2007年9月19日

CONTENT'S FUTURE (小寺 信良 津田 大介)

CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ (NT2X) 「CONTENT'S FUTURE」は、小寺 信良さんと津田 大介さんによるインタビュー本です。
 光栄にも献本をいただきましたので、感想をメモしておきたいと思います。

 正直な話、このCONTENT'S FUTUREは、あまりインタビュー本という表現が適切ではないかもしれません。
 形式としてはインタビューが中心になってはいるのですが、そのインタビュー対象も実に個性的。
 各分野で意欲的な挑戦をしている方々がコンテンツに対するそれぞれの想いを語っています。

土屋 敏男(第2日本テレビ エグゼクティブ・ディレクター)
草場 大輔(東京MXテレビ 報道制作局ディレクター)
椎名 和夫(音楽家、実演家著作隣接権センター運営委員)
遠藤 靖幸(価格.com マーケティング部)
江渡 浩一郎(産業技術総合研究所 研究員)
西谷 清(SONY ビデオ事業本部長)
長谷川 裕(TBSラジオ「Life」プロデューサー)
中村 伊知哉(国際IT財団 専務理事)
松岡 正剛(編集工学研究所)

 本の中で語られているのは、インターネットの登場によって大きく変化しているコンテンツ産業の未来についてなのですが、ネット側の視点ではなく、長らくコンテンツに関わってきた方々の視点が多く入っており、考えさせられる発言が随所に出てきます。

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そろそろ本気で継続力をモノにする! (大橋悦夫)

そろそろ本気で継続力をモノにする! 「そろそろ本気で継続力をモノにする!」は、スピードハックスなどの著書で、すっかり日本のライフハック第一人者となった大橋さんの単著です。献本を頂きましたので、感想をメモしておきます。

 私が大橋さんに初めて会ったのは、もう3年以上前になると思いますが、いまやすっかり自分流の仕事観を確立された感じですね。この出版のペースはすごいです。


 今回の書籍では「継続力」にフォーカスをあて、大橋さんならではの継続力哲学を披露されています。
 大橋さんは以前「手帳ブログのススメ」なんて本も書かれていましたが、まさに自他共に認める継続マニア。
 
 今回の書籍では、継続のタイプを「続ける系」「ためる系」「マスター系」の3つに分類し、大橋さんなりの継続力の高め方を体系的に解説してくれます。

 なんだかんだで、ついつい三日坊主になってしまうという人にお勧めです。

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2007年9月 2日

フラット革命 (佐々木俊尚)

フラット革命 フラット革命は、「グーグル - Google 既存のビジネスを破壊する」や「ウェブ2.0は夢か現実か?」等で有名な佐々木俊尚さんの新刊です。

 最初はタイトルから、てっきりトーマス・フリードマンのフラット化する世界を日本向けに分かりやすくしたような内容かと思ってしまったのですが、違いました。

 この本は、インターネットによるフラット革命が、日本社会にどのような影響を与えるのか、これまでジャーナリストとして日本やインターネットを見続けてきた佐々木俊尚さんの視点から深く掘り下げた一冊です。

 トーマス・フリードマンの本はグローバルに起こっている出来事が客観的にまとめられて私も大きな影響を受けましたが、ある意味他人事のように感じられてしまったのも事実。
 でも、このフラット革命で描かれているのは、現在進行形の日本の話です。
 
 特にこの本が貴重なのは、様々な立場の人たちに実際に取材を行い、それを一つの本の中で綴っていることでしょう。
 一口にフラット革命といっても、それによって発生している現象は一口では言い表せないことを、この本に出てくる一人一人の声が明らかにしていくように感じます。

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2007年9月 1日

提案営業の進め方 (松丘啓司)

提案営業の進め方 (日経文庫 B 99) 「提案営業の進め方」は、エム・アイ・アソシエイツの代表取締役を務める松丘氏の単著です。献本を頂いたので読んでみました。

 いわゆるソリューション営業とかコンサルティング営業とか、これまでのプッシュ型とは異なる営業アプローチが必要だというのは、そこここで良く聞く話ですが、企業によってはソリューションといわれてもピンと来ない人が多い気もします。

 そんな中、この本では提案営業というある意味普通の言葉で、これまでのプッシュ型営業とは全く違うプル型営業のあるべき姿を説いてくれており、どんな業種の営業マンでも役に立つ内容になっていると思います。

 個人的に印象に残ったのは、「訪問する顧客数を増やせば売り上げも増えるというのは錯覚である」というくだり。
 営業活動がうまくいかないと、ついとにかく数を回ることにエネルギーを費やしてしまいがちですが、考えさせられる一言です。

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2007年8月 5日

実践Web2.0BOOK (津久井 玲宏, 古川 健介, 野間 恒毅 他)

実践Web2.0 BOOK 人気ブロガー直伝! 一歩先行くWeb2.0的ワーキングスタイル 実践Web2.0Bookは、6人の共著体制で共同で執筆した最新ウェブサービスの解説本です。光栄にも献本をいただきました。

 帯だけ見るといかにもライフハック本っぽいですが、それだけでなくWeb2.0的なサービスや概念を理解する上で参考になるサービスがまとめて取り上げられています。

 サービスを選択する上でも個人が利用しているサービスを取り上げると、サービスに偏りがでがちですが、今回の本では掲載する上で共著者陣が議論して、厳選したサービスだけを掲載したそうで、幅広く濃いサービスがピックアップされています。
 一人一人が専門分野を持っている共著メンバーですから、これだけの範囲をカバーできるんでしょうね。

 個人的にも自分がカバーしているサービスは、ワークスタイル・メモで取り上げているような仕事の能率向上とか情報共有系のものに偏りがちなので、知らないサービスが結構あって新しい発見がありました。

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企業のためのRSSマーケティング (ロック・フラストニク)

企業のためのRSSマーケティング 宣伝・広報・販売の現場で使えるフィード活用術 企業のためのRSSマーケティングは、RSSの企業活用についてのポイントを解説している書籍です。
 出版社の方から献本をいただきました。

 個人的にもRSSというと、その用語のかもしだす雰囲気からか、どうも技術的要素としてのみとらえられがちで、ビジネスにおける価値が意外に認知されていない分野のように感じています。
 
 そういう意味でこの本は、そのRSSを完全にビジネスの視点からとらえ、活用法や将来の可能性について分析した本といえるでしょう。
(個人的には日本ではRSSマーケティングという言葉を使うよりも、それこそフィードマーケティングとか、新たな言葉を作ったほうが良いような気もします)

 もちろん、RSSから直接収入をあげるというと、やれRSS広告だなんだという話になってしまいがちですが、RSSマーケティングにおけるポイントは、結構メールマガジンとかメールニュースのような一件先祖がえりしたような話から、マーケティングの根本的なコンセプトの話に立ち返っていくような印象もあります。(まぁ、マーケティングという視点で切ると何でもそうなりがちなのかもしれませんが。)

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2007年7月29日

SNSの研究 (佐々木 俊尚, 原田 和英, 保田 隆明 他)

SNSの研究 あなたはまだ「マイミク」のことが好き? SNSの研究は10人以上の共著者がSNSの光と影について考察している書籍です。
 献本をいただいていたので、遅ればせながら拝読しました。

 最初、SNSの研究の副題に「あなたはまだ「マイミク」のことが好き?」とあるので、一見mixiの解説本かと思いましたが、大きな勘違い。
 
 日本のSNSの歴史的な背景から、今注目のモバげータウンなどのケータイSNS、さらにはTwitterやTumblrなど超最近の事例から、最近のmixiをめぐる可能性や課題の話まで、個性豊かな執筆人がそれぞれの専門分野をカバーする形で、幅広く取り上げられています。

 個人的に特に印象に残ったのは、後半の最近のSNSにおける影の部分の話。
 あまり自分がmixiをそれほど激しく使っていないこともあり、最近の事例をあまり知らなかったのですが、あらためて急成長したコミュニティが悪意のターゲットになったときの課題について、いろいろ考えさせられました。

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ネット広告がテレビCMを超える日 (山崎 秀夫, 兼元 謙任)

ネット広告がテレビCMを超える日 (マイコミ新書) ネット広告がテレビCMを超える日は、野村総研の山崎さんとOK Waveの兼元さんの共著です。
 光栄にも献本をいただきました。

 ネット広告がテレビCMを超えるというと、正直今の日本の現状を考えるとありえないという話になりがちなわけですが、この本では2018年にはそれが起こると分析をされています。
 もちろん、単純に今の定義のネット広告が、テレビCMを飲み込むという意味ではなく、視聴者の生活スタイルやネットでできることの幅が増えてそうなるわけですが。
 あらためて時期を書かれるとなかなか考えさせられるところです。

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2007年7月28日

100%無理な話も通す技術 (鶴野 充茂)

「100%無理な話」も通す技術―会社でやりたいことを実現させる人の考え方・説得術 100%無理な話も通す技術は、鶴野さんの新刊です。
 光栄にも献本いただいていたので遅ればせながら読んでみました。

 私が鶴野さんにお会いしたのは、実はブログを始める前のこと。
 その当時から鶴野さんは自らが主催するネットワーキングのパーティーを毎月変わらず開催されていて、そのオープンな姿勢には私も影響を受けました。

 もちろん、今回の本は、ネットワーキングの本ではなく説得についての本なわけですが、鶴野さんならではの共感だったり、ポジティブシンキングだったりという要素がちりばめられていて、なるほどと腑に落ちる点がいくつもありました。

 特に印象に残ったのは「一番の壁は自分自身の中にある。自分で自分の行動を縛っていることが多い」というくだり。
 自分でも気をつけているつもりではいますが、ついつい忘れてしまうポイントですね。

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2007年6月17日

ネットで人生、変わりましたか? (岡田有花)

ネットで人生、変わりましたか? ネットで人生、変わりましたか?は、IT戦士としても有名なITmediaの岡田有花さんのこれまでのインタビュー記事や名物記事がまとめられた書籍です。
 光栄にも献本を頂いていましたので、遅ればせながら読書メモをまとめておきます。

 「ネットで人生、変わりましたか」というタイトルに表現されているように、この本で描かれているのは、インターネットをきっかけに様々な形で人生の変化を体験した人たちの生の考えや言葉。
 実際、岡田さんほど、この数年間の日本のインターネットに大きな影響を与えている記者もいないでしょう。

 はてなが「変な会社」というキーワードを確定させるきっかけとなったのも岡田さんなら、mixiが「儲かっていない」という点を浮き彫りにし、その後のユーザーによるmixiコミュニティの盛り上がりのきっかけになったのも岡田さんだし、ペパボの家入さんのひきこもりからIT社長にというストーリーを引き出したのも岡田さん。
 その影響は、「へんな会社の作り方」や「こんな僕でも社長になれた」という書籍の出版にもつながっているように思います。


 当然、これらの記事は、インタビューされた人たちだけでなく、それを読んだ人たちにもいろんな影響を与えているはず。
 実際、私個人も岡田さんの記事に大きな影響を受けた一人です。

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