ぼったくろうとしないのがSkypeの強みなのだろうか
先週のビジネスショウのセミナーで、堀江さんがSkypeを活用した携帯電話事業についてコメントしていたようですね。
最もインパクトがあるのは、やはり記事のタイトルにもなっているこの部分
「携帯電話利用者はみんなぼったくられている。経営不振といわれるボーダフォンでさえ実はものすごいもうかっている。だからソフトバンクの孫社長は総務省とけんかをしてまで参入したがっている」携帯の利用者がぼったくられていると感じているかどうかは別として、そもそもSkypeは基本的には無料で利用できますから、利用者からすると「ぼったくろう」としていないのは確か。比較論としてはこう言えるかもしれませんね。
実際、Skypeのパートナーの人に言わせると、「Skypeはもっと儲けようと思えば儲けられるのに、どうも金儲けするつもりが無いみたいで困る」と言われるぐらい。
普通にビジネスをやっている人たちからすると、ヨーロッパのオタク集団がいまだにノリでやっているような印象を受けるようです。
ここで、個人的にひっかかるのが、果たして「ぼったくろうとしない」ビジネスは強いのか弱いのか。
例えば、トーンの比較として面白いのが、日経コミュニケーションズの「Skypeには無料ソフトの限界も感じる」と言う記事。
ただし不満もある。Skypeからは何も収入を得られない点だ。当社がSkypeの宣伝に費用をかけているにもかかわらず,Skypeの開発会社であるスカイプ・テクノロジーズからは直接の利益は獲得できない。これはSkypeが無料のビジネスモデルであることに起因しているためで,結局我々は周辺機器やプリペイドカードの販売で稼ぐしかない。
実際、Skypeが利用者から得る収入自体が、しょせんSkypeOut等の相互接続料収入のあがりと、Voicemailのような有料サービスだけ。周りの事業者がいくらSkypeから分け前が欲しいと思ったところで、無い袖は振れないという言い方もできるでしょう。
それに対して、ぼったくっているかどうかは別にして、携帯電話事業者のように儲かっている事業者は、その収益を設備投資だとか販売のインセンティブにすることで、パートナーとWin-Winの関係を築くことが比較的容易。
確かに「無料ソフトの限界も感じる」と言われても分からないでもありません。
もちろんSkypeの強みは、無料で魅力的なサービスを提供したところにあるわけで、それこそが、Skypeが急速に広がった理由なわけです。ただ先日発表した、「スカイプ、アフィリエイトプログラムを開始」の記事にもあるように最近はカスタマーサービスに対する投資などが課題になっているようで、アフィリエイトを使って収入拡大など、売上拡大に対する姿勢に変化が見られる気もします。
これまでは、「あれだけのサービスを無料で提供して、どうやって儲けてるの?」と聞かれることの多かったSkypeですが、これからは徐々に普通の会社になるのでしょうか。
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