ブログによる情報氾濫の波をどのように乗りこなしていくべきか

 どうも、自分の情報処理能力があっさり限界を迎えてしまったようです。
 
 先週の週末にかけて短い海外旅行に行っていたのですが、帰ってきてみてRSSリーダーを開いてみると・・・当たり前とはいえ未読の山。
 私はRSSリーダーにはBloglinesを使って、カテゴリごとにフォルダわけしているのですが、各フォルダごとに未読が数十単位。
 多いところは数百たまっていて、想定はしていたもののこの未読の数には正直げんなりです。

 ほとんど読まずに既読処理にしたどころか、思わず最近あまりまじめに読んでいなかったブログの登録をかなり削除してしまいました。
 

 一昔前には、何か気になるサービスが始まると、決まってそれに関連した情報は無いものかと複数のネットニュースサイトをめぐり、会社の図書室でビジネス系の雑誌をむさぼるように読み、検索で引っかかったちょっとしたページを端から端まで探し、それでも足りない気分でいたものですが。

 それも今は昔。
 今ならブログをちょっとめぐれば、いろんな人のいろんな意見を読むことが出来ます。
 
 まぁ、実に便利な世の中になったものだ、と喜んでいましたが・・・

 どうも最近は調子が狂ってきています。
 昨年の今頃なら、主なブログの記事は一通り読みこなすことが出来ていました。それどころかトラックバックである程度議論に加われたものです。

 が、ここ数ヶ月は高速というか一部で光速で進んでいく議論を眺めるのがやっと。
 その間にも面白そうなブログがどんどん開設されて・・・まぁ、自分なりのペースで消化はしていたものの、ことここ最近の忙しさと小旅行をきっかけにして、完全にオーバーフローしてしまったようです。

 そんなもの、最初からついていくのが無理だと言われればその通りなのですが。
 ブログ上で何かが盛り上がっているのが傍目に感じられてしまうと、ついていきたくなってしまうのが自分の悲しい性。
 一部の人のはてなブックマークとか、はてなブックマークの人気エントリ欄に頼ったりしながら、何とかやりすごそうとしてはみたものの、それすら光速で過ぎ去ってしまう今日この頃です。

 おまけに、なんだか気がついたらCNETやZDnetでは新しい連載が始まっているし、ITmediaに至ってはオルタナティブ・ブログという名称で20人以上の新連載ブログが開始。
 面白そうなブログもあるんですが、もはやこれ以上の情報摂取は栄養過多。ここは黙って気づかなかったフリです。

 
 情報がほとんど無かった時代の悩みは多かったものですが、情報がありすぎる時代もなんだかんだ悩みはつきないなぁと、思ってしまったりする今日この頃です。

 今後もネット上の情報量は、有用なものもノイズも含めておそらくもっと多くの情報が増えてくるはずです。
 この情報氾濫時代を生き抜くためには、どのような術が必要になってくるのでしょうか?

 案外、情報を検索する技術よりも、無視する技術の方が重要になってきたりして・・・