iPod nanoで独走のアップルにソニーはついていけるか

BCNランキング :: 売れ筋速報 :: iPod nanoが垂直発進、初登場1位で早くも市場塗り替える勢いを読んで。

 iPod nanoがまさにバカ売れ状態のようですね。

 個人的にも、先月MP3プレイヤーを買ったばっかりなんですが、iPod nanoのあまりの衝撃に言葉もありません。

 いや、本当にこれは物欲を刺激してくれます。

 BCNのシェア推移を見る限り、iPod nano効果はまさに火を見るより明らか。
 まさに「垂直発信」というのもうなづける綺麗なピークです。

 こうなってくると気になるのは他のメーカー、特にソニーの動向でしょう。
 ソニーがiPod nanoの発表当日に、新製品の発表を合わせてきたという点に対しては、賛否両論があるようですが、個人的には悪くない手だと思ってます。

 ある意味、自民党に対する民主党の「二大政党」みたいなもので、アップルのライバルはソニー「だけ」という認知をまずさせるという意味はあります。

 実際、当日に発表を重ねたことで、ワールドビジネスサテライトをはじめ、多くのメディアは「アップル対ソニー」と取り上げていましたし、ブログでもアップルとソニーを対比して書いている人が多かったようです。

 
 ただ、問題はマーケティング上はそうやって何とかライバル色を出せても、製品の魅力の面では iPod nanoのインパクトが明らかに大きくなってしまっている点。
 何しろソニーの新製品はまだ発表されただけで、店頭に並ぶのは11月。まぁ、正直、同じ土俵で比較ができる状態ではありませんね。
 2番手を確実にするだけでは、アップルの背中が遠くなっていくだけの状態に陥ってしまいそうです。

 ただ、唯一興味深い点があるとすれば、ソニーが「オープン」な方向性を選択し始めたこと。
 NIKKEI NETに津田さんがコラムを寄稿されていましたが、その中でも触れられているようにWMA対応は結構意味があるような気がします。

 アップルは独走中とはいえ、そのエコシステムに参加できている企業は実は一部。
 それ以外の企業を束ねて別のグループを形成できれば、ソニーもアップルに追いすがっていけるかも・・・と思ったりもしますが、はたしてどうなるんでしょうか・・・?

“iPod nanoで独走のアップルにソニーはついていけるか” への2件のフィードバック

  1. わたしも、iPodビジネスからiPodとiTunes自体の完成度まで、
    改善の余地はまだまだあると思っています。
    なので、その改善をAppleより先に行えれば、
    まだまだ逆転のチャンスはたしゃにもあると考えます。

    けれども、他社はAppleの足元にも及ばない現状が残念ではありますね。
    Sonyだけでなく、Gigabeatの東芝も注目はしているのですが、
    現状は同社の技術デモでしかない感じがありますし・・・。

  2. コメント有難うございます。

    個人的には日本のメーカーに頑張って欲しいんですけどね・・・
    どうも今のところは、差は開く一方な感じですよね・・・

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