MSNがソーシャルネットワーキング「GREE」に学んだこと – CNET Japanを読んで。
GREE Night 2.0に参加してみて、やはり目立ったのはMicrosoftの力の入ったバックアップぶりだった。(古川さんもゲストで来ていたし)
正直なところを言うと、GREEの中立性が薄れるのと、うちはYahoo!メッセンジャー利用者なため、個人的にはあまり喜ばしい出来事ではない。
ただ、メッセンジャーとSNSの相性の良さについては個人的にも注目していたため、この展開は理解できるしおそらく便利になるのだろう。
(いよいよ、私にもMSNメッセンジャーに乗り換える時が来たらしい)
このCNETの記事で丸岩さんが発言しているポイントには賛同できる点が多い。
「コミュニケーション」というのはオフライン・オンライン含め様々な手段があり、メールやメッセンジャーはそのうちの一つの手段でしかない。
そして、友達とのつながりであるSNSサービスは、その時点ですでにコミュニケーションを取りたい相手のリストになっている。
逆に、現在のGREEには友達のログイン状態が分かる機能があるが、これはまさにメッセンジャーの得意な機能だ。
この二つが連携すれば、GREEは知り合いとの関係をつくり、維持する部分に集中することができ、MSNメッセンジャーはその知り合いとのコミュニケーションする機能自体に集中することができるわけだ。
この二つが一緒になるのはある意味必然だったのだろう。
さらにどちらのサービスも、利用者数が多い方がサービスとしての魅力が増すという性質を持っている。
登録者数で遂にmixiに捉えられたとも言われるGREEだが、国内1位のMSNメッセンジャーと提携して磐石の土台固めという所だろうか。
ん、ちょっと待てよ。
そうするとmixiはYahoo!メッセンジャーと提携するということになるのだろうか?
いや、Yahoo!は独自にSNSをやるのではないかという憶測も呼んでいるし・・・
SNS自体も複数のサービスが目的別に生き残るのではないかという説もある。
どちらにしても、まだ、しばらくしないと先行きはなかなか見えてこなさそうだ。