Facebook転職の呪文で、手軽に5000人のファンがいるFacebookページを量産しようと思っても、多分無駄な件について

 先日、Facebook転職の呪文で、友達が5000人のリミットに近づいたFacebookアカウントをFacebookページに変更したわけですが、一部の方にはもう2度とFacebookアカウントを徳力は作れなくなったんではないかとご心配をおかけしてしまったようですいませんでした。
 もちろんFacebookはメールアドレスさえあればアカウントは作れるので、その後新しいメールアドレスでFacebookアカウントを作り直してみてます。
facebook_profile_toku.png
 ただ、前回のアカウントは2007年に作ったというのもあり、Facebookは日本で流行らないと思って、東南アジアの全く面識の無い方々からの友人申請を承認しまくってしまったので、今回のアカウントは昔のGREEやmixiの時と同様、面識のある方とだけつながろうということに決めました。
 面識の無い方からの友達申請は保留してますので、ご理解下さい。
 で、一般的なFacebookユーザーの友達数が150人ぐらいという噂を聞いていたので、今回の新アカウントはそれぐらいに押さえてみようと思ったのですが。
 自分でも先日気がついてビックリしたんですが、もう既に二週間でフレンド数が600人超えちゃってるんですよね。


 「全く懲りてないじゃないか!」というおしかりの声も聞こえてきそうですが、今回驚いたのが、Facebookの友達推薦機能の凄さ。
 何しろ、友達0人から始めたにも関わらず、数人追加してみたら、友達推薦リストに馴染みの顔が出るわ出るわ。
 しかも一覧表の状態で、「友達になる」というリンクをクリックすると、それで申請終了なんですよね。
facebook_friend.png※Facebookでは「友達になる」をクリックするだけで申請終了。
mixi_friend.png※mixiではボタンを押すとメッセージを各ボックスが表示。
 mixiのように、申請の際にメッセージを書くというやり方は、それはそれで親切ですし、本当に親しい人と友達になろうというmixiのコンセプトに合ってるんですが、それはそれでメッセージを書くのが億劫になってマイミク申請が面倒になります。
 一方Facebookでは、友達申請には一般的にはメッセージが無いのが当たり前、という文化にしてしまったのが友達の数が多くなりやすい一つのポイントかもしれませんね。
 で、さらに凄いのが、友達推薦リストの動作。
 一人「友達になる」ボタンを押すと、その際にザワっザワっって推薦リストの友達の数が増えていくんです。
 肖像権の問題が無ければ動画にとってお見せしたいぐらい。
 僕が一覧表から、片っ端から知ってる顔に友達申請ボタンを押すと、ボタンを押すたびにどんどん友達候補リストが増殖していくんです。その反応がまた速い。いや、これは凄いです。
 他のSNSで友達を一人検索して見つけて申請している間に、Facebookでは10人ぐらい申請が済んでそうな勢いです。
 しかも、共通の友人が一人しかいないような、一回名刺交換しただけの海外のブロガーの人とかも、ちゃんと推薦リストに入れてくるから凄いです。
 思わず、懐かしい顔をたくさん見つけて大量にフレンド申請をしてしまっている自分に気がつきます。
 さらにFacebookでは、その人と友達になるとその人の友達にも私とその人が友達になったというのが流れるはずなので、その後私へのフレンド申請も増えるんですよね。
 元からある程度Facebookの友達申請機能の手軽さは分かっていたつもりではいたものの、アカウント再開設から二週間であっさり友達の数が600人を超えてしまい、改めてFacebookの友達推薦機能の凄さに脱帽です。
 しかも、さらに感心したのが、スパム対策。
 アカウントを作ったばかりのタイミングで50人ぐらいに友達申請を送りまくると、段々とシステムのガードが上がってくるシステムになってます。
 最初はワンクリックで申請できたのが、じきに「本当にこの人と友達ですか?」というような確認ボックスが出るようになり、
 さらに友達申請をし続けると下記のような、自動ではないことを確認するセキュリティフォームが表示されるようになります。
 これがイエローカードという感じでしょうか。
request100_2.png
 で、それすらも無視して友達申請を続けると、なんと「友達申請をキャンセルするか、二日間友達申請できなくなるか、どっちか選べ」みたいなアラートが出て、一切友達申請ができなくなるんですよね。
 これがレッドカード状態、まさに退場です。
request100.png
 いや、本当に良くできてます。
 さらに興味深いのが、友達0人から申請しまくると100人ぐらいで上記のアラートにひっかかるのが友達200人ぐらいになってくると、100人ぐらい申請してもアラートが出ないなど、かなり寛大になってくるように見えた点。
 さらに、誰もが知っている有名人だと、イエローカードの状態ですでに友達申請ができなくなったりと、どうやら申請相手の保留状態も認識しているような動作も散見されます。
 おそらく過去の友達申請の保留率とかを見て、このアカウントがスパマー的に無差別に友達申請しているのか、単にネットワークが広い人なのかを見ているのでしょう。
 最後通牒のキャプチャを取り損なったので、もう一度取りたくて友達申請しまくってみたのですが、なかなか出ないので諦めました(苦笑)
 つまり、5000人ファンがいるFacebookページを手軽に作りたいからと言って、とりあえず無差別に友達申請して友達5000人のFacebookアカウントを作って「Facebook転職の呪文」を使ってFacebookページに変換する、という手法に挑戦しようとしても、友達申請を短期間に大量に実施したらアカウントがスパム認定されて停止、というリスクをはらんでいるわけです。
 さすがはハッカーの会社Facebook。
 匿名アカウントも、ある程度自動で見つけられるらしいという噂も聞きましたが。
 機能的に簡単そうに見える友達申請機能も、意外に複雑な自動アルゴリズムになっていそうです。
 まぁ、一方でキャンペーンのアプリが勝手に自動で止められたりという課題も見えていたりはしますし、実際には私の深読みのしすぎという可能性も十分あるわけですが。
 色んな意味で本当に興味深いプラットフォームです。
※ちなみに、Facebookがハッカーの会社と言われてもピンとこない方は「フェイスブック 若き天才の野望」を是非どうぞ。