ビタミンX: 2014年までのネット業界を描いたフラッシュを読んで。
ブログを含めたネットメディアが2014年にどうなっているかを大胆に予想した「Museum of Media History, EPIC 2014」というフラッシュが話題を呼んでいるようです。
実際には、既に12月にAd Innovatorで紹介されていたのですが、ストーリーが英語のナレーションなので会社で見るのはちょっと辛いです、と思っていたら、「digi-squad*blog」でこのナレーションの日本語訳がされているのをVitaminX経由で発見しました。
参加型ジャーナリズムの展開の流れや、それにより現れうる問題、ニューヨーク・タイムズの抵抗など、なかなか真に迫った内容で面白いので、是非読んでみて下さい。
個人的に特に興味深かったのは、2006年のグーグルの展開を予想している部分。
2006年 ー グーグルはサービスのすべてを統合する。同社は、TiVo、ブロガー、Gメール、グーグルニュース、そして検索関連のすべてを統合し、あらゆる種類のメディアを保存・共有するための無限大のストレージ容量と帯域幅を提供する万能プラットフォーム「グーグル・グリッド」を発表。常時つながっており、どこからでもアクセスできる。各自でプライバシー保護レベルを設定し、コンテンツを安全に保存したり、外部に公開することができる。誰にとっても、メディアを作り出すと同時に消費することがこれほど簡単にできたことはなかった。
まぁ、もちろん全てFlash作者の想像に過ぎないわけですが、Googleの最近のサービス展開を考えれば全くの大法螺とも言えないですよね。
「TiVo、ブロガー、Gメール、グーグルニュース、そして検索関連のすべて」どころか、最近は既にダークファイバ関連人材採用によるVoIP市場進出やFirefox開発者採用によるブラウザ進出に関する噂が耐えませんし。
2004年のIPOによる資金調達で、今年のGoogleの展開が活発化することは誰もが想像しているところでしょう。
2008年にグーグルとアマゾンが合併してグーグルゾン設立というネーミングの安直さには笑ってしまいましたが、両者の現在のポジションを考えると案外ありえない話でも無いのかも・・・と思ってしまうのは私だけでしょうか?