NTTコムなど3社,無線LANの位置情報を使う情報配信実験 : IT Pro ニュースを読んで。
位置情報と無線技術の連動は、今後伸びると感じる分野の一つだ。
もちろん今回の無線LANのようにアンテナの位置を使わなくても、auの携帯のようにGPSを使う手もある。
ただ、今回の発表とは直接関係ないが、先日非常に面白い技術を紹介してもらったこともあり、無線LAN系の短距離電波の位置情報サービスに最注目中だ。
その技術は何でもイスラエルの会社の技術らしいのだが、無線LANのアクセスポイントからの距離を使って細かい位置を特定できるものだ。
三点測量の要領で、3つのアンテナまでの距離を元に場所を特定する。
(正確には届いていないアンテナの位置なども含めて計算するため、届くアンテナが2つとかでもおおよそ測定できるらしい)
そうすると何ができるか?
例えば展示会の会場で、自分の近くにあるブースの情報をタイムリーに表示することができる。
デパートなんかで、近くの売り場のバーゲン情報を入手することなんかも可能だろう。
今の携帯電話における情報の入手の仕組みは基本的にプルだ。メニューから該当のサービスを選んで、自分の欲しい情報を探す。
それが位置情報を使うようになると、とたんに情報はプッシュで必要なものが送られてくるようになるわけだ。
(もちろん、無駄なスパム情報が急増する可能性も十分にある)
こういうのって電波距離の広い携帯電話だと難しいと思う。地下街のような場所だとGPSも届かないだろうし。
このNTTコム、三菱地所、NECの実験では、そこまで細かいエリア特定ではないようだから、携帯とかぶってて厳しい気もするけど・・・結果が楽しみだ。