NTT Com、法人向けIP電話で番号ポータビリティサービスを開始を読んで。
う~~ん、最近のIP電話関連のサービスは、本当に言葉が複雑でよく分からない。
そもそもこんなつまらないニュース取り上げなければ良いじゃないかという声も聞こえてきそうだが、クリップしてしまって悔しいので書くことにする。
最初タイトルだけを読んだときは、「お、日本もいよいよ米国みたいに番号を携帯とかにそのまま移行できるサービスが始まるのか?」とか思ってしまったが、どうも違うようだ。
(まぁそんなの冷静に考えたら規制も変わってないのに一社が急に始められるわけないんだけれど)
要は、今使っている電話番号そのままでIP電話の世界に移行できますよ。ということだ。
でもそのためには1番号あたり月額525円払ってください、と。
でも、IP電話に移行するのってコストダウンが主目的のはずなのに追加料金払うのか・・・?
結局、既存の電話をIP電話に変更した際に、月額525円を払う以上のコストメリットが出る企業が導入するということだろうか?
なんだかIP電話の登場によって、電話サービスまわりのコストダウンはますます魑魅魍魎の世界になってきている気がする。企業の総務担当の人はさぞかし混乱していることだろう。
昔は電話料金表を見比べればほとんど話は終わっていたはずなのに・・・
ん?ちょっと待てよ。
なんだかこれってどっかの業界に似てきてるな。
生命保険とか。
税金の確定申告とか。
年金問題とか。
なんだか話をややこしくして、人手を介さないと問題解決できないように業界を持っていくのって、よくある話のような気がしてしまう。
(アクセス回線事業をやれないNTT Comの難しいところでもあるのだとは思うが)
でも振り返ると、一方ではソフトバンクも着々と光ファイバ回線を利用した法人向けIP電話サービスなど、企業向けサービスの準備を続けていたりする。
そういえば、ソフトバンクがIP電話サービスを始めたときには、IP電話サービスは月額追加料金とか追加で機器購入とかが常識だった。
そこにソフトバンクは普通の電話がそのまま使えて、利用者間は無料で全国一律という、非常に分かりやすいサービスで参入したように記憶している。
う~~ん、企業の総務担当さんも、ソフトバンクが企業向けに分かりやすいサービスを出したら、魅力を感じてしまうんじゃないだろうか。
それとも、自分が通信業界を離れて久しいから知識がついていけてないだけなのかなぁ・・・