GREE Blog: 日経新聞と産経新聞に掲載されましたを読んで。
ついにSNSも日経や産経に取り上げられるほどの社会現象になったのだろうか?
いや、田中さんも書いているように「実際の利用者数よりメディアでの過熱感の方が大きい」というのが実際だろう。
まぁ正直なところ現在の登録者数から考えれば、社会現象には程遠い。急速に登録者数が増加しているGREEですらまだ4万人だ。
ただ、SNSが急速に拡大しており注目のサービスであることは間違いない。
SNSに対する人の反応は様々だ。
米国のSNSを表現する際にはよく出会い系と表現される。Orkutなどでは自分の細かい趣味や好きなものを設定する。宗教から性的嗜好まで日本人からすると恥ずかしいものも多い。
大手メディアの取り上げ方もその延長が多い気がする。匿名掲示板の問題が取りざたされていることも影響しているのだろう。
ビジネス人脈サービスと定義されることも多い。
ただ、私がGREEに対して受けた印象も、大きく異なる。
正直いうと、私がインターネットに昔から求めていたものはこれだった。
簡単に言うと「友達とのつながり維持」サービスだ。
昔から転校が多かった私は、友達と連絡を取りつづけることがいかに大変かと思っていた。
電子メールに出会って、これからはこれで友達をなくさないと思っていたが、社会人になって転職してからも頻繁に変わるメールアドレス帳の管理が大変だ。
それがGREEにお互い登録していれば、友達としてつながっている感覚を得られるだけでなく、実際にサービスを利用している限り見失うことは無い。
これでアドレス帳管理ともおさらばだ!
さらにGREEのようなサービスが優れているのは、単につながりを作るだけでなく、リアルな関係をフォローしてくれる点である。
我々の時間は限られている。
友達を増やせば増やすほど、一人一人と真剣に話をできる時間は減っていく。久しぶりに飲み会で会って、近況報告をしあうだけで終わりということも良くある話だ。
これがGREEのようなブログと連携しているサービスであれば、その人のブログを通じて近況を把握することができる。
名刺交換をしただけの人も、次に会うまでに相手のブログや趣味の登録を見ておけば、次回に再度話題探しから始める必要は無い。
そういう意味では、私はGREE上で新しく他人と出会えること自体にはあまり魅力を感じなかった。
確かに人間関係が可視化されていることにより、「あの人とあの人が知り合い!?」というような楽しさはあるが。
ただ、実際にGREEを通じてGREE上で友人になっている人もいるようだから、そういう意味では私の見方も偏っているのだろう。
面白いのは、GREEに招待しても全く興味を持たない人も同じくたくさんいるという点だ。
そういう人は、自分の交友関係を無理やり広げたいとか、自分の手の届かないところの人たちと無理に付き合う必要はないと考えているようだ。
いつも大体同じ人と出会い、それ以外の人は年賀状のやり取りか、同窓会で会うぐらい。
まぁ、これまでがそうだったのだから、それが一般的なのかもしれない。
果たして、このサービスが今後どのような展開をたどっていくのか想像は尽きない。機会があれば是非田中さん達にもそのあたりを聞いてみたいと思うが、今後開発した人すら想像しなかったサービスになる可能性も非常に高いといえるだろう。
あいかわらずまとまりの無い書き込みになってしまったが、GREEを開発した田中さん、広げる過程におられたみなさん、直接招待してくれた渋谷さん、私が必要としていたサービスをありがとう!
今後ともよろしう。
[SNS]ソーシャルネットワーキングはどこへ行くのか を読んで
ソーシャルネットワーキングはどこへ行くのか
梅田さんがSNSについて、ポイントを押さえて紹介されている。
梅田さんが気になったというポイントは3つだ。
1・曖昧な知り合いのネットワークから得られる価値にこそ、その本質がある
2・普通のユーザたち