ソニーのブログは炎上するだけまだマシかも?
So-net blogに開設された『ウォークマン体験日記』が、炎上してオープン3日で閉鎖と言う出来事があったそうです。
なんでも、先日発売されたウォークマンAシリーズのプロモをかねた仕掛けだったようですが、プロが素人の振りをしていたのがあっさり見破られたとか。
ウォークマンAシリーズと言えば、iPod nanoの発表にソニーがぶつけた期待の新製品だったはずですが。
iPod nanoは発表と同時に発売されて、携帯オーディオ市場で販売シェア約6割到達の原動力になったのに対し、ようやく11月19日に発売されたウォークマンAシリーズは付属ソフトのCONNECT Playerも合わせて、評判もいまひとつの模様。
ソニーBMGのrootkit CD問題などもあって、炎上しやすい背景もありましたから、ただでも炎上しやすい仕込みプロモとくれば、まぁ当然の結果と言うべきでしょうか。
丁度、土曜日に「ひとつのブログで会社が変わる」というビジネスブログの本を頂いたのもあって、この手の話に興味津々なのもあるのですが。
広告主協会から「ブログ記事は企業にとって有用」なんてレポートも出ているみたいですから、今後もこの手の仕掛けも増えてくるでしょうし、同様に失敗談も増えてくるんでしょうね。
まぁこの手のマーケティングは過渡期ですから、今回のソニーの失敗も致し方ないとはいうものの。
個人的に非常に残念なのは、炎上した『ウォークマン体験日記』がいまや完全に閉鎖して、謝罪文だけのページになってしまっていること。
今回の企画は、冒頭に紹介した記事で速水さんが分析しているように、おおかた「代理店なり編プロなりが、紙の記事広告を作るのと同じのりでブログに手を出したんだろう。」というところでしょうが、炎上した後に完全に夜逃げ状態になっているのは、いただけませんよね。
もちろん、当事者として逃げたくなる気持ちは分かりますが、逃げたところで、結局こうやってあること無いこと推測されてしまうわけで。
素直にやり方が悪かったことを正面から謝罪して、今のうちにウォークマンAシリーズのどこが悪くて、今後どうしていくべきなのか、利用者から批判含めて散々情報収集してしまうべきだと思うのは私だけでしょうか?
個人的には、実は日頃から、ビジネスブログにおいては、ブログが炎上するぐらいの方が、全く話題にならないよりもマシだと思ってます。
(個人情報の流出だとか、家族の嫌がらせにつながるような炎上劇はもちろん別ですが)
企業の場合はブログが炎上しようがしまいが、どっちにしろ会社がつぶれない限り、悪い評判からは完全には逃げられないわけで。
それなら、最後までその場でフィードバックを取った方が、次のチャンスでの成功につながるはずです。
(まぁ、今、建築関係で話題のヒューザーぐらいまで行ってしまうと、もはや手遅れな感じもありますが)
何と言っても、炎上していると言うのは話題になっていると言うことですから、PR的には実は結構チャンス。
今回の失敗に懲りて、二度とネットプロモーションにチャレンジしたくなるぐらいなら、とことんまで今回の失敗につきあった方が良いような気がしますが・・・
まぁ、もちろん、他人事だから気軽にこういえるわけで、当事者としては、どうしようもなかったのかもしれませんけどね。
難しい話だなーとは思います。
ということで、最後に、大学の心理学の講義で唯一覚えている先生の言葉を、ソニーの中の皆さんに贈ります。
「愛の反対は憎しみではない。
なぜなら憎しみは愛に変わりうるから。
愛に変わらない物、それは無視である。」
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