ITmedia D LifeStyle:ビデオiPodの登場で変わる「何か」 (3/4)を読んで。
もうすでに昔話の感もありますが、いよいよアップルからビデオiPodが登場しましたね。
製品名がiPodのままというのが、いかにも今後ビデオ対応が普通になるというアップルの強いメッセージのようです。
メディア・パブやPodcast Nowにも書かれているように、これがいわゆる「ビデオキャスティング時代の幕開け」になることは間違いなさそうです。
当然、一般的にビデオコンテンツとして注目されるのは音楽のプロモーションビデオなわけですが、個人的に気になっているのは上記のITmediaの記事で小寺さんが書いているような、アマチュアによる映像公開の流れ。
特にビジネス関連の映像コンテンツです。
実は個人的には、結構日本でポッドキャスティングのような音声のアマチュアコンテンツ作成の流れがブレイクするのって難しいんじゃないかな、と思っていた節があります。
ただ、最近、徐々に周りでポッドキャスティングをする人が増えていることもあって、ちょっと考えが変わってきました。
1年近くやっているkengoさんは別格としても、すでに14回目を数えるモダシンさんとかPodcastingJuice上位者を始め、八田さんと横田さんも最近実験しているそうですし、ついには湯川さんもポッドキャスティングを始めるとかで、思わず第一回の実験台にされてしまいました。
で、実際に録音に協力して、あらためて感じたのは、コンテンツ作成の流れの違い。
何しろインタビュー一つ取っても、文字原稿にしようと思ったら、普通テープ録音なり何なりから書き起こさないといけないわけですが、ポッドキャスティングなら録音が上手くいけば、ある程度そのまま活用可能。(当然本格的にやるなら、ある程度の編集は必要になると思いますが)
シナリオさえきちんと作って、インタビューやコンテンツを上手い流れで作りこめる人であれば、実は長文ブログを書き起こすよりも比較的コンテンツは作りやすいかもしれません。
しかも、文字原稿に比べて、音声コンテンツは発言のトーンや、感情の入り具合をそのまま伝えることができるコンテンツ。
自分が、ブログに溢れているビジネス情報に飽き足らず、そこら中のイベントにやたらと出かけていくのは、やっぱり講演者の発言のトーンや、力の入れ具合を感じたいからだったりするのですが、こうやって音声で生のトーンが伝わるのなら、かなり代わりになってくれるような気もしてきます。
ただ、音声コンテンツが難しいのはやはり録音の質の維持。
耳からしか情報が入ってこないだけに、雑音や会話の間や資料をいじっていたりする音が妙に気になります
これが映像コンテンツなら、意外にその敷居が下がることになりそうな気がするのは私だけでしょうか?
(そんな簡単な話ではないのかな・・・)
さらに、映像コンテンツはチャネルの制限があって、マス向けのものしかほとんど入手できないのが現実です。
特にネット系ビジネス関連のセミナーやベンチャー経営者のインタビューの映像コンテンツなんて、テレビはもちろんケーブルテレビやネットでもめったに見ることはできません。
これが、もし個人レベルで配信できるようになったら結構面白いことになりそうです。
なんといっても最大の課題は映像コンテンツを保存するためのストレージになるのでしょうが、すでにKNNの神田さんのようにビデオレポートを実践中の人もいますし、最近のサーバーコストの低下速度を見ていると、結構遠い話ではないような気も・・・
加速されました(笑)
素人ですが・・・釣りの自主制作番組配信サイト「ぬかすなネットTV」で、ビデオポッドキャストを始めました。
超ニッチコンテンツです。
おっしゃるように、私もアマチュアコンテンツの爆発を予想というか、願っております。(ブログからトラックバックさせていただきます)
ひきつづきビデオポッドキャストの話題
ネットコミュニケーションに詳しい徳力さんのブログ記事
「ビデオポッドキャストはアマチュアコンテンツを加速するか」から引用
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さらに、映像コンテンツはチャネルの制限があって、マス向けのものしか
ほとんど入手できないのが現実です