[通信業界] なぜ、ソフトバンクは日本テレコムを買収したのか
先週通信業界を騒がせた話題といえばやはりこの話題だろう。
個人的にいろいろ買収の意義について考えていたが、いまだにまとまってはいない。
日本テレコム一社についてコメントするのであれば単純には「負け組」という言葉が当てはまってしまうだろう。
その昔、NTT、DDI、日本テレコムで壮絶な長距離通話市場の奪い合いをしていた時代があったが、そのころと比較すると現在の日本テレコムの通信業界におけるプレゼンスの低下は著しい。
長距離通話はIP電話の台頭により将来的にほぼ消滅することが見込まれているし、聞いたところによるとNTTの法人営業部隊にとって今怖い相手は電力系の通信事業者らしい。
PWCの社長(IBMに買収された)をしていた倉重さんが社長に就任して注目はされたものの、まだその成果もほとんど見えない中での買収劇だ。
正直、最初に聞いたときには「なんで今さら」というのが印象だった。
ただ、よく考えてみるとそれほど高い買い物ではないのかもしれない。
Yahoo!BBはそのADSLの低価格とIP電話のシェアで、実は法人市場にも影響力をもってしかるべきの力をもっているはずなのだが、これまでのところ法人市場にはうまく入れているように見えない。
さらに日本テレコムは旧JR系の通信会社であり、JRの駅にホットスポットを作れるという特殊な通信事業者である。
バックボーンの二重化にどれほど意味があるかは微妙なところだが、JRの駅近辺にモバイル用のアンテナをつけられるという点では上手くYahoo!BBモバイル等と組み合わせれば案外面白いかもしれない。
まぁ個人的にかなり穿った見方をしているだけだが、ソフトバンクBBの次のターゲットは間違いなくモバイル通信市場のはずだ。
その一歩を記すためのフェイントとしては今回の買収は意外にあとで聞いてくるかもしれない。
というのは私の考えすぎだろうか・・・
前の記事:[P2P] P2Pソリューション:インターネット電話 Skype を読んで
次の記事:[通信業界] 携帯電話業界に迫り来る巨大いん石、孫正義氏
■関連記事
[P2P] P2Pソリューション:インターネット電話 Skype を読んで
[P2P] NTT東日本、IPv6対応の「FLET'S.Net」が3カ月無料になるキャンペーン を読んで
[コラボ] 小規模事業者の6割以上がブロードバンド環境に を読んで
[コラボ] ヤフーとサイボウズ、最新ニュースを社内ポータルに表示するサービスを開始 を読んで
[P2P] P2Pを理念から追う「KAIN P2Pコンソシアム」










コメント