Xacti2.0プロジェクトは、日本のビデオブログブームのきっかけとなれるか

三洋、H.264対応の新XactiとWebコミュニティの連動による「Xacti 2.0」を読んで。
 火曜日に開催されたXacti2.0のブロガー向け新製品発表会に参加してきました。
 上記のブロードバンドウォッチの記事に掲載されているのは、記者向けの新製品発表会ですが、私が参加したのは、そのあとに実施されたブロガーや一般公募向けの公開イベント。
 記者発表と同じ中身+実際に端末を使って撮影をすることができるという、非常に凝ったイベントでした。
 最近、個人的にもXactiが気になっていたところです。
 何しろ周りのブロガーのXacti保有率はうなぎのぼりで、イベントや飲み会のたびに誰かがXactiを持って撮影をしている始末。
 これほど気になる端末はありません。


 実は、私も昨年から、これからはビデオブログだ!と思って、ビデオカメラを買ったのですが、これが大失敗。
 なんとなくHDDタイプのビデオカメラを購入してしまったんです。
 まぁ、HDDであること自体は問題ないのですが、問題なのがファイルの保存形式。
 MODとかいうデジタルビデオカメラの独自形式で保存されてしまうのです。そのため、YouTubeなどの動画共有サイトにアップするにも、Macの動画編集ソフトで加工しようにもそのままでは無理。
 仕方なく、MODから他の形式に変換するのですが、このエンコードが死ぬほど時間がかかります。
 結局、エンコードのあまりの面倒くささに、PCにファイルをコピーするのもおっくうになり、撮影も面倒になるという悪循環。
 昨年から始めようかと思ったビデオポッドキャスティングもあえなく断念してしまいました。(言い訳ですが)
 やっぱり一般のビデオカメラは、撮影して保存とかテレビで見るのが前提で、PCとの連携を前提に作られていないわけです。
 それに対してXactiは最初から保存形式がMPEG4。
 取り回しも簡単で、すぐさまYouTubeにアップできちゃうみたいで、なんだか取ってる人たちも実に楽しそうです。
 しかも、今回のイベントで関係者から聴いた話だと。
 実はSANYOの方々は、無線LANがこれだけリテラシーの高い人たちの家庭に普及しているのを知らなかった(!?)とかで、実はブロガーのような人種の存在をあまり意識せずに、これだけブロガーに使い勝手の良いビデオカメラを開発していたそうです。
 それが今回、Xacti2.0プロジェクトで、シックスアパートを初めネット系の企業と提携し、文字通り本気でWeb2.0化を進めてくれるというのですから、今後が実に楽しみというものです。
 Xactiのブログもすでに開設されているみたいですし、今回のようにブロガー向けの専用イベントも開催するぐらいですし、きっと今後はよりブロガーに最適なビデオカメラに進化していくのではないかと感じられます。
 なんだかんだ日本では、YouTubeブームも結局テレビの再配信に過ぎず、個人によるビデオブログブームは米国に比べるとまだまだほとんど来ていない印象が強いですが、Xacti2.0が日本のビデオブログブームの火付け役になってくれるか、注目したいと思います。
(個人的には今回発表されたDMX-CG65を買うべきか、ハイビジョン対応のDMX-HD2を買うべきか、もう少し待つべきか、ますます悩める日々になりそうですが・・・)
【イベントの様子を見たい方は、参加者の方々のブログをどうぞ】
新型Xacti DMX-CG65 これが生の動画ファイルだ

DMX-CG65こと、Xacti2.0の発表会&開発者インタビュー 
Xacti2.0に行ってきました 
デジカメ?ブログ