先日の「今更ブログ始めるのって時代遅れですよね?という質問に対する自分なりの回答」という記事には多くの方にリアクション頂き有り難うございました。
お陰様で、プロブロガーセミナーのプロジェクトは最低催行金額の10万円を突破することができましたので、セミナー自体の開催を確定することができました。
ご協力頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
先日のブログに書いたFacebookやツイッターなどの「フロー」系のソーシャルメディアに対して、ブログは「ストック」の価値があるという話は実はそこら中で話し続け、書き続けているつもりですし、ブログを実際にやっている方からすると当然すぎる話だったりすると思うんですが、改めて言い続けることの大事さを感じている次第です。
で、今回は初めて自らCAMPFIREでクラウドファンディングの仕組みを使ってみて、思ったところを書いておこうと思います。
今回のプロブロガーセミナーが、セミナーであるにも関わらず、わざわざクラウドファンディングを利用したのは、先日の記事に書いたように支援表明の可視化が目的です。
有料セミナーを開催したいだけなら普通にイベントレジストとかPeatixで申込フォーム作ってチケット売った方が明らかに手間もかからないし安いんですが。
セミナーの申込フォームだと、来れる、か、来れない、の二択しか基本的に判断できません。
それがクラウドファンディングにおいては、複数の段階を設けることで皆さんの温度感を感じることができるのが改めてメリットだなと感じています。
例えば40人を募集するセミナーだと、通常のセミナーなら40人が集まったらそこで締め切り。「チケット全部売れて良かったね」で終了です。
それが今回のようなクラウドファンディングの仕組みでやると、例えば実際当日来る人は同じ40人でも、当日別件があって参加できないから動画だけでも見たい、とか、東京には遠くて来れないんだけどオンラインで見たい、とか、段階をおった形でニーズを可視化することができます。
極端な話、実際に当日来れる人は5人なんだけど、オンライン視聴希望が100人集まったから必要費用をまかなえて開催できる、とかがあり得るわけです。
特に大きな違いだな、と思うのがパトロンになってくれた人たちの応援コメント。
現在のところ、ブロガーリレーション担当の中山さんの思いがつまった告知文章のおかげで多くの人から応援コメントを頂くことができています。
当然応援だけでなく厳しい指摘も頂くわけですが、公開される前提でこうしたコメントを書いてくれる人たちがいるというのは、やはりクラウドファンディングならではだな、と思ったりします。
こうした応援コメントだけでも、やる気が一気に出ますよね。
これは普通のセミナー応募でも導入できる仕組みだと思うので、もっと推奨しても良い気がします。
さらに、特に個人的に非常に嬉しかったのは、500円の支援をしてくれた人がいたこと。
今回のプロブロガーセミナーの500円支援って、イベントレポートのスペシャルサンクスに名前を掲載させて頂くだけで、はっきり言って物理的なメリットは無いに等しいわけですが、先日のブログを書いた後にお一人この支援をしてくれた人がいたと中山さんから教えてもらったときには本当に感激してしまいました。
(とはいえ普通の応援表明は、本当に告知ページのFacebookのいいねボタンを押す程度で結構ですので、念のため)
当然、こういったプライスレスな支援をして頂いた方に、後でして良かったと振り返ってもらえるようにできるかどうかが一番大事なわけで、改めて身が引き締まる思いがするわけですが。
こうした応援を可視化できること、そういう仕組みが実装されていること、参加者の人たちがそういう応援をしてくれる人が多いこと、が、クラウドファンディングの本当の魅力なのかもしれないなぁという気がしてきました。
振り返ってみると、ブログを初めて書き始めたときに感じたのも、読んでもらえていることが可視化されることのうれしさでした。
ブログを書いている当初はページビューしか見ていないわけですが、実はページビューってそれはそれで実はあまり手応えの無い数字です。
実際にはたまにつくコメントやトラックバックの方がはるかにテンションがあがる出来事だったりしましたし、それがその後はてなブックマークの数やコメントになり、ツイッターによるリンクやFacebookのいいね!やコメントに変わってきている感じがします。
一番嬉しいのは「いつもブログ読んでます」と面と向かって言ってもらえることだったりもしますよね。
要は「読んでいる人がいるんだ」というリアクションが可視化されることがブログの継続に繋がるんですよね。
クラウドファンディングにおいても、単純にお金を集めるなら他にいろいろ方法はあると思うんですが、「応援してくれている人がいるんだ」というリアクションが可視化されることが実は非常に大きなメリットな気がします。
冷静に考えると、AMNでやっているブロガーイベントも、企業の人が「こんなにファンの人がいるんだ」ということが可視化されることがメリットだと感じていますし。
昨年まで実施していたWISHも、参加者の方のフィードバックで「こんなに応援してくれる人がいるんだ」ということを可視化することを目指していた気がするので、私が個人的にこういう仕組みが好きなだけかもしれませんが、あらためてクラウドファンディングは研究しがいのあるテーマではないかと感じています。
まずは、今回応募して頂いた皆さんのご期待に添えるよう10月のプロブロガーセミナーを成功させることが第一段階ですが、この流れで年末のブロガーイベント、来年のブログ10周年企画と続けていきたいなと感じています。
もちろんプロブロガーセミナーのプロジェクトも、現在は最少催行金額を突破しただけで、まだ応募は可能ですのでご興味のある方は是非こちらもご応募よろしくお願い致します。