自民党メルマガ・ブログ懇談会 中川政調会長一問一答

 本日、自民党の「第2回メルマガ/ブログ作者との懇談会」なるものに参加してきたのですが。

 中川新政調会長の登場時間帯は、質問希望者が多くて、質問できなさそうな雰囲気だったので、民主党懇談会のR30さんを真似して速記に専念してみました。

 しかし、素人速記でやっぱりタイピングが追いつかなかった上に、意味が変わってしまっている部分が多々あると思いますが、雰囲気が伝わればと思いそのままアップします。

質問:長く自民党を応援してきた。
 今回の総選挙で大勝したが、女系天皇など2600年の歴史をないがしろにするような形で偏った方向に行くのではないか

中川さん:
 一問一答ではなく、皆さんの意見を聞いてからコメントしたい

(その後、一人の方から先ほどの発言は国粋主義的ではないかという趣旨の発言があり、ちょっと紛糾。それを受けて)

中川さん:
 日本が日本として守るべきものを守っていくのは政治だけではないと思う。
 皆が守るべきものは守っていくべきだが、皆が守れないものは、時代とそぐわないものが合ったり、何か必然性があると思う。
 必ずしも政治が守るのが正しいとは思わない。

 ある程度のリーダーシップのある民主主義が必要なことは私も理解します。
 しかし、その合意があるかどうかは多数の意見がある形でのリーダーシップでなければいけないと思う。
 女系天皇についても世論調査等を見ると、象徴天皇制を守るべきが大半、女系でもいいではないかというのが多数意見、というのが現実。
 欧米でも女王もあるし、いろいろあるし、皇室典範について次の国会で決議すると言うことを小泉総理も言っている。

 もちろん様々な問題がある。
 例えば女王は天皇の直系かもしれないが、その女王に摂政と言うのはできるのか。など、明治時代でもあきらめたぐらい、いろんな議論がある。
 真剣な議論は必要だが、少数意見が通ると言うのも困るわけで、真剣に議論したうえの多数の結論が重要だと考える

Q:老人介護の場合には介護をされる側の親が先になくなるが、障害者の場合には介護をする側が先になくなってしまう
 さきごろできた障害者自立支援法案には、障害者がお金を払って働かせてもらうというようなことがおきてしまう可能性があるなどの問題点があると思うが、考え方を教えて欲しい

中川さん:
 私もその分野は専門家ではありませんが、現在お施設費等を通じて障害者の支援を行っている。働いて所得を得られるような施設を作ったり、小規模作業所等公費を使っており、ある程度の手は打っている。
 税金を考えると給付だけを考えると、いろいろやりたいことは出てくるが、必ず財源を考えないといけない。
 老人介護も障害の一つだと思うし、みんなが受け入れるような仕組みにするために、全部一本にした方が良いのではないかとも考えている
 現実に使っていただいて問題が出てくれば真剣に対応するので、まずは見て欲しい。

根本さん:
 障害者自立支援法案は、ばらばらになっていたものを一本化した。
 今まで負担を取っていなかったのを取ったのが論点になったが、負担能力をきちんとみて上限も設定しているし、これから具体的な点を議論して、負担能力が無い人は減免があるようなかたちで対応できると思っているし、問題があれば対応していきたい。

Q:今回岡山は5つのうち2つが民主党、1つが造反組がとった。
 市長の出馬と世襲が影響したと思っているが、世襲についてどう思っているのか
 また、公募についてはどのようにしていくのか、選別基準はどうしたのか。

中川さん:
 国会対策委員長だったので詳しくは無いが、一つ分かってほしいのは今回の選挙はあたかも小泉マジックのように言われているが、前回の参議院選挙の猛烈な反省の元に、阿部幹事長が副幹事長に降格した後、世耕さんや根本さんなどの中堅の議員を集めて、シンクタンク、広報戦略などのノウハウを蓄積してやってきたから成功した。
 だから1000人を超える候補者を公募で集めることができたし、選挙で勝つことができたと考えている。
 参議院選挙では比例区は民主党の方がはるかに多かったが、今回は自民党が逆転したのは、こういう反省から来る積み重ねがあり、決して劇場だとかそういうことだけではないと考えている。
 世襲というのも、職業の自由があるから禁止はできないが、公募の仕組みを通じて面接や議論を行い透明性の高い候補者選択プロセスは、これからも続けていきたいし、それは大きなコンセンサスになろうとしている。

世耕さん:
 自民党は空白区ができたら公募でやると言う形にしており、中央に委員会を作ってお手盛りにならないようにしている。
 今回は突然の選挙だったので行き届かなかった部分もあるが、26名の公募のうち22名が通ることができた。

根本さん
 公募者はまず論文を書いてもらい、その後面接で選ぶ。
 皆と議論して客観的に選ぶと校正に選べたと言う実感がある。

Q:e-Japanからu-Japanという話があったが、確かにインフラの普及率という意味では高い成果があったと思うが、u-Japanについてはどんな内容になるのか興味深く見ているが、まだインフラの話が多いように思う。
 次のフェーズでは教育の問題が重要だと思っている。例えば子供に対するメディアの教育や教育現場に対するITインフラの支援体制などが足りない。

中川さん:
 まったくおっしゃるとおりで、そこが課題だと思っている。
 分かっている方に恐縮だが、ハード面では世界で最も良いパフォーマンスをする国になった。これは皆さんのおかげで、利用が増えたこともあり、これだけのIT国家になれたと思います。
 他方、クーポン券を配ろうと言う議論まであったが、講習会と言う形になって不十分だったと思う。
 全国の学校にインターネットが入るようにしようと目標を立て、ある程度実現できたと思っている。ただ、たしかにIT教育まで実現できていないというのはあり、それが課題だと思っている。
 例えば光ファイバもダークファイバがたくさんあり、ユビキタスエデュケーションをどうやるかというのも今度の5カ年計画の最大の課題であると考えている。
 (世耕さんに「何か良いアイデアが出てきてますか?」と聞いて世耕さん恐縮)

Q:今日は東証がヒートアップしたので虫の居所が悪い人も多いと思いますが(笑)
 聞いていると今日は田舎の懇話会と同じ。もっと、実りあるものにするべきだと思う
 これだけ人がいれば全員違う質問があるはずで、これでは、くっちゃべって終わりの会になってしまう
 中川先生も誠意を持って聞かれていると思いますが、これではわれわれを集めた意味が無い。例えば自民党の中に掲示板を作って、われわれの意見が汲み上げられるような仕組みにしてもらわないと、これで終わりでは困ってしまう。
 これでは雑談に終わってしまって、自民党のこれから数年後直面していかなければならない問題を乗り切るための力にならないのではないか。
 私は正直言ってがっかりしました。
 消費税や靖国などテーマを持たせてやらないと時間の無駄だと思います。
 自民党に情報が流れるシステム作りをするのであれば、例えばここに集まっているような良心的な人の意見を出せる掲示板を作るなどしなければダメではないか

世耕さん:
 まだわれわれも2回目ですので、手探りと言うのを理解していただきたい。
 これが記者会見なのか要望を募る場なのかを考えていかなければいけないと思っている。
 来て頂いた方のクローズドな場を作ると言うことも一つだと思うし、徐々に歩きながら考えて生きたいと思っている。

Q:猪口大臣が少子化対策をやるようだが遅すぎた感がある。
 例えば、学童保育が一人2万円で3人で6万円。これはパートで消える。教育以外の面で助けてください。
 子供を生むのに会社を辞めざるを得ないので、国家公務員の試験を受けている。今の日本は女性に対して厳しいと思う

中川さん:
 保育所のコストと女性の職業人としての生きる辛さと言う話はいろんなところで聞いている。
 今回少子化担当を官房長官や厚生労働大臣の兼任から、猪口さんに集中しました。
 猪口さんは経験もあるし、女性や母親の立場も分かりますし、どんどんやらせていただきますと言っていたので期待していただきたい。

 負担の話は心を痛めているところがありますが、こういうところをどういう風に支援していくかと言うのは民主党も案を出しているがいろんな案があり、一概に決められない。 控除を上げても所得が無い人には意味が無いし、どれが良いのか選択性にした方が良いのか、一概に黒か白かではなく、一番ニーズのある人に利く形でやれば良いとおもっている。
 施設に補助を出すよりも個人にクーポンを出すような形に思い切って変えたほうが良いのではないかとも真剣に考えなければならない時代になっている。
 そのように党内に呼びかけていきたいと思っている。

 (ここで中川さん退出、立ち上がりながら締めの言葉)

中川さん:
 先ほど言っていたように、これでは全国から集まった会がないというのは良く分かる。もっとネット上で活発にやりたいと思っているが、そこをこちらでどれだけ体制をできるかと言う問題もあり、是非知恵を借りたいと思っています。

 この後、世耕さんを中心にさらに深いQ&Aが行われたわけですが、パソコンもボイスレコーダーもバッテリーが切れてしまったので、そちらは別の方のレポートをどうぞ。

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