徳力のFacebookアカウントは、転職の呪文でFacebookページに変換されました。これは寂しい。

 先日、「ついにFacebookで「友達の上限に達しました。」というエラーメッセージが出るようになりました。もう一度、友達0人から、やり直したいと思います。」という記事を書きましたが、せっかくフレンドが5000人近くまで増えたFacebookアカウントを単純に削除するのも勿体ないので、モーリさんに教えて頂いた転職の呪文を使ってみることにしました。
 その名も「プロフィールをFacebookページに変更する」呪文。
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 どうも、最近になっていわゆるFacebookの個人アカウントを、強制的にFacebookページに変換してしまう機能が実装されたようなのです。
 やり方は簡単。
 
 上記のFAQにある「こちら」というリンクをクリックするだけ。
 (ここ一週間ぐらいリンクが機能してなかったのですが、今日になって復旧したようです)


 リンクをクリックすると、上部に「プロフィールからビジネス用Facebookページへの移行」というメッセージが出てきて、お馴染みのFacebookページのカテゴリ選択画面が出てきます。
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 自分の好きなカテゴリを選んで利用開始ボタンを押すと、下記のような警告文が表示されます。
transfer3.png
 要は、人間としてのプロフィールから、Facebookページに変わっちゃうので過去のデータは全部消えるよ、という警告です。
(一応、アカウントメニューの設定画面から、過去のデータはHTMLファイルでダウンロードすることが可能です。)
 ちなみに、本当はFacebookページのタイトルを 徳力基彦 (Motohiko Tokuriki)とか日本語・英語両方の検索に対応させたかったのですが、Facebookページのタイトルはほぼ名前そのまましか選べないようです。
 まぁ、変更できたら友達5000人作ってから、自分の会社名とかコミュニティ名でFacebookページにした方が、最初からFacebookページでファン増やすより楽ですし、Facebookページ売買とか助長しちゃいそうですからね、いろいろ試してみましたが、やはりダメでした。
 この辺りは流石Facebook。スパム行為の対策はバッチリですね。
 まぁ、どうせ友達ゼロからやり直すつもりだったので、勢いで「えい!」と押します。
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 いやーーーーー、あっけないほどに簡単に終了です。
 過去の投稿が全部消えるので、めちゃめちゃ画面が寂しいです。
 おまけに徳力個人のアカウントは消えて、ビジネスアカウントというこのFacebookページ更新専用のアカウントになってしまうため、他の人のタイムラインとか登録されていたグループの閲覧とか当然一切できません。
 6億人もユーザーがいるはずのFacebookで、自分は誰一人とつながっていないというこの上も無い寂しさを味わうことができます。
 何しろ、友達誰もいませんから、他の人の更新情報なんて見れるわけ無いんです。
 Facebookならでのメッセージ機能もグループ機能も使うことができません。
 ビジネスアカウントって人間じゃ無いんですよね。
 そうか、ビジネスって人間じゃ無いのか・・・
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 いやーやばい。
 これマジで寂しいぞ。
 
 何しろFacebookロゴをクリックしたら、広告一覧のページに飛ばされちゃうんですよ。
 今までは、あんなに友達の投稿とか写真が一杯に並んですごい楽しそうなページだったのに。
 一応、ファンが5000人近いFacebookページができたというのに、なんだろう、この虚しさは・・・・いや-、この友達とのつながりと、単なるFacebookページの登録者数とのこのギャップ、恐ろしすぎるほど大きいです。
 
 よく考えたら、さっきまでウォールでコメントしあってた人の発言も全部消えちゃうんですよね。コメントしてくれた人やいいねボタン押してくれた人の反応も全部。
 なんか、せっかくコメントしてくれてた皆さんのコメントを、勝手にゼロクリアしてしまって本当にすいません。
 ということで、FacebookのSNSとしての楽しさを満喫したい人には全くお勧めできません、このFacebookページ転職機能。
 ペンネームで作っているアカウントが、そろそろFacebookに見つかって削除されそうで怖いからアカウント削除される前にFacebookページに変更したい、とか、芸能人の方がFacebook使っている内に、メッセージのコミュニケーションは面倒になったのでFacebookページにしたくなった、とかそういう特殊なケース専用の機能ですね。
 とはいえ、もう後戻りはできないので後の祭りです。
 せっかくの機会なので、しばらく誰ともつながっていない、全くソーシャルでは無い誰ともつながっていないFacebookを頑張って体験してみようかと思います・・・無理かな・・・