2009年2月26日

ACフォーラムのスタッフをさせて頂くことになりました。

 来月、3月14日の土曜日に開催されるACフォーラムのスタッフをさせて頂くことになりました。

 ACフォーラムというのはAll Communicators' Forumの略で、広告宣伝、販促、広報、マーケティング等、コミュニケーションに携わる人たちを対象に2005年から年1回のペースで開催されているイベント。

acforum.jpg

 今年は、日経トレンディ編集長の渡辺 敦美さんや、「オバマ現象のカラクリ」を書かれたフライシュマンヒラード・ジャパンの田中 愼一さんが講師をされるなど、「現状打破のマーケティング」を軸に、幅広いテーマの講演が予定されています。
 土曜日丸一日の勉強会という感じなので、参加するには覚悟がいりますが、興味がある方は是非参加してみて下さい。2月中に申し込めば参加費の割引があるそうです


 ちなみに、一見、どこかの会社が運営をしていそうな大規模なイベントなんですが、実はこれ「メデコミ会」を主催しているビーンスターの鶴野さんや、ブルーカレント・ジャパンの本田さんなど、有志のメンバーによる運営なんです。 
 スタッフの一人でもあるNECの水野さんと、グロービスで同級生だったのがそもそものご縁だったりするのですが、そんなこんなで、このたびスタッフとしてお誘い頂きました。

 実は、これまでも参加したかったのになかなか日程が合わずに参加できなかったという歴史があり、スタッフになれば家族の手前も参加しやすいというのが実際のところだったりします。

 ので、今回に限っては一応スタッフではあるのですが、開催2週間前と言うこともありたいしてお手伝いもできそうにないので、自腹参加です。

 当日、参加される方は、是非よろしくお願いします。

2009年2月25日

私が考える、お金をもらった「クチコミ」と、製品をもらった「クチコミ」の境界線

 先日の複数の連載で、個人的なペイパーポストに対するスタンスを書かせて頂きましたが、ではそれ以外のサンプルマーケティングとかモニターとかイベントとかの手法はどうなんだ?という議論も当然あると思うので、それについての個人的な境界線の話をついでに書いておきたいと思います。

 なお、先日「ペイパーポストかどうかが問題ではなく、読者にどう受け止められるかが問題だと思う」という記事で紹介した図をアップデートしてみたので、あわせて振返ってみると。

 まず、ざっくりとブログを活用するマーケティングを分類するとこちら。

womj1.png

 WOMJのメーリングリストの議論も踏まえて、先日の表に対して、記事執筆へのインセンティブがあるかどうかの分類を加えて見ました。(なお、WOMJ用の項目はさらに細分化されていますが、とりあえずブログ用は前回のものをベースにしています。)

 で、これに対して、私自身が企業がマーケティングをする上でリスクがあるから避けた方が良いと考えているのがこちら。

womj2.png

 要はステルスマーケティングと捉えられてしまうと、無駄なトラブルや炎上を招くので、避けるべき、というのが基本的な境界線だと思っています。


 ただ、話が難しくなってくるのが、手法によってはいわゆる単純なマーケティングの倫理的な話以外の境界線が必要になってくるという点です。

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2009年2月23日

ブログ記事大賞にご協力頂いた皆さん、ありがとうございました。

alphablogger2008.png 先週末に、無事アルファブロガー・アワード2008 ブログ記事大賞の結果発表イベントをさせて頂きました。
 参加頂いた皆さん、運営にご協力頂いた皆さん、ありがとうございました。


 結果の詳細については、既にサイトの方に公開されていますので、そちらをご覧いただければと思いますが。

aba2008new.jpg
 
 あらためて振返ると、今回は本当に難産企画でした。
 
 以前にも書きましたが、実は記事単位の投票企画というのは、アルファブロガー・アワードの前身である「アルファブロガーを探せ」の第一回の際に試みた企画です。
 その際には、ただでも無名企画だったと言うこともあり、ブログ単位での投稿と併行して実施したブログ記事単位での投票は、ほとんど数が集まらず、結果すら公開できなかったという苦い記憶があります。

 
 そう言う意味では、今回も投票数が少ないのは最初から覚悟していたのですが、企画開始当初は想像以上に投票がばらつき、このまま結果発表ができないのではないかと焦りったのが正直なところ。

 ただ、おかげさまで、最終的には4000を超える投票が集まり、幅広い記事が選ばれる結果になりました。
 これも、アルファブロガー・アワード2008について、ブログやサイトで紹介して頂いた皆さんのおかげです。
 ご協力頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

 
 投票企画という企画の形式上、どうしてもブログで投票を呼びかけた方に投票がしがちで、そうでない方の記事が埋もれ勝ちになってしまうという課題はあるのですが、そういう課題がある中でも今回選ばれた記事の中には、昨年話題になった出来事に関わった人々の本音が見える記事や、テレビでも話題になった記事など、興味深い記事が多く選ばれたと感じています。

 特に個人的に今回の結果で印象に残ったのは、「わさお」という犬の記事
 正直、恥ずかしながら今回のアワードで知るまで全くその存在を知らなかったのですが、個人で運営されていたブログ上の旅行記で紹介された犬の記事が話題になり、その後テレビで取り上げられるようになった、というのは非常に印象的な話でした。

Markezineでもインタビューが取り上げられていたようです
markezine_wasao.jpg

 テレビの人たちも、ネット上の話題をしっかりウォッチしているという証拠のような出来事ですよね。

 それ以外の記事も、テレビで話題になっていた出来事の裏側を、その出来事の当事者の方々や関係者の方々が綴っていたりするようなものが多く。
 やっぱり、ネットもリアルも、ブログもマスメディアも、境界線がどんどんあいまいになってきているんだなーと痛感させられる結果でした。

 結局、出来事を話題にしている私たちが同じ日本人なのですから、当然と言えば当然の結果なのかもしれませんが。
 あらためて、こうやって見るとなかなか興味深く感じています。

  
 こういった状況を踏まえて来年の企画はどうするべきか、というのはまだ全く考えていないのですが。
 今回のブログ記事大賞への課題とか、来年へのアドバイスとかご提案がありましたら、遠慮無くご連絡いただければ幸いです。

2009年2月20日

安易にペイパーポストには手を出しちゃダメだと思う 11の理由

 さて、予想外に先週から継続されることになっている、ペイパーポスト関連の重い記事シリーズですが。
 私が過去の記事で、できるだけ中立に記述しようとしていたために、私をペイパーポスト推進派と勘違いしている人もおられるようなので、ここで明確に私が、一ブロガーとして、いわゆる不特定多数を対象にしたペイパーポストは「ナシ」だと思っている理由を書いておきたいと思います。

 長文で読みづらいという苦情も頂いているので(汗)、今回は箇条書きを試みてみます。
 (でも、お察しの通り以下長文注意です)
 

【非開示ペイパーポストの場合】
 まず、先日の「GoogleのPayPerPost騒動の議論に思うこと」にも書いたように、個人的にそもそもNGだと思っているのは、ブログの記事中で報酬の開示を義務づけていない非開示ペイパーポスト。
 再掲になりますが、整理するとNGだと思う理由は以下の4つです。

■報酬の有無を隠すことは、やらせ記事ととらえられる
 そもそも記事を書くこと自体に、金銭報酬があるのであれば雑誌やニュースサイトの記事広告同様、その記事がメディア側の興味からではなく、企業の報酬をきっかけに書いていることを開示する義務があるはずです。
 企業からお金をもらっているにもかかわらず、それを隠して他の人に製品を推奨することは、極端に言うと企業から買収されているのに近く、読者から見るとあきらかにやらせ記事になってしまうと思います。

■利用者にやらせ行為を推奨することは、より深刻な問題である
 記事広告を記事広告と明記するという倫理の問題は、実際には、一部の雑誌やニュースサイトではなし崩しになっているという話もあり、それと比較してマスメディアと同じという人がいます。(実際米国のPayPerPostの人も言っていました。)
 ただ、上記の例は主体となるメディアが「企業」であり、自らの知識の元にリスクを取っているといえますが、ペイパーポストの場合は「不特定多数の個人」にやらせ行為を推奨するという意味で、単純な非開示の記事広告より、更に問題だと考えています。一部の事業者は「利用者に開示の判断を任せる」というポリシーを取っているようですが、個人的にはプロの企業が素人に責任を押しつけているように見えてしまいます。
(米国のFTCでも「プロダクトの口コミによるプロモーションを行い、口コミを行った人が口コミ料を報酬として受け取る方式の マーケティングを行う企業は、その旨を明らかにしなければならない」という意見書を発表しています。)
 
■企業側に炎上リスクがある
 さらに、仮に上記の倫理上の問題がもし無視できたとしても、マーケティング上も炎上のリスクがあります。
 企業が、ブロガーに金銭的報酬を支払い記事を書かせ、そのことを隠していた場合、当然利用者がそのことを良く思うわけはありません。
 今回のGoogle Japanの騒動は、開示型のペイパーポストですし、Googleの自社ルールに抵触していたという話ではありますが、非開示のペイパーポストの利用が悪い形で判明した場合には、他の企業でも同様かもっと悪いトラブルになるケースも否定できません。

■書き手側にも炎上リスクがある
 金銭的報酬があることを隠して、ブログに記事を書いた場合、炎上の対象になりうるのは企業だけではなく、ブログの書き手も同様です。
 テレビのように電波というチャネルを持っている媒体であれば、あるある大辞典のようなやらせ騒動があっても、視聴者がそのチャンネルを二度と見なくなると言うことはほとんどありませんが、ブログの場合読者と書き手をつないでいるのは「信頼」だけです。その信頼を失ってしまったら読者を失う可能性は高いでしょう。
 日本でも、NHKに取り上げられた 女子大生のブログが炎上したケースがありました。

 上記のように、非開示ペイパーポストについては、そもそも倫理的にNGだし、マーケティング的にもリスクが大きすぎるのではないか、というのが私の考えです。

 

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2009年2月19日

Google Japanの再謝罪に改めて思う、過ちを認めることの大切さ

 連日続いている重い長文エントリーシリーズ。
 今日は、開示型ペイパーポストはマーケティング倫理上はアリだとは言っても、私自身はペイパーポストはナシだと思っている、という話を書こうかと思っていたのですが。

 今回の長文シリーズのきっかけになったいわゆる「Google PayPerPost騒動」で、本日嬉しい展開がありましたので、そちらを軽くご紹介したいと思います。


 詳細は下記のエントリーを見て頂ければと思いますが。

Google Japan Blog: Google.co.jp のページランクを下げた件について
googleJapan_ppp.jpg

 Google Japanの公式ブログで、再度、今回の騒動についての謝罪エントリーがアップされたのです。

 個人的にも先日のエントリーに「是非、今後修正なり追記なりがされることを祈っております」なんて書かせて頂きましたが。
 正直なところを言うと、既に一度謝罪を書かれてしまっているし、外資系企業としてはこのあたりが限界なのかなーと勝手に思い込んでしまっていたのもあり、今回の重ねての謝罪エントリーには驚きました。


 前回の謝罪文で「プロモーション活動の一部でブログを活用したことが、Google のサーチに関するガイドラインに違反することが判明」と誤解を生みやすい表現だったのが、今回は「過去に行った iGoogle 等のプロモーション活動の一環で、このガイドラインに違反する有料リンクとみなされる行為を私たち自身が行っていたことが判明しました。」と詳細に説明されており。

 さらに、Webmaster Central 日本版公式ブログにおいて「有料リンクについて」という詳細の解説記事を同時に掲載する念の入れよう。

 こちらでは、「今回問題となった google.co.jp への有料リンクは、ブロガー達に対価を払うことにより紹介記事を書いてもらういわゆる Pay Per Post ネットワークからのものでした。」とか、「いわゆる Pay Per Post ネットワークに参加する場合には、その記事に対して対価が払われていることを、ユーザーに対してわかりやすく表記するべきと考えます。」とか、具体的に今後のペイパーポストネットワーク参加ユーザーに対する注意を促しています。

 これで日本におけるペイパーポストサービスの野放図な状況にも、ひとつ大きなくさびが打ち込まれそうな印象もあり、2006年から非開示ペイパーポストを中心とするやらせブログ問題の解決を祈ってきた人間としては、非常に嬉しい出来事なのですが。
 まぁ、その話は別途書くとして。


 個人的に今回ちょっと感動したのは、前述のポストの下記の部分。

 「また、ユーザーの皆様やネットコミュニティーの方々には、叱咤激励のお声をいただき、ありがとうございました。」

 もちろん、何の変哲もない一文ですし、私の過大解釈かもしれませんが、単に「ユーザーの皆様」だけで済むところを、わざわざ「ネットコミュニティーの方々」と入れたのは、自分たちはネットコミュニティーの声を聞いているよ、という宣言とも受け取れますよね。

 正直、今回の騒動で、Google Japanの方が、日本のネットコミュニティに対するコミュニケーションを閉ざしてしまうのではないかとちょっぴり恐れていたので、なんだかほっとする一文でした。
 

 当然、今回の騒動については、本国の強い指導というのは大きいでしょうし、前回の謝罪文の内容や、前回の謝罪文から今回まで間が空いたことなどもありますから、まだまだ斜めに見る方も多いようですが、外資系の企業において、本国と調整しながら文章を修正していたであろう事などを考えると、今回のGoogle Japanの方々の対応は、あらためてさすがGoogleと感じさせる対応だったと言って良いのではないかと思います。

 やはり大事なのは、間違っていたら間違っていたと認めて、素直に謝罪することですよね。

 この教訓は、個人的にも、AMNとしても、忘れないようにしたいです。

 さて、あとはこれにサイバーバズさんが続いてくれて、来週の木曜日のWOMマーケティング研究会で、皆さんと生産的な議論ができることを期待したいと思います。
明日(というか今日)2月19日(木)12時が締切りですので、興味がある方はお早めにどうぞ

2009年2月18日

WOMマーケティング協議会の率直な現状について書いておきます

womj_logo.png 今日は、非常に感動する体験をさせて頂いたので、そっちの話を書きたいのはやまやまなのですが。
 ちょっと、以前書いたWOMマーケティング協議会に関して、いろいろと誤解があるようなので、そちらの話を書いておきたいと思います。

 まず、最大の誤解だと思うのは、WOMマーケティング協議会の今のフェーズ。
 私も面倒くさいのでWOMマーケティング協議会と略してしまっているのが悪いのですが、WOMマーケティング協議会という組織はまだ存在していません。
 
 現在存在するのは、WOMマーケティング協議会設立準備会という言い訳のような長い名前の組織で、この組織は「日本にもWOMマーケティング協議会が必要だよね」という人たちに集まってもらうために立ち上げた、いわばあえて悪い言い方をすると宣伝バルーンみたいなものです。

womj_site.png

 現在発起賛同人に応募頂いた方は、時差はあるものの基本的には全員リストに追加させていただく方向で対応していますし、何らかの詳細な審査をしているわけでもありません。
(当然、正式に団体化する際に、会員登録や審査等の手続きが発生することになると想像しています)
 そう言う意味では、現在のWOMマーケティング協議会のサイトの参加一覧は、純粋に「日本にもクチコミマーケティングを考える組織が必要だと思う」ということに賛同頂いた皆さんのリストになっています。
 
 で、現在の世話人というのも、残念ながら発起賛同人の方々に選んで頂いた存在ではなく、たまたま「日本にもWOMマーケティング協議会が必要だよね」という議論をしていた際に、事務を手伝っても良いと手を挙げた人たちでしかありません。

 つまり、現在のWOMマーケティング協議会設立準備会というのは、日本にどのようなWOMマーケティング協議会が必要なのか、実際にどういうことをやるべき組織なのかというのを議論するための組織であり、まだ実体は何もないのです。

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2009年2月16日

ペイパーポストかどうかが問題ではなく、読者にどう受け止められるかが問題だと思う

 先日、GoogleのPayPerPost騒動の長文のエントリーで、言いたいことを全部書いて肩の荷がおりた気でいたのですが。
 前の記事にトラックバックを頂いて知ったのですが、残念ながらサイバーバズさんのところで別の騒動に飛び火しているようですね。

 そもそものきっかけは、サイバーバズさんがプレスリリースで、自社のサービスがペイパーポストではないと否定したところから始まっているようです。

cyberbuzz_press.png

 私自身、先日の記事で、「サイバーバズさんのサービスは同じPayPerPost(記事単位で謝礼を支払う)サービスでも、記事にサイバーバズの企画であることを明示させているという点で、PayPerPostサービスの中では比較的倫理的な意識の高いサービスというのが個人的な認識」と書いていることも、騒動の一翼を担ってしまっているようですので、ここの整理からしたいと思います。
(またもや長文注意です・・・すいません)


 個人的にはペイパーポスト(Pay Per Post)は、単純にペイパークリック(Pay Per Click)やペイパービュー(Pay Per View)と同じ英単語として捉えており。

 ペイパークリック=クリックに応じて料金を支払うこと
 ペイパービュー=視聴に応じて料金を支払うこと
 
 と同じく

 ペイパーポスト=記事に応じて料金を支払うこと

 と理解しています。

 まぁ、個人的には「ブログ記事広告サービス」と呼びたいのですが、いわゆるGizmodoとか田口さんがやっているブログメディア系の記事広告とごっちゃになってしまうので、ペイパーポストと言い続けている次第。

 そう言う意味では、サイバーバズさん自身は「記事掲載に対する対価として金銭の支払いは推奨しない」とリリースで否定されていますが、トラックバックで頂いた記事にも書かれているように、FAQで記事を書くことに謝礼を支払うと明記されていたなど、広い意味ではペイパーポストに分類されるのが自然なのではないかと思っています。

 
 細かい話を言うと、おそらくサイバーバズさんからすると、今回のGoogleさんの案件はブログパーツ広告だったということなのでしょうが、例えば、単純にブログパーツを広告として掲載する場合には、当然クライアントは表示位置や表示回数、表示期間を設定するはずですが、サイバーバズさんの案件は掲載位置は自由のようですし、記事内(ブログの全体よりも明らかに表示数が少なくなる)だけでも良い印象があり、掲載期間等も指定が無いようで、いわゆるバナー広告的なブログパーツ「広告」とは種類が違うように思います。
 
 その代わりに、参加者の皆さんの記事を見ている限りではブログでの記事紹介とセットになっている印象が強いですから、ブログパーツ掲載+記事執筆で謝礼が支払われるという意味で、これも広い意味でのペイパーポストと言えると思います。
 ざっくり言ってしまうと、記事執筆にブログパーツ掲載が追加されているだけに見えるわけです。

 この点については、AMNでブログパーツシーディングを開始する際に、パートナーブロガーの方々とかなり密な議論を行い厳しいご指摘もいただいた結果、上記のような結論に至っていますが、あくまで私の個人的な認識ですので、一般認識や事実と間違っているようであれば、修正をさせていただきたいと思います。


 ただ、今回Googleが自ら、サイバーバズのサービスを活用してキャンペーンを行ったGoogle Japanのページランクを下げるという形で罰したように、サイバーバズさんのサービスがGoogleの定義の中でも広義のペイパーポストとして認識されてしまったのは、否定できないと考えています。

 この点については、サイバーバズさんとGoogle Japanさんとの間の話し合いがどのようにされたのか分かりませんので、結果から類推しているだけです。
 ブログを活用したマーケティング事業者としては、今後の境界線のためにもそのあたりの議論が何らかの形で開示されることを期待しています。

 さて、ここからようやく本題に入るのですが。
 個人的には先日の記事にも書いたように、ペイパーポストであること=マーケティング手段として悪い、という話ではないと考えています。
 

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2009年2月12日

GoogleのPayPerPost騒動の議論に思うこと

 毎度、ちょっと周回遅れの感は否めませんが、個人的にもAMNとしても切っても切れない問題なので、今話題になっているGoogle JapanのPayPerPostキャンペーン活用騒動について自分の意見をメモしておきたいと思います。
(毎度のことですが長文注意です)

googlekeyword.jpg

 今回の顛末の詳細や経緯については下記の一連の記事に詳しいので、詳細はそちらをご覧いただければと思いますが。

Yahooからの市場奪取に向けて手段を選ばぬGoogle、PayPerPostキャンペーンを採用
グーグル、プロモーションで謝罪 - CNET Japan
Google、ペイパーポストのブログマーケティングで謝罪:渡辺隆広のサーチエンジン情報館
[を] Google がブロガーにお金を払って広告記事を書かかせていたが実はそれは Google のポリシーに反する
チミンモラスイ? : ブロガーズネットワーク再考 その9
 
 概要を知らない方にざっくり内容を紹介すると、Google Japanが「急上昇ワードランキング」のプロモーションでCyberBuzzのPayPerPostサービスを利用していたことが、ネタフルAsiajin経由で米国のTechCrunchにまで取り上げられ、それに対してGoogleが公式ブログで謝罪することになった。というのが基本的な流れです。

Google のマーケティング活動について
 
 その後、AsiajinやTechCrunchの影響で英語圏でも議論が広がる一方、上記の謝罪記事やTechCrunchの記事が日本語にも翻訳されたこともあり、日本のブログ界隈でも議論が盛り上がり、CNETを初めとしたメディアもカバーして今日に至るという感じですね。


 ちなみに、この議論に対する私自身の立ち位置をあらかじめ開示しておくと。
 個人的には過去に「これからは、やらせブログは規制の対象に?」という記事で言及しているように、いわゆるPayPerPost系サービスについて良い印象を持っていないのは事実です。

 ただ、AMNでもブログマーケティングポリシーを公開したり、PayPerPost系サービスの懸念点を啓蒙したりと、いろいろと試行錯誤はしてきましたが、一方で日本においては米国に比べるとPayPerPost系のサービスが種類も数も大幅に進化していて、日本のネットマーケティングにおいて一定のポジション占めている存在になっていることも、これまた事実。
 そう言う意味では、PayPerPost系サービス自体は、個人的な好き嫌いは別として、業界としては使い方によっては有効なサービスと考えられていると理解しています。
(もちろん、だからといってAMNでいわゆるPayPerPost系サービスを実施することはありませんが)


 そんな中、個人的にPayPerPostサービスについて、まず超えてはいけないポイントと考えているのは、報酬があることを開示しているPayPerPostか非開示のPayPerPostかという点。

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2009年2月10日

Grand Theft Auto IVにみる、ゲームの教育効果と負の効果の境界線

 先日、「最近のゲームに改めて感じるエデュテイメントの可能性 : tokuriki.com」という記事を書きましたが、この記事と必ずセットで書かなければと思っていたのが、昨年末にプレイしたGrand Theft Auto IVというゲームの存在です。

gta_4.png

 Grand Theft Autoとはいわゆる自動車強盗とか車両窃盗とかいう意味。
 そのタイトルから想像できるように、Grand Theft Autoはギャング組織の下っ端が、任務をこなしながら成り上がっていくというタイプのゲームです。

 何と言っても凄いのは世界的な人気。
 なにしろGrand Theft Auto IVの売り上げは「ハリー・ポッターと死の秘宝」が保有していたギネス世界記録を塗り替えたほどで、「今後2~3年間にこれらのゲーム(の初期の販売実績)に匹敵するゲームが登場するとはなかなか言い切れない」とアナリストに言わせてしまうほどのシリーズです。

 また一方で、「18歳の少年が『Grand Theft Auto IV』を真似てタクシージャック」とか、「『GTA IV』 “飲酒運転”に対しMADDが非難声明 レーティングの変更を求める」とか、様々な暴力的な表現でも物議をかもし、良い意味でも悪い意味でも注目されているゲームソフトです。

 まぁ、なぜそんなゲームが売れるのかはやってみないと分かるまいということで、思いきって昨年購入し、プレイしてしまいました。


 正直な話、ゲームを始めた最初は、なんだか主人公もさえない感じの汚らしいおっさんだし、こんなゲームがなんで売れるのか?と思ったりもしてしまったのですが。
 

 本当にこのゲーム、やばいぐらい良くできています。

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2009年2月 6日

最近のゲームに改めて感じるエデュテイメントの可能性

 皆さん、先日の記事には様々な応援コメントやメールを頂きありがとうございました。
 なんだか、改めて肩書きの重さをずっしりと感じてしまっている今日この頃です。

 いただいた質問に対する回答や御礼のエントリーも書きたいのですが、重いエントリーが続いてしまうので今日は閑話休題。

 かなり昔に書いた「Wii Musicにみる音楽の本当の楽しみ方と、逆転の発想」という記事にもらった、カイさんの「自由だけど自由じゃないWii Musicインプレッション」という記事に返答しようしようと思っていてできてなかったのを、今更ながらエントリーしたいと思います。


 カイさんの記事は、ようは僕の記事だけ見るとWii Musicが「子供がリモコンを振って音を楽しむ」だけの自由なゲームに見えちゃうけど、実は「レッスンを受けて自分でセッションを作り出せる」奥が深いゲームですよ。という指摘で至極納得です。
 というか、実は、この当時、前述の記事を書いた後にそういう話を書こうと思っていたのに、カイさんに先に書かれちゃったので、なんか書きそびれてしまったと言い訳しておきます。


 で、そのとき書きたかったのが、「ゲームで学ぶ」と言うプロセスの可能性。
 
 個人的には「ゲームを「勉強のため」と胸を張ってやれるようになる?」という記事を大昔に書いたことがあるように、シリアスゲームとかエデュテイメントといった分野に非常に興味がある人間です。
 まぁ、要は根っからのゲーマーなので、ゲームをやる理由を探しているだけではないかという気もしないでもないのですが。
 
 最近のゲームは、ゲーム機の性能が上がってリアルさが増しているために、実際の趣味や娯楽自体を仮想体験できるものが着実に増えてきている印象があります。


 例えば、昨年「AFRIKAにみるセカンドライフと違う仮想世界の可能性」という記事で紹介したAFRIKAでは、思いっきりデジタル一眼レフのソニーのαがゲームの中に組み込まれていて、実際のカメラさながらの操作を体験することができます。
 もちろん、ただボタンを押すだけでゲームはクリアできるんですが、本当に綺麗な写真を撮りたければ、レンズを変えるのはもちろん、いわゆる絞りとかシャッタースピードとかいろいろいじることが可能。

 高価な一眼レフカメラやレンズを購入しなくても、その違いや使い方を疑似体験できるわけです。

AFRIKA™_13

 で、前述のWii Musicもゲームとしては同じで、ただ単純にコントローラーを振っているだけで、それはそれでまぁストレス発散になるわけですが、一方でセッションとかアレンジの基礎をゲーム感覚で楽しみながら覚えていくこともできるようになっています。

 これってある意味、極端に言ってしまえば音楽の授業だったりするわけですが。
 音楽の「授業」だと、なんだかいちいち音符を間違えたのを弾き直させられたりと、完璧を求められる印象がありますが、Wii Musicだと試行錯誤もいろいろできるし、なんだか楽しく1つ1つのステップを覚えていける感覚があります。

 いわゆる「授業」とか「学習」というと、どうも過去の経験からか、私たちは脊髄反射的に面倒と思ってしまう気がするのですが。
 実は人間にとって何かを学んでいるプロセスって凄い楽しい経験のはずで。

 ゲーム会社が持っているそういう楽しくさせるプロセスって、実は現状のつまらないとか面倒と思われている学習プロセスとかにもっと活かせるんじゃ無かろうかと。
 そんなことを最近改めて強く思うようになっています。

 
 特に、仕事のやり方を学んだりとか、ビジネスの知識を身につけるということ自体も、同じようにいわゆる「根性」とか「忍耐」とかの精神論から入るのではなく、楽しみながら身につけていくというやり方がもっとあってもいいんじゃないかなーと。
 そんなことを妄想する今日この頃です。

 ということで、○○の勉強をしていると言い訳できる、そんなお得なゲームをご存じの方は、是非教えてください。

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