このたび、AMNで「投票なう」というサイトを作ってみました。
これ自体は、「投票」と書かれているツイッター上の発言を単純に集約しているシンプルな一発芸サイトなのですが。
個人的に今回ツイッターでチャレンジしてみたら面白いんじゃないかなぁと思っているのが、選挙の投票に行ったらツイッターで「投票に行った」と書くという試み。
正直、ネット選挙解禁の周辺における議論を5年前からウォッチしてきて、今回こそネット選挙解禁確実、と思われていたのが直前で時間切れという、またしても5年前の議論の状況に戻ってしまったこと自体も悲しいのですが。
個人的に今回のネット選挙解禁をめぐる議論で一番気になったのが、ブログはOKでツイッターは禁止というルールが決まりそうになった時のこのフレーズ。
電子メールとツイッターについては、誹謗(ひぼう)中傷やなりすましを十分に防げないことなどから慎重な意見が出ており、見送る公算が大きい。
参考:参院選、HPとブログは解禁 メールとツイッターは見送り
結局、政治家の人たちから見ると、日本のツイッターって、誹謗中傷の温床に見えてしまっているわけですよね。
おそらく、このイメージを変えないと、いつまでたっても日本の政治家の人たちが、ツイッターユーザーやネットユーザーの声に耳をかたむけることは無いような気がしてきます。
そこで、是非今回みんなでチャンレジしてみたら面白いんじゃないかと思うのが、今回の参議院議員選挙で投票に行ったらツイッターに「投票なう」とか「投票したよ」とか書き込むこと。
ツイッター上にも、誹謗中傷をする人ばかりでなく、ちゃんと真面目に投票に行く人達がいることが可視化されれば、もうちょっと政治家の人たちからのツイッターユーザーのイメージも変わるんじゃないかと思うわけです。
実際、すでにツイッター上では投票日に向けて、「投票」関連の発言数は着実に増えてきており、「期日前投票にいったよ」という発言も結構な数が見られますので、投票日にみんなで「投票に行ったよ」と書き込んでみると、結構な数になるのではないかな、という気がします。
さらに個人的にちょっぴり期待しているのが、ツイッターが生んでくれる「つながり」効果。
ワールドカップをツイッターでつぶやきながら観戦していて思いましたが。
今まで一人で家で試合を見ていた時代に比べると、ツイッターは間違いなく日本中のワールドカップを観戦していた人たちを一つにつないでくれていたと思います。
今回、みんなでツイッターに投票日に投票に行ったことを書き込めば、投票日を忘れていた人も思い出すきっかけになるでしょうし、行こうかどうか悩んでいる人が行くきっかけになるかもしれません。
一人一人が影響を与えるのは、あくまで少人数かもしれませんが、それがつながると意外に多くの人に影響があるかも知れません。
昨年の選挙の際に、「それでも、私たちは選挙に行くべきだと思う理由」という記事を書きましたが、現在の日本では20代・30代の投票率が低いため、政治家の人たちからすると、正直この世代の存在感はほとんどないも同然です。
■明るい選挙推進委員会に出ていた世代別の投票率の推移より
※他の世代に比べて20代、30代の投票率の落ち込みが明らかにひどい。
■現在の世代別投票率が続く限り「高齢者のほうを向いた政策」は終わらない – シロクマの屑籠(汎適所属)より
※20代、30代は、そんなに人数は少なくないのに、投票する人が50代の半分程度。
こういうデータを見れば、政治家の人たちが、ネット選挙とかツイッターの利用を解禁して20~30代にアピールするよりも、地方を回って確実に投票してくれる50代~70代の人々の相手をしたほうが当選できる確立が上がると思うのは当然でしょう。
まずは、私たちが住んでいる国の未来をツイッターを使っているような私たちの世代が気にしているというのを、「投票」という形で表現しなければ、政治家が若い世代を無視してる、とか、ネット選挙や選挙期間中のツイッター利用ができない日本は遅れてる、と愚痴っていても始まらないわけで。
そんな若い世代の低い投票率の改善に、ツイッターのつながりが少しでも貢献することができたら。
きっと、まだツイッターを使っていない政治家の人たちも、ツイッターに誹謗中傷のリスクしか見ていない政治家の人たちも、ツイッターで人間と人間がつながることのメリットを感じてくれるんではなかろうかと。
そんなことを勝手に妄想している今日この頃です。
ちなみに、個人的にはその先にあるWISH2010に、いい加減全力投球しないと間に合わない状態になっていたりするのですが(汗)
こちらも、プレゼンターの自薦・他薦含めて募集中ですので、是非投稿お願いします。
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