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「優秀な人」は大企業で働くべきかベンチャーで働くべきか

[を] 大企業には優秀な人がたくさん埋もれているを読んで。

 典型的な大企業出身者の自分からすると、こういったタイトルの記事には深く考えるところが多くあります。

 特に日本においては、人材の流動性が米国に比べると低く、未だに優秀な人材が大企業に多く埋もれているというのは良く言われる話ですね。

 先日、この定説に関連して、isologueの磯崎さんが面白い記事を取り上げていました
 なんでも「イノベーションのジレンマ」で有名なクリステンセン教授に言わせると、この定説は文化の違いではないとのこと。


米国では人材の流動性が高く、優秀な人材が大企業だけでなくベンチャー企業にも行き渡る。それが米国のダイナミズムを生んでいる。しかし、日本はそうではない-。よく、そんなことが言われるでしょう。でも歴史を学んでください。米国の産業と経済が本格的に始動した1880年頃から1970年代まで、大多数の米国人は大企業で働いていたのです。誰もがゼネラル・エレクトリック(GE)やRCA、ゼネラル・モータース(GM)で働きたいと望みました。ベンチャー企業は少なく、ベンチャーキャピタルという産業も存在しませんでした。


 なるほど、そうやって言われてみると確かにそうです。
 もし歴史が繰り返すとするならば、日本でもこれから価値観の逆転がおこっても不思議ではないかもしれません。


 ところで、こういったことを書くと、自分が大企業からの転職組なだけに、ベンチャー至上主義のように勘違いされてしまいますが、個人的には大企業で優秀と評価されている人は必ずしも転職するべきだとは思いません。

 結局、仮にある大企業の中で優秀だと定義されたとしても、外に出て評価されるかどうかは別問題ですし、外で楽しく仕事ができるかどうかもわかりません。いわゆる大企業で必要とされる能力と、ベンチャーで必要とされる能力には大きな違いがあるようにも感じます。
 まぁ、結局「優秀」というのが何を指しているかによりますよね。
(個人的には、大企業に順応できなかった人のほうがベンチャーに向いているように思ってしまったり・・・)
 

 ちなみに、ちょうど先週末グロービスのキャリアセミナーにパネリストとして呼んでもらう機会がありましたが、そのときに参加者の質問を受けながら改めて感じたのが、「自分に最適なキャリアや仕事」というのを見つけることの難しさ。

 自分の転職人生なんて、正直挫折と失敗の連続だったりするわけで、偉そうにキャリアについて語れる立場ではないのですが、一つだけなんとなく分かってきたことがあります。

 それは「自分に最適なキャリアは自分で探す」しかないということです。
 

 自分も大企業で6年を過ごして、大きく勘違いしていたのは「自分の人生は人事部や上司がベストなものを選んでくれるだろう」という価値観。
 冒頭で紹介した、たつをさんの記事のように、実際には人事部も上司も、組織や自分のために社員の行く末を決めているわけで、必ずしも個人個人にとって最適なポジションを探しているわけではありませんし、一人ひとりを幸せにするためでもありません。 

 これはヘッドハンティング会社や人材バンクにしても一緒。
 もちろん彼らは転職のプロではありますが、個人個人にとってどんなキャリアが幸せかなんてことは、本当には分かりません。

 自分がどの仕事やポジションに向いていて、将来どういうキャリアをつんでいきたいかというのは、結局のところ自分で考えて、自分で掴み取っていくしかないんだなぁと思います。

 
 なんだか、まとまらないエントリーになってしまいましたが、何にしても自分の人生は一度きり。 
 後から後悔しないように楽しく生きていきたいものですね。


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