ついにSuicaもケータイに:JR東日本、2006年1月にモバイルSuicaを開始 – CNET Japanを読んで。
ようやくモバイルSuicaの開始時期が決まったようです。
しかし、その開始時期は2006年1月。
残念ながらまだ少し先です。
個人的には勝手にモバイルSuicaの開始は2005「年」後半と思い込んでいたので、このニュースを見て何だよー、と思ったのですが、以前のニュースを良く見たら以前の発表は2005「年度」後半。
まぁ予定通りということなのでしょうか。
聞くところによると、やはりコンビニを中心のEdyと異なり、モバイルSuicaにはいろいろ苦労があるようです。
例えば、コンビニの場合は、利用者はある程度決まった店舗で買い物をしますから、電子マネー対応は一店舗から気軽に始められます。
しかし、これがSuicaのような交通インフラに関わるものだと、利用拠点が「点」から「線」や「面」に代わるので大変。
例えばモバイルSuicaに入金をする端末はある程度の主要駅に必須になるでしょうし、乗り越し時にプリペイド分の金額で足りなかった場合には駅員が追加で料金を請求できるような仕組みも教育も必要です。
改札機についてはおそらく現状のものを使うのでしょうが、携帯との接触が頻繁に起こると、お互いに故障の原因になるのでは?という話もあるようです。
おまけに聞いた話では、現在のお財布ケータイの仕様では、電源を切った状態でも電子マネーは利用できるものの、携帯電話のバッテリーが完全にあがってしまうと、電子マネーが利用できないとか。つまりモバイルSuicaで乗車した後にバッテリーが切れると、下車しようとしたときに降りれないと言う話になります。
もし、この話が本当なら、JRの各駅には携帯電話の充電設備も必要になってしまう、ということでしょうか。
実は、私は近所のコンビニでEdyで支払いをしている唯一の顧客(多分)であるぐらいの電子マネー好き。
薄い財布が好きなんですよね。
(「そんなマニアックな」と思った方へ。電子マネーの便利さは、CNETで松村さんが詳細に解説されていますので、是非お読みください。)
実は財布からSuicaの分厚いカードを追い出したくてたまらず、ドコモがお財布ケータイでSuicaも対応するのを楽しみに待っていたりします。
その熱意は、前に使っていた携帯電話のアンテナと間接部分が壊れたのに、901iCが出るまで、何とかだましだまし使っていたほど。
SH901iCを発売初日に購入させていただきました。
そういう意味では、モバイルSuicaの開始がお財布ケータイの本命なんですが、気になるのはEdyとの住み分け。
現在のお財布ケータイは、しょせんプリペイドカードなので利用するためには事前にお金の入金が必要です。
せっかく両方非接触ICにソニーのFelicaを利用しているのに、別々に入金と管理が必要だなんて、なんとも面倒くさい話です。
利用者としてははやいところ統一して欲しいところですが。
ただ、プリペイドカードビジネスは、事業者にとっても先払いでお金が得られる非常においしいビジネス。
やっぱりお互いこのまま別路線で行くんでしょうね・・・