梅田さんがSNSについて、ポイントを押さえて紹介されている。
梅田さんが気になったというポイントは3つだ。
1・曖昧な知り合いのネットワークから得られる価値にこそ、その本質がある
2・普通のユーザたちは、「プライバシーの価値」など全く意に介さない
3・インターネット自身がすべて判断してくれる時代が来るのではないか
自分のメモもかねてそれぞれのポイントを考えてみたい。
1・曖昧な知り合いのネットワークから得られる価値にこそ、その本質がある
このポイントは、自分のイメージと重なる。
以前にGREEの新聞記事掲載の関連でSNSについてまとめてみたときも書いたが、SNSはゆるーくながーく知り合い関係を維持するには最適なサービスだと思う。
逆にいうと、親友や一部の同僚とだけ友人関係が築けていれば十分と思っている人からすると、SNSには全く興味が持てないのもうなずける。
実際私も友達を何人か誘ってみたものの、人によっては全く興味を示さない。いや、実際には示さない人の方が多かったりする。そういう人はリアルな人間関係で十分だと思っているのだろうか。
2・普通のユーザたちは、「プライバシーの価値」など全く意に介さない
これは日本と米国ではどうなのだろう。
Orkutに比べるとGREEやmixiは属性情報の設定など出会い系的な要素は少ないように感じる。自分の写真の代わりにタレントの写真やぬいぐるみなどを掲載している人も多いし、偽名の人もいたりする。
とか書いている時点で私も世代的断絶なのかもしれない。
実はGREEを見ていても世代のギャップを感じることが良くある。
自分の私生活のブログをGREEに登録している人も多いからだ。
とくにそういう人は私の知り合いにはあまりおらず、世代が若いほど多くなっていくのが正直ショックだ。個人的には大学のときにインターネットに触れているかどうかで結構世代的な違いがあるように感じてしまう。
3・インターネット自身がすべて判断してくれる時代が来るのではないか
この部分はまだ自分の中にすんなりとは落ちていない。
正直自分の理解不足なのだろうが、たしかによく考えてみるとSNSにはそういう可能性もあるのかもしれない。
実際、SNSで友達リストを見れば、その人がどういうコミュニティと付き合いがあるのかというのはぼんやりと分かる。
所属グループを見れば興味分野の幅広さが分かるし、お勧めリストやコメントを見ればその深さも分かってしまう。
これまでは相手に会った瞬間のインパクトや、限られた時間での会話でいかに印象付けるかが人間関係の始まりのポイントのようなところがあったが、これからは会う前や会った後にSNSのようなもので相手を調べて人間関係を構築するようなフローも一部でできていくのかもしれない。
口先で生きてきた自分にとっては、大変な時代が来たなぁと言う感じだ。
それにしても海外でのSNSの伸びは日本の比じゃないようだ。
フレンドスターは700万人で毎週20万人の伸び?(本当だったら凄い、なにしろ今のgreeの登録人数の四倍が毎週増えている勘定だ)
そう考えると日本ではまだまだほんの一部の人のサービスでしかないようだ。
SNSの本質が見えてくるのもこれからなのだろうか。
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