[通信業界]AT&T、電灯線を利用したブロードバンドサービスの試験運用へ を読んで
かなり古い記事だが、個人的に興味があるネタなので取り上げてみたい。
NTTで働いていた頃、電力系の会社がこのような電灯線を利用したブロードバンドサービスの試験をしていて正直恐ろしかったものだ。
利用者の立場からシンプルに考えれば、ノートパソコンに電源と電話線の2本のケーブルをささなければならないのは明らかに効率が悪い。
電力会社がこのサービスを開始したら、一気にシェアを奪われてしまうのではないかとそれは不安になったのを覚えている。
その試験の話はそれこそ5年も前の話のように記憶しているが、その後サービスを開始したという話は伝わってこない。
実は実験に携わっていた人に話を聞いたこともあるのだが、やはりコストや技術の面でまだ課題が多いという実情もあるようだ。
で、振り返って今回のAT&Tのニュースを見ると、どうも事情は大きく違うようで、まずはアクセス回線部分に電灯線を使って、その先は無線LANというモデルのようだ。
そもそも電話会社であるAT&Tが電力会社のインフラにアクセス回線を頼ろうとしているところが、広い国土の足回りを地域電話網会社に頼らなければならない米国の電話市場の特殊な環境だろう。
日本でももちろんNTT東西地域会社に頼っているのだが、どうもコスト面が大きく異なるようだし、個人的には最近電力線を使った通信サービスにはあまり興味は無い。
よくよく考えてみると、通信自体を「線」に頼る時代自体が終わろうとしているような気がしてしまうからだ。
何もコンセントで通信に差し込まなくても、最後のところは無線LANやブルートゥースに頼ってしまえばいいはずだ。
でも、これって固定通信なのだろうか、移動通信なのだろうか・・・
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