インターネットは、力をもてあましている人のはけ口なのかも。

power_logo.png 紹介が一週間遅れになってしまいましたが、パワーインタビューの、第八弾となるインタビューをブログラボに公開しました。 
 
 今回インタビューをお願いしたのは、らむね的通販生活ワーキングマザースタイルなどのサイト運営で有名な村山らむねさん。
 前回の佐々木さん同様、前編、後編に分けてみました。
らむね的通販生活 村山らむねさん インタビュー Part1
 
 前編となるPart1では、らむねさんがどうしてウェブサイトを始めたのか、またどういう経緯で現在のような活動をすることになったのかという点についてお聞きしています。
 らむねさんに初めてお会いしたのは、もう4年以上前になると思いますが、その当時から思っていたのがらむねさんのネットワークの広さ。
 いろんなことを知っているし、いろんな人を知っているし、やっぱりインターネットの初期から活躍していた人は違うなーと思っていたのをよく覚えています。
 まぁ、1995年からウェブサイトをやっているわけですから、当たり前と言えば当たり前ですが、そんな当たり前のことを知らなかった私にも、お会いした当初から親身に接して頂いたのが非常に印象的で、本当にインターネット的な人だな-というのが第一印象でした。
 ただ、今回お話をお聞きして改めて驚いたのが、らむねさんが特にPCに詳しかったとか、インターネットで最初から何かを実現しようとしていたとか、いわゆる典型的なネット起業家的な背景がほとんど無かったこと。


 インターネットの初期からウェブサイトを開設していたために、数少ない女性サイト運営者として注目されていたわけですが、その一方で見えてくるのは東芝という大企業の中で、当時の時代の波にもまれていた一人の女性の姿。
 「インターネットはいつもはけ口」と言い切っておられましたが、当時の女性を軽視する風潮の強かった日本の大企業の文化の中で、相当いろいろ思うところはあったはずです。
 
 結果的に妊娠をきっかけに退社されることになったわけですが、そこから見えてくるのは最初からインターネットで何かを実現したいから会社をやめたというインターネット起業家の姿ではなく、職場環境の関係でやめざるを得なかった一人の働く女性の姿でした。
 その東芝が子育て大賞をとったという話をされるときには、ちょっと誇らしそうな雰囲気もあって、やっぱりなんだかんだ東芝への思いも残っているんだなーと思ったりします。
 
 先日、インタビューをさせてもらったwarenさんなんかも、松下電器産業からブログをきっかけに独立されたパターンでしたが、先日のあすなろBlogカンファレンスでは松下で今と同じことがやれるなら辞めなかったときっぱり言い切っていましたし。
 冒頭で引用した、「半分の人に軽蔑され、半分の人に一目置かれ」というのは時事通信の湯川さんの発言だったりするのですが。
 同じように、インターネットを力のはけ口にしているのに、それが会社で上手く活用して貰えないパターンの人というのは実際多いのではないかと思います。
 大企業の中の人達の話を聞いていると、最近でもインターネットに対する規制が増える一方の会社も多いようですが、インターネットを使いこなそうという人達の力は是非社内で活かす方向になってくれるといいなーと思ったりします。
 ということで、ご興味のある方は動画の方もぜひどうぞ。

“インターネットは、力をもてあましている人のはけ口なのかも。” への1件のフィードバック

  1. 感動したことを人と共有できるのは、最大の娯楽であると言うこと

    またしても、紹介が一週間遅れになってしまいましたが、パワーインタビューの、第九弾となるインタビューをブログラボに公開しました。     今回は、前回のイ…

コメントは受け付けていません。