Wired News – ネット世界をタグで分類する「フォークソノミー」 – : Hotwiredを読んで。
最近、フォークソノミーとかソーシャルタギングという言葉を聞くことが増えてきたように思います。
「フォークソノミー」(folksonomy)とはfolks(人々)とtaxonomy(分類法)を合わせた造語だそうで、まぁなんとも分かりづらい言葉なんですが、この対象となっているサービスが実に面白いです。
その代表的なサービスが写真共有サイトのFlickr(フリッカー)とソーシャルブックマークのdel.icio.us(デリシャス)。
自分の登録した写真やブックマークをもとに、タグやキーワードをキーに、他の利用者とつながっていくサービスです。
こうやって書くと、mixiやGREEのようなSNSみたいな感じを受けるかもしれませんが、フォークソノミー系のサービスの特徴は、まずは自分のために写真管理やブックマーク管理をするためのサービスであること。
SNSのように他人とつながるのが目的のサービスとは少し趣が異なります。
この辺りの詳細はgoodpicの「自分の便利が、皆の知識に。Folksonomy系ツールのソーシャル効果」に丁寧に解説されています。
なんといっても興味深いのは「個人の情報発信を助ける便利なツールが、将来的にはネットワーク全体の価値を増大させる、ということが明確になってきた」という点ですね。
ちなみに、個人的にはSpurlというソーシャルブックマークにはまっているのですが、Spurlを教えてくれたText Oceanの「ちまたで祭りの「Folksonomy」ってなんだ?」という記事では、カテゴリ構造に対するタグの特徴がわかりやすく図解されています。
このタグと言う概念は、慣れるまではちょっとややこしいかもしれませんが、これが実に便利。ブックマークが山盛りになってしまっていた自分としてはとりあえず参考になった記事をメモしておくのに非常に重宝しています。
ブログにしてもネットにしてもSNSにしても、最近の私たちの興味の対象って、綺麗にカテゴリ分けできる世界じゃないんですよねぇ。
と、同じようなことで悩んでいる人は、まぁ、是非一度試して見てください。