う~~~ん、正直これには驚きました。
はてなといえば、Bulkfeedのブログシェアグラフでも長らくトップを守り続けている日記サービスの大御所です。
その月間PVは1.6億PVにも達し、日ベースで500万強だそうです。
そのマンモスサービスを支える回線速度がなんと15Mbps。
テキストコンテンツがいかに回線に負荷をかけないかが良くわかります。
昔、通信会社で働いていたときに人間の目の処理速度では9600bpsで文字を送信されても処理しきれないと聞いたことがあります。
結局、人間がぽちぽちとウェブサイトをサーフィンするレベルでは、100Kbpsもあれば実は十分だったりするのです。
利用者レベルのアクセス回線が、8Mbpsどころか20M、40Mと上がってきているのが結構ナンセンスだという現実がここにあります。
伊藤さんが書かれているように、まさに個人のアクセス回線速度は、誰でも勇気さえあれば事業を始められてしまうレベルにあるのです。
さて、こんな状況で困るのは実は通信事業者です。
現在はFTTHや高速ADSLに見られるように速度をダシに、利用者の乗換えや追加料金の支払いを引き出そうとしていますが、果たしてこの手法はいつまで通用するのでしょうか。
仮に動画コンテンツが普及したとしても、実質6Mbpsも回線速度が出ればテレビ並みの動画が十分再生可能と言われています。
実はもうアクセス回線はこれ以上必要ないレベルに来てしまっているのです。
まぁ、そうは言っても同じような議論はデジカメの画素数にしろ、ハードディスクレコーダーの保存容量にしろ、日本人は数字を追い求める傾向があるようですから、今後どうなるかは何とも言えませんが・・・