に必要な主なコストは、メシ代とレンタル代だ。
つまり起業のコストは、怠けているときと大差ないってことだ。
ラーメンをすすって生活する覚悟があれば、たぶん100万円程度の資金で起業できるだろう。

ベンチャー企業が利益を上げる前に、大企業が買収をすることはよくある。
そんな場合は、明らかに利益が目当てじゃない。
開発チームと、それまでに作ったソフトウェアが欲しいだけだ。
もしベンチャー企業が半年で2~3億円で買収されれば、雇われたときのボーナスよりもずっと多いだろう。
この種のことはますます起こるし、その方が皆にとって良いだろうと思う。

 ついこれまでの常識的(?)なビジネスモデルの枠内で考えてしまうと、収益の目処のたたないサービスなんて提供してどうすんだろうと思ってしまいがちなんですが。
 これって私たちがブログで情報やアイデアを無料公開しているのと、話はそんなに変わらなくって。


 結局、サービスの開発者がリスクを共用できる限り、無料で提供し続けることができるなら何の問題も無いんですよね。
 彼らがやらなければ、いつか別の人が代わりにやるだけで。

 自分でやりさえすれば、無料でサービスを提供していても、利用者が増えていつかひょっとしたら利益が上がるかもしれないし、買収してもらえるかもしれないし、ヘッドハントされるかもしれないし、利用者に喜んでもらえるかもしれないし、友達に驚いてもらえるかもしれないし。
 それら全ての可能性が無かったとしても、少なくとも開発者自身はそのサービスを開発したことで何かを学ぶことができるでしょうし。
 
 そういったリターンを考えると、そもそもリスクはそれほど高くない気もしてきますよね。


 あらためて、数万人、数十万人に利用されるサービスを、数人のエンジニアが作ってしまえるという、インターネットとチープレボリューションの恐ろしさを身に染みて感じてしまいました。
 これもWeb2.0時代ならではの現象の一つと言えるのでしょうか?

 果たして今ソフトウェア「産業」と呼ばれているものは、いったいどうなってしまうのでしょう・・・

2006年1月11日

今年の話題もグーグル、ヤフー、マイクロソフト、アップルで決まり?

年末特集:ブロガーたちが選んだ2005年最注目記事を一挙公開! - CNET Japanを読んで。

 米国で開催されたCES関連のレポートがIT系メディアを賑わしてますね。

 どのネタをブログに書こうかと悩みながら目を通していたのですが、全然関係無い視点から何となく気になったのが記事のタイトル一覧。
 例えばCNETのトップページがこんな感じ。


・グーグルのL・ペイジ、CESで基調講演--ロボットカーやR・ウィリアムズも登場
・ヤフーのCES基調講演、トム・クルーズも登場し「Yahoo Go TV」などをデモ
・Windows Meta File関連で新たな脆弱性--DoS攻撃を誘発
・マイクロソフト、新種のWindowsバグの駆逐へ--WMF脆弱性を受け
・アドビ、新画像処理ソフト「Lightroom」を公開--アップル「Aperture」に対抗
・ゲイツとバルマー、Xbox 360を語る
・アップルの影響力、CESでも至るところに

 なんとまぁ、ヘッドラインのメインは全部、グーグル、ヤフー、マイクロソフト、アップル関連の記事です。
 もちろん、CNETに海外記事が多いこともありますし、CESのタイミングですし、企業規模を考えれば珍しいことでは無いのでしょうが、ふと右側にあるブロガー注目記事ランキングを見ると、これまた10個中7個が上記4社の記事。

 冒頭で紹介しCNETの記事でも、アップル、グーグル、ヤフーが話題の中心だったと書かれていますし、実際、自分のブログを振り返ってみても同じような傾向が見られますから、この4社がいかに話題に事欠かない企業かということでもあるのでしょう。

 
 でも、やっぱりちょっと寂しくなってしまうのは私だけでしょうか。
 ブロードバンド環境から見れば、日本のほうが米国よりも充実しているはずなのに、やはり動画配信サービスは米国先行で始まりそうですし。
 相変わらず、CESのようなイベントでは、ほとんど日本企業の記事を見ることはないですし。

 別に、一インターネット利用者としては、米国発だろうが、日本発だろうが、自分が便利になれば構わないのですが。
 あいもかわらない日本の周回遅れ感に、やっぱりちょっと寂しさを感じてしまう今日この頃です。


 業界に与える影響を考えると、当然主力4グループの動向からは相変わらず目を離せないのですが、今年はもう少し意識して日本企業についてもウォッチしようかなと、改めて思った一日でした。

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