ツイッターに書いたように、ラスベガスからの帰りの便が遅れて、ダラスについたら飛行機の横に止められた空港のバンで特別に成田行の便のすぐ近くまで送ってもらえるという、実に特殊な経験をしたものの。
無事に日曜日にCESから帰ってきました。
なんだかんだ現地で忙しかったために、まだ開催前日のCES Unveiledのレポートと、今回CESにくる機会を頂いたLenovoさんの展示エリアのファーストインプレッションぐらいしか書けていないのですが、今回はいろいろネタや刺激を一杯もらいましたので、今月はしばらくのんびりとCESのレポートを書かせてもらおうと思います。
(あいかわらず、タイムリーじゃなくてすいません(汗))
というわけで今日は3本目。
そもそも、最初の2本で最もメインであるCESの展示エリアについて全く言及してなかったので、簡単にレポートしておきます。
CESの展示エリアについては、「とにかく広い」の一言につきます。
私も幕張の展示会には何度か行ったことがありますし、地方出身者としては幕張も初めて行ったときには、その広さに結構衝撃を受けたのを覚えていますが、CESの会場のラスベガスコンベンションセンターはその幕張メッセの倍あるとか。
そのコンベンションセンターの会場を全て使い切っている上に、横にあるヒルトンやラスベガス中心部の複数のホテルにまで展示エリアや講演会場があるんですから、とにかくあきれるほど広いです。
たとえば、パナソニックのブース一つがこんな感じ。
この裏に展示エリアがあるんですから、巨大さが伝わるかと思います。
なにしろ開催前日に間違えて準備中のところに迷いこんでしまったんですが(苦笑)、こんな巨大なリフトが会場の中にそれこそ何台も入ってきてるんです!
今回のCESで最も巨大であったろう、SamsungやSONYのブースに至っては、ブースというよりもエリア。
日本なら、それぞれ一つだけで十分展示会として人が呼べてしまいそうな広さです。
■中央フロアにあったSamsungのエリアはさすが巨大。でも大量の人がいて大混雑。
■Samsungよりも巨大に感じたSONYのエリア。写真のとおーくの奥の方まで見えますかね?全部SONYのエリアです。
SONYのエリアは巨大な壁面のスクリーンがあって、巨大な3D映像体験も。
さらに驚くのがこれだけの広い会場にも関わらず非常に濃い密度を感じることです。
たとえば南棟と中央棟を結ぶ廊下の人通りがこれ。
まぁ、それはそれは大量の人で人の波が途切れません。
人気ブースは人の後ろを通るのがやっとのこともありますし、人気がなさそうなエリアもそれなりに人がいたりします。
なにしろ、12万人が来場するわけですからね、すごいです。
(詳しい人に言わせるとこれでもかなり熱量は下がったとのことですから、ピーク時の混雑ぶりは想像したくないですね。)
展示に参加しているメーカーも、いわゆる家電メーカーやだけでなく、ソフトウェアメーカーから周辺機器メーカーや自動車メーカーまで多彩。
■audiのめちゃめちゃお洒落なブースでのEVコンセプトカーの展示。
■eホームというエコ住宅の展示。駐車場には日産リーフがあってちょっと親近感。
■MicrosoftのXBOX Kinectはさながらゲームセンターの巨大ゲーム。
■任天堂DSを入れるためのケースメーカーの展示。
■iPadに触発されて、様々のタッチパッド型パネル端末も多数の会社が出展。
■国別展示がされているエリアでは、多数の中国系企業や台湾系企業が。
さらにこれはCESならではだなーと思ったのは、公開収録。
NBCやCNETが公開で実際のテレビ番組らしき番組の公開収録を行っていたりするんですよね。
■NBCのブースではキャスター的な人がニュースを読んでました。翌日はセレブ番組の収録も目撃。
■黒山の人だかりで何をやっているか全く分からなかったCNETのブース。
バス停からキーノート会場に移動しようと思ったら、延々と渡り廊下みたいなところを歩く羽目になりましたし。
会場と会場の移動も大変です。
なにもかもスケールが違うというのはこういうことかと、妙に納得です。
真面目に見ても回ろうと思ったら平気で数日かかるよ、と日本からきたメディアの方々が口をそろえて言ってましたが、まぁそらそうですね。
私はそれほど展示をしっかり見てまわる時間がなかったので、会場を散歩気分で見て回っただけですが、それでも十分疲れます。
なんでCESってこんな新年明け早々にあるんだろうと前から不思議に思ってたんですが、要はCESって業界の今年を占う一大イベントなわけですね。
ようやく私もCESの業界における位置づけや重要さが理解できた一週間でした。
ということで、実際のブースの詳細レポートはインプレスさんがかなり丁寧にカバーされているようなのでそちらをどうぞ。
■impress.co.jpにあるCES2011レポートをGoogleサイト内検索(笑)したリンク
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