Wi-Fiに050番号の時代は来るのか?を読んで。
無線LAN倶楽部のVoIPサービスは中止されたように聞いていたが、5月10日に再開されていたらしい。
てっきり反響がないために中止していたと思っていたのだが、どうも問題は規制にあったようだ。
現在の総務省の050番号配布基準の対象としてそもそも公衆無線LANが想定されていないため、番号の配布が受けられなかったそうだ。
まぁ時代よりも先を行き過ぎてしまうと、必ずこういう壁にはぶつかるものだが、技術的に可能なものを規制で邪魔されるというのは歯がゆいものだろう。
個人的には公衆無線LANにおけるVoIPサービスにはネガティブな印象を持っている。
もちろん通話料が非常に安く電話ができる可能性があるというメリットは魅力的だが、やはり「携帯電話」としては公衆無線LANサービスでのカバー率の低さは致命的だと思ってしまうからだ。
もちろんNTTドコモが開発中に無線LAN対応のFOMA端末のようなものを企業内線として利用するのは賛成だ。
会社の中と外で異なる電話機を使うという現状と比べると、一台の携帯電話で中も外も使えるというのは便利である。(実際に私も前職で構内PHSを使っていた)
ただ、そういう意味では公衆無線LANサービスにおけるIP電話も、家のコードレス電話との組み合わせのようなサービスになれば面白いかもしれない。
今のところNTT-BPのサービスは何をターゲットとしているのかはあまり見えてこないが、着々と対応端末も開発しているようだし、思っていたよりも面白いサービスになる可能性があるのかもしれない。