忘却防止。 – NHK クローズアップ現代『“カリスマ”続々登場!ブログ新時代』 を観ましたを読んで。
火曜日にNHKのクローズアップ現代で、ブログの特集が取り上げられたことで、ちょっとした話題になっているようです。
上記の忘却防止さんは、速攻番組のメモをアップされたようで、はてなブックマークも堂々の360越え。
まなめはうすさんのところでも、関連の記事が20個以上まとめられています。
番組の内容については、ブログに詳しい人からは物足りなかったり、おかしく感じる表現はあったかもしれませんが、NHKの「年配の人にも分かりやすいように伝える必要がある」という番組の性質を考えれば、よくぞここまでまとめたものだと言えるのではないでしょうか。
(ちなみに、一部でNHKが使った「アルファブロガー」という言葉の定義について論争があるようですが。アルファブロガー投票企画を企画した張本人としては、もう、アルファブロガー≒影響力のあるブロガー、ぐらいの緩い定義で良いのではないかと思います。世の中には、芸能人ブログや社長ブログだけじゃなくて、個人のブログでも面白いブログがたくさんあって、いろんな可能性があるというのが伝わるのであれば。)
ところで、光栄なことに私もNHKさんに取材してもらい、一部コメントを使ってもらえたのですが、今回改めて痛感させられたのがテレビ局の番組製作にかけている手間の膨大さ。
何しろ十秒程度しか使わなかった私のところですら、NHKの人が事前の打ち合わせと実際の取材で2回来られており、1時間以上の時間をかけています。
今回の番組では前半だけで私も含めて5名のブロガーが登場し、RTCカンファレンスの参加者のインタビューや、OBIIの合宿まで撮影する手間のかけよう。
おまけに、橋本さんのブログの読者のコメントをとるために、読者の人を見つけ出し、さらに大阪の高槻市にまで取材に行ってしまうのですから凄いです。
しかも、この前半部分の映像でようやく10分程度。
この10分のためにどれだけの打ち合わせと撮影スタッフの準備などがかけられたかと思うと、正直気が遠くなる作業です。
NHKさんが取材をされている当時、いろんなブロガーにあうたびあうたびNHKの取材の話を聞くので、てっきり複数の番組が併行して走っているのかと錯覚したほどでした。(最終的には同じ人だったわけですが)
実際、テレビの影響力を考えれば、これだけの事前調査や取材をしっかりやらなければいけないという責任感の表れでもあるのでしょう。
過去にもテレビで放送された影響でブログが炎上してしまうということが何度かありましたが、やはりテレビで紹介されることのインパクトは非常に大きいものがあります。
実際に今回の番組の例で言うと。
例えば、アルファブロガーという検索キーワードでFPNのサイトに来る人は、放送前は大体一日100件以下でしたが、放送された当日と翌日は4500件近くにまで跳ね上がっています。
その影響で、普段1日1万程度のPVも3万を超えました。
他にも橋本さんや保田さんの名前も数十から100程度の検索リファラが増えましたし、サブリミナルに出ていた「極東ブログ」の検索リファラも100近く増えている状況。
もちろん、視聴者数を考えればこの数字が多いか少ないかは、人によって見方が異なるかもしれませんが、ヤフートピックのようにもともとネットを見ている人がワンクリックで飛んでくるのに対して、テレビ経由の場合はわざわざ検索キーワードを入れて探した人ということですから、インパクトは大きかったと言って良いのではないかと思います。
ただ、やはりここで気になるのは、せっかくこれだけ手間をかけて製作された番組も、普通は見逃してしまうと見ることができないという点でしょう。
番組放送後にこれだけブログで話題になっていても、再放送が無い限り普通は二度と見れないわけで。
今読んでいるフューチャリスト宣言で「(テレビ局は)著作権とかゴチャゴチャ言う前に、自分たちのつくったコンテンツを二度と見られないような状態のまま放置するな」と茂木さんが怒っていましたが、たしかにこれだけ手間をかけてつくったコンテンツの活用が一回きりというのは勿体無い気がします。
で、とかいっている間に、堂々と番組の動画をYouTubeにアップしているツワモノがいるのが興味深いところ。
・クローズアップ現代 アルファブロガー特集の動画紹介
5月8日に掲載され、現時点で既に3000回以上再生されている模様。
はたしてこの動画も通常通りあっさり削除されてしまうのか。
それとも、ブログ特集ということで、容認されてこのまま掲載され続けるのか。
今後のNHKさんの対応が気になるところです。
第一回AMNブロガー勉強会の開催
色んな方の意見が聞けたので良かったです!
私と2歳しか違わないのに堂々とした
落ち着き印象に残りました。
個人のプレゼンテーション後は
チミンモラスイ?さんの主導的役割と
時折交えるITmedia記者さんの鋭い指摘と
徳力さんのバランスの良い司会で進んだ勉強会という印象です。
懇談会も時間が短く名残惜しい感じでした。
楽しいく有意義に時間が過ごせましたこと感謝申し上げます!