レコミュニは音楽産業の仕組みを変えられるか?

 レコミュニというサービスをご存知でしょうか?


 ソーシャルネットワーキングサービスと、音楽ファイルダウンロードを組み合わせたようなサービスです。

 これがなかなか興味深い取り組みです。
 iTunesを始めとする音楽配信サービスが、基本的に楽曲をスーパーマーケット的に並べているのに対し、レコミュニはそのレコード+コミュニティという名のとおり、コミュニティの中でお互いに音楽を進めあう仕組みを取っています。

 先週サービス開始したので、早速サービスに関わった方に招待してもらいました。
 (ちなみに知らない人はコラムを書いてあるので参考にしてください
 
 現状を率直に言うと、まだサービス開始直後なので、サービスとしてはまだまだこれからという印象を受けました。
 著作権処理に手間取っているのか、ダウンロードできる曲数はまだそれほどなく、リクエスト曲の方が多い状況です。
 ただ、この著作権処理自体は一度してしまえば、その後はほぼ永遠に掲載されるのでしょうから、時間がたてばかなり面白いサービスになりそうです。

 なんといっても、まだ国内の音楽配信サービスは曲数がかたよっていますし、先日鳴り物入りで開始されたMSNMusicにしても一曲の単価が高いです。
(iTunesの国内サービスがどうなるかが気になるところですが)

 さらに興味深いのは、このレコミュニが音楽家と顧客を直接つなぐサービスになるかもしれない点です。
 自分が録音した曲をレコミュニに掲載して、口コミで評判を集めてファンが増えたら・・・そんな夢も感じさせてくれるサービスだったりします。
 
 ARTIFACTでサービス開発に参加されている面々を調べられていますが、音楽を好きな人々が考えているんだなぁと言うのが伝わってきます。
 またメンバーが音源をアップすることに対する音質の不安もよく指摘されますが、その点はUnforgettable Daysに詳細の考察がされています。
 
 
 まぁ本当に音楽産業を変えるサービスになれるかどうかは、何といってもコミュニティに参加しているメンバー次第。 興味のある方はご招待しますから言って下さいね。
(ただ、招待した相手に対して責任を持たないといけないようなので、お会いしたことがある人か、FPNメンバーの方に限らせていただきます・・・すいません)