paperboy&co.、ソーシャルネットワーク「キヌガサ」のテストを開始を読んで
よくみたら、なんとINTERNET Watchの記事一覧のトップを飾っている。
おまけに山岸さんのブログでもutahblogでも取り上げられている。
これはやはり一大事なのだろうか。
それとも以前Greeの田中さんがブログに書いていたように過熱気味なのだろうか。
このpaperboy&coは、実は個人的にも大注目の会社だ。
自分がpaperboyのブログサービスであるJUGEMを利用させてもらってるのもあるし、この会社のノリが面白いのもあるが。
何と言っても彼らのビジネスセンスが気になる。
paperboyの主力事業はレンタルサーバーだ。
そこのあなた、「レンタルサーバー」ですよ。
そこら中の会社が5年以上前に一斉に手を出して、過当競争が進み、それこそもう参入しても誰も儲からないだろうと思われていたサービスですよ。
それに、paperboyはなんと2003年1月に起業してから参入して・・・
なんと既に利用者10万人を超えているのだ。利用料一人年3000円でも年商3億。凄いの一言だ。
おまけにブログのJUGEMも後発。業界全体がブログブームに沸いて、もう誰も儲かんないだろうと言われていたのに参入。
それがいまやNiftyのココログもlivedoorも抜いて、トップのはてなに迫らんとする勢いで伸びている。
これはもうビジネスセンスとしか言いようがない。
インターネットがテクノロジーでなくライフスタイルとして根付いている世代の台頭だと個人的には思っている。
まぁその話はまた今度取り上げるとして。
さて、このキヌガサはどうだろう。
私も実は既に鉄人登録を済ませてあるのだが、今のところ正直Greeの方が分がありそうだ。
あまりサービスにも違いが感じられないし、既にGreeを主戦場にしている人間からすると、今から全ての友達をキヌガサに招待しなおすのはただでも気が進まない。
レンタルサーバーやBlogと異なりSNSでは移動コストの壁があることは、さすがのpaperboyでもきついかもしれない。
ただ、実はSNSの可能性はこんなもんではないとも、思っている。
トップのGreeでも登録者数は5万人でしかない。
あと1億人以上がまだフリーなわけだ。
別にテクノロジーサイドのコミュニティはGreeとしても、女性向け(mixiがライバルか?)、海外込み(Orkutがライバルか?)などアプローチはいくらでもある。
ちょっと今の鉄人アプローチに疑問はあるが、出会い系的な要素を入れるには女性は不可欠だし、女性をターゲットにするのはpaperboyは得意だろう。
さてさて、彼らが今後どうやってこのキヌガサを広げていくのか、やはり個人的には注目せざるを得ないのだった。