いい感じ: ココログと私を読んで。
kwmrさんのブログ経由で知ったのですが、ココログが一周年を迎えたそうです。
その単体の出来事で言えば、別に取り立てて騒ぐ話ではないのですが、非常に興味深いのがココログの一周年記念キャンペーンに寄せられた激励のエールのメンツ。
ココログでブログを書いている有名人が書いているのは当然ですが。
なんとkwmrさんだけでなく、ライバルであるはずの主だったブログサービスの責任者のほとんどが名前を連ねています。
Movable TypeつながりであるSix ApartとOCNの名前があるのは、まぁ、まだ分かるとして。
その他にもBIGLOBEのウェブリブログ、はてな、ヤプログ、BLOCKBLOG、チャンネル北国tv、NAVERブログ、JUGEM、ドリコムブログといった面々が名前を連ねています。
kwmrさんも書いていますが、「一つのサービスに閉じることなくコラボレーションする、ブログというプラットフォームをお互い切磋琢磨しながら拡大する、そんなことを仕掛けたい」という、まさにブログならではのイベントだったのかなぁと思いました。
もちろん、ちょっと穿った見方もできます。
kwmrさんは「サービス提供者が単独でマーケットを拡大することは難しいと感じていて、相互に競争しながら市場を拡大する...まさにブログ的な世界」とも書かれていますが、そういう視点で見るとココログのページには業界で主要なシェアを占めているはずの楽天、ライブドア、gooブログなどの名前がありません。
(ブログのシェアに関しては、BlogFan.ORGが11月のアクティブユーザー数を出しているほか、Bulkfeedでシェアのグラフなどがあり、ある程度想像することができます。)
単純にNiftyとの付き合いの有無を表しているだけなのか、単独でも市場を十分拡大できると踏んでいるので、他社とのコラボレーションに興味が無いということなのか、どういうことなんでしょうね?
なんにしてもkwmrさんが書いているように「黎明期を終えたブログは、次のステージへの移行過程にある。」と私も感じます。
現在のブログブームは、はたして本物に変わるのか、プチバブルなのか。
ブログサービスを提供している各事業者は今後どういった独自性を模索するのか。
はたしてどうなるんでしょうか・・・?