ヤフーとあおぞら銀行提携に見るポータルと金融の相性
楽天やライブドアが金融業のバリエーションを広げる中、ヤフーはどうするんだろうという話になっていましたが、いよいよヤフーも金融業進出ということなのでしょうか。
正直、金融業については素人ですし、今回の提携の裏にどういう背景があるのかは良く分かりませんがそもそもあおぞら銀行は一時ソフトバンクが出資していましたから、今回の提携先はヤフーなものの、いろんなことを想像してしまいますね。
R30::マーケティング社会時評では「あおぞら信託買収で1700億円の財布を手に入れる(はずの)ソフトバンク」と表現されていて、なかなか興味深いです。
ちなみに、なんでもヤフー上ではコンテンツやオークションによって月間660億円の金額が動いているそうで、「手数料0.5%としたって年間30億円以上の売り上げがすぐに稼げる」んだそうです。
それを聞いて、個人的に思い出したのは、以前Masa33さんがFPNで書いていた「アイデンティティ管理に関するクリステンセン的考察」と言う記事です。
ポータルサイトに対するISPの優位性はユーザの本人性確認能力にありました。 無料でオンラインでユーザ登録を受け付けるポータルサイトは、多くのユーザIDを獲得できますが、獲得されるユーザIDの信憑性は高くありません。 一方で、ISPのユーザIDは住所と課金手段が確認されています。 このアイデンティティの認証能力こそが、ISPのポータルサイトに対する優位性であると信じられてきました。
(中略)
将来的には、知の流通のためのID管理が破壊的イノベーションとなり、従来の財の流通のためのID管理を巻き取っていくのかもしれません。
最近のポータル事業者の金融業参入はこの流れを証明しているような気がしてしまいます。
金融業と言っても、別にいわゆる預金のための銀行ではなく、あくまで利用者のショッピングや株取引の円滑化のための決裁処理やローン事業ですから、一般的な「金融業」の定義とは違う捉え方をした方が良いのかもしれません。
ただ、確実に昔イメージしていた「ポータル」と、現在の「ポータル」が違う次元に到達しようとしているのを感じます。
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