いやぁ、本当に良かったですね。
個人的にはこれまでの日本代表の試合を見ていて、枠に飛んだシュートの数とか考えると得点ができるイメージがほとんど湧かなかったので、今日の試合は良くて1点取ってそれを死守という展開だと思ってましたが。
まさかの3点得点、しかも失点も審判のスタンドプレーに近いPKから、川島が止めたPKを押し込まれた惜しい形で、本当に完璧な試合だったと思います。
前半の立ち上がりは全くボールが足についておらず、本当にどうなることかと思いましたが、本田がフリーキックを決めてからの日本代表はまったくの別のチーム。
終盤の敵陣ペナルティエリアでのパス回しなんかは、今大会どころかこれまでの試合でほとんど見られなかったような美しいパス回しが見られて、正直見ながら勝手にびっくりしてました。
（ツイッター上では、毎度我を忘れて、本性が出てしまっててすいません（笑））
個人的に深夜のワールドカップの試合観戦というと、どうしても4年前のブラジル戦の完敗を思い出してしまいます。
その時には、日本と世界の壁をまざまざと痛感して、思わずあきらめモードなブログ記事を書いてしまって、軽くブログ炎上を体験したりしていたわけですが。
4年経って、こんなに晴れ晴れとした気分でブログを書く事ができるとは。
本当に幸せな気分です。
個人的に興味深いのは、前回大会の時にはメディアが予選突破は確実と事前に盛り上げすぎて、最初のオーストラリア戦の大敗で、完全に意気消沈して大会が終わってしまったのに対し。
今回はテストマッチの苦戦続きもあって、メディアがほぼ日本代表スルーモードだったのが、カメルーン戦の勝利から手のひらを返したように楽観ムードに変わったこと。
前回大会では、事前の期待が高すぎた成果選手の間にも異様なプレッシャーがあったような印象で、それがオーストラリア戦の敗戦で完全にチームが崩潰してしまった印象でしたが。
今回は、事前のバッシングが逆にチームを結束させる結果になり、一試合一試合確実にチームが自信をつけて言っているのが目に見えて見えるのが実に印象的です。
それもこれも、初戦が非常に出来の悪いカメルーン相手だったという幸運も支えになっていると思いますが。
なんだか改めて今日別人のチームのように生まれ変わってのびのびとプレーする日本代表を見て、日本に必要なのは実績に基づく「自信」だったんだなぁとつくづく思います。
最近の日本は、経済でもビジネスでも自信を失っている面が多々あるように思いますが、身体能力に劣るから不利と言われやすいサッカーにおいても、チームが一丸となって自信をもってプレーすればここまでやれるわけですから。
身体能力とか全く関係ないビジネスの世界にいきている僕らも負けていられないなぁと、本当に大きな刺激をもらった試合だったと思います。
いや、本当に日本代表に心の底からありがとうと言いたいです。
是非次の試合も、刺激になる熱い試合を見せてください！
