NTTドコモ、法人向けのFOMA/無線LANデュアル端末を開発を読んで。
古い記事で申し訳ないが、今月は無線LAN端末に関して特長的な記事が二つ出ていたので改めて考えてみたい。
一つは冒頭でリンクしているNTTドコモのFOMA/無線LANデュアル端末。
もう一つはソフトバンクBBが開発している無線LAN/TD-CDMA端末。
文章を見る限り、両方とも携帯電話回線と無線LANのデュアル端末ということで同じだ。
ただ、情報が少ない中でも、この端末が意味するものが異なるのは明白だろう。
まずNTTドコモのデュアル端末は「法人向け」と明記されている。
無線LAN機能は社外の公衆ホットスポットで利用するためのものではなく、あくまで社内での内線電話やイントラネットへのアクセス回線として利用される。
記事にも書いてあるように、構内PHSの置き換えでしかない。
もちろん、今後どのような展開を見せるかは分からないが、「おさいふケータイ」のフェリカ対応端末が複数機種販売されているのに比べると、NEC一機種だけだし宣伝にも力が入っていないのは明らかだ。
それに対しソフトバンクの端末が、公衆での利用を目的にした個人向けのものであるのはほぼ間違いないだろう。(もちろん利用者が何の目的で購入するのかは微妙だが)
現在申請中のTD-CDMA及び、マクドナルドやスターバックスなど大手チェーンを中心に展開するYahoo!BBモバイルのスポットで格安で携帯電話や高速モバイルアクセスが利用できるとしたら・・・・どれぐらいのインパクトがあるのだろうか?
正直、現在の開発レベルがどの程度か分からないし、とても見せられるレベルのものではないとも想定できるが、NTTドコモのデュアル端末の一週間後に自分達のデュアル端末の情報をリークするあたり、やる気十分と感じてしまうのは私だけだろうか?
いろんな人に話を聞く限り、TD-CDMAは期待はずれに終わるというのが大方の見方なのだが、ソフトバンクのお手並み拝見といきたい。