β.: Emerging Technology研究会 3月例会を読んで。
ET研究会でテクノラティジャパンの佐藤さんのプレゼンを聞く機会がありました。(当日の詳細は上記の伊藤さんのブログを読んでください。)
実は、これまで、Googleのような検索サービスとテクノラティのようなRSS検索の違いをいまいち理解できていませんでした。
ひとこと「検索」と言ってしまえば、RSSで配信されているブログのコンテンツも、結局はウェブサイトのページになっていたりするわけで、Googleに任せればいいような気がします。
なんでテクノラティのようなRSSサーチが注目されているんだろう?というのが正直な感覚でした。
しかし、いろいろ話を聞いていると、どうやらRSSサーチには様々な可能性がありそうだというのが分かってきました。
しかも、まさに自分が興味の合った分野にピンポイントで。
まず、個人的に受けた印象から言うと、RSSサーチの最大のメリットは、ブログを中心としたネット上の個人の意見をリアルタイムに検索できるところにあるようです。
Googleのようなサイト検索では、基本的に検索の対象となるデータはクローラーなりスパイダーと呼ばれる自動ロボットにより集められます。
データが集められるタイミングは巡回の時間次第なわけで、そのページがいつ作られたのかは判断の使用がありません。
これがテクノラティのようなRSS検索においては、更新Pingをもとに新規に作成されたページを数分でインデックス化することができるそうです。
そのため、終わったばかりのサッカーの試合の結果だとか、ライブドア・フジテレビ問題の、最新情報をブログ経由で入手することができます。
さらに驚いたのは、この更新情報がちゃんと時系列でテクノラティに保持されていること。
個別のテーマの記事が、どういう順番で掲載されていったのかを時系列で見ることができるわけです。
しかも、テクノラティでは時系列だけでなく記事のリンク情報まで分析を行っているらしく、各ブログが誰の記事を読んでその記事を書いたのかという口コミの流れを可視化することができるのです。
ここで、あらためて思い出したのが絵文録ことのはで松永さんが翻訳されていた「これからのオンラインビジネスのキーワードは、ブログとRSSを使ったSMO(社会的マーケティング最適化)」という記事です。
SMOとは「Social Marketing Optimization」の略で、誤解を避けずに言ってしまえば、いかに口コミを誘発するかという従来の手法を、ブログ時代に向けて言い直した感じでしょうか。
これまでの口コミと言うのは、基本的に地域のコミュニティや会社のオフィスなど、リアルな小さな単位の積み重ねでの口コミをイメージすることが多かったですが。
個人がネット上で情報発信できるブログ時代においては、個人の口コミを誘発することで、いわゆる祭り的な爆発的な盛り上がりを作ることができるというイメージでしょうか。
テクノラティのデータを適切に用いれば、一つ一つのニュース単位で口コミの広がりを補足でき、個別のニュースにおけるハブとなる人のリストを抽出できるわけです。
おそらく、ニッチな分野においては大手ニュースサイトよりもコミュニティへの伝播力の強いブログなり個人ウェブサイトというのが存在するはずで、そういった個人ウェブサイトに企業が広告の出向依頼を直接行う、という時代が来るのかも・・・
そんな未来を感じてしまったテクノラティのプレゼンテーションでした。
当日の資料の一部は、プレゼンターの佐藤さんのブログに掲載されていますので、是非参考にしてください。
RSS:RSS関係の記事を集めてみた。なかなか深い考察でおもしろい。。。ヽ(´ー`)ノ
RSSについて面白い記事をまとめてみる。。。
これからのオンラインビジネスのキーワードは、ブログとRSSを使ったSMO(社会的マーケティング最適化)
テクノラティのRSS検索が可視化するSMOの世界
テクノラティでは時系列だけでなく記事のリンク情報まで分析を行っ
テクノラティのRSS検索が可視化するSMOの世界
β.: Emerging Technology研究会 3月例会を読んで。 ET研究会でテクノラティジャパンの佐藤さんのプレゼンを聞く機会がありました。(当日の詳細は上記の伊藤さんのブログを読んでください。) 実は、これまで、Googleのような検索サービスとテクノラティ..