ソフトバンクがイー・アクセス全株を売却 – CNET Japanを読んで。
どうも、私は大きな勘違いをしていたようです。
ソフトバンクが日本テレコムを買収したときに、てっきりTD-CDMAの電波の権利を押さえる意味もあるのかと思っていたのだが、今回ソフトバンクはあっさりイーアクセス株を売ってしまった(笑)
イーアクセスのADSL事業自体は、おそらくヤフーBBのインフラとかぶるし、ヤフーBBのライバルへのインフラ提供という事業なので、何となくいるのかいらないのかグレーだったが、TD-CDMAの権利についてもいらないとは思わなかった。
ただ、どうもいろんな人に聞く限りではTD-CDMAの帯域幅だけでは、ソフトバンクが思い描く大規模な移動通信事業参入は難しいというのが現状のようだ。
そういう背景が、先日の800Mhz帯域の問題で孫さんが総務省に噛み付いた背景にあるようで、ソフトバンクには別の帯域幅が用意されるのではという噂も耳にする。
そんなこんなでTD-CDMAには興味を失っているということなのかもしれない。
まぁもちろん、そもそも日本テレコムがイーアクセスに出資していたといっても所詮十数%。簡単に過半数を確保できる状態ではなかったんですが。
C&Wにすら食指を見せていたのに、なんでイーアクセスは不要なんでしょう?
やっぱり本当のところは良く分かりません。
案外イーアクセスの経営陣が反発を見せたとか、他の株主が売ってくれなかったとか、イーアクセスの顧客がアッカに切り替える兆しを見せたとか、いろいろ裏事情があるのかもしれませんね・・・
ソフトバンクは2GHz帯での参入よりも、1.7GHz帯での参入に道筋がついたと考えているのでしょう。
2GHz帯での参入となるTD-CDMAでは、VoIPのチップ開発がサービス開始時(2006年前半)に高品質なものが準備できるか、また端末ベンダー(UTスターコムとサムスン電子などが中心)が日本の消費者に受け入れられるかなど、もともと懸念材料が多いのです。
一方、今回2005年度中に割り当てられることになった1.7GHz帯では、既に技術的に枯れたCDMA2000(クアルコムのチップ+日本メーカー)ですので、参入リスクは相当に小さくなります。
ソフトバンクは2GHz帯での参入よりも、1.7GHz帯での参入に道筋がついたと考えているのでしょう。
2GHz帯での参入となるTD-CDMAでは、VoIPのチップ開発がサービス開始時(2006年前半)に高品質なものが準備できるか、また端末ベンダー(UTスターコムとサムスン電子などが中心)が日本の消費者に受け入れられるかなど、もともと懸念材料が多いのです。
一方、今回2005年度中に割り当てられることになった1.7GHz帯では、既に技術的に枯れたCDMA2000(クアルコムのチップ+日本メーカー)ですので、参入リスクは相当に小さくなります。
コメント有難うございます
なるほど、やはりそういうことなんですね・・・
勉強になります。