なぜ株式投資はもうからないのか (保田 隆明)

なぜ株式投資はもうからないのか 「なぜ株式投資はもうからないのか」は、RTCの主催者としても有名な保田さんの新書です。献本いただいて、すぐ読んだのですが、あっという間に読みました。
 私自身、実は去年まで株を結構やっていたのですが、正直、保田さんはなぜもっと早くこの本を書いてくれなったのかと言いたいぐらいです(笑) 
 この本で書かれている典型的な失敗例と同じく、私も自分なら他の人よりも賢く株の売買をできるのではないかと思っていたのですが大間違い。
 株を始めたときが丁度ITバブルの始まりで意外に儲かってしまったのもあり、自分は株の才能があるのかもと思ってしまったのが間違いの始まりで。
 
 ITバブルの崩壊で損をして、懲りずにネットバブル前にまたいろいろ株を買って、最終的にライブドアショックでまた損をしてという、典型的な懲りない一般投資家の末路を辿ってしまいました。
 この「なぜ株式投資はもうからないのか」では、いかに市場で一般投資家がプロと五分に張り合おうとするのが難しいかと言うのが様々な視点から描かれています。


 私は住宅ローンの関係で、すでに株からは綺麗に足を洗ってしまったのですが、もっと前にこの本を読んでおきたかったです。
 ということで、この本はそろそろ自分も株をやってみた方が良いのかと悩んでいる方にお勧めです。
 それにしても、保田さんが本を書き始めたのは去年ぐらいからだったのではないかと思いますが、今や著書は10冊近くになりますね。すごいです。
【目次】
第1章 そもそも株式投資とは何か
第2章 株式投資の理想と現実、そしてワナ
第3章 機関投資家と証券会社の生態を知る
第4章 日本の新興市場における問題点
第5章 今後の株式投資を考える

なぜ株式投資はもうからないのか なぜ株式投資はもうからないのか
保田 隆明

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