感動したことを人と共有できるのは、最大の娯楽であると言うこと

power_logo.png またしても、紹介が一週間遅れになってしまいましたが、パワーインタビューの、第九弾となるインタビューをブログラボに公開しました。 
 
 今回は、前回のインタビューから引き続きらむね的通販生活の村山らむねさんのインタビュー後編です。
らむね的通販生活 村山らむねさん インタビュー Part2
 後半では、95年から開始したサイトである、らむね的通販生活の歴史やブログのメリット、サイトを運営する上でのモチベーションやポイントなんかを聞いてみました。
 個人的に印象に残ったのは、何と言ってもサイトを運営する上でのモチベーションの話。
 今でこそ、個人がサイトを運営していてもアフィリエイトだとかアドセンスだとか収入を得る手段がたくさんあるわけですが、らむねさんがサイトを開設した当時はそんなものは無く、企業が運営するサイトですら存在意義に疑問符をつける人が多かった時代だったと思います。
 そんな中、何をモチベーションにらむねさんが日々サイト運営をしていたのかという質問をしたところ。
 それはもう喜喜としてらむねさんが、当時のカタログ通販の進化について語ってくれたわけですが。
 あらためて、らむねさんの話を聞きながら、当時のウェブサイトにしても、最近のブログにしても、更新が続く人の根底に流れるモチベーションは、感動したことや好きなことを、他の人と共有したり、コミュニケーションできることなんだろうなーとつくづく感じています。


 私自身、ブログネットワークの会社にいることもあって、よく「ブログを書いている人は何をモチベーションにしているんですか?」と聞かれることが多いのですが。
 アドセンスの話とか、ブログの書籍化の話とか、ブログ記事広告の話とかが先行してしまっているせいか、ブログを書いたことが無い人や、上手く続けることができなかった人からすると、ブログで得られるリターンを金銭的なものでイメージしてしまいがちなのではないかなーと思ってしまいます。
 昨日のブロガー勉強会でも話題になったのですが、実はブログを長く続けている人のモチベーションは、案外お金には無いことの方が多いですよね。
 もちろん、せっかく日々時間をかけていることだから、金銭的なリターンがあるに越したことはないのですが。
 実際には今の日本でブログを書くだけで、ライター業並の金銭的リターンを得るのは至難の業。
 
 じゃあ、何でこんなに多くの人がブログを書くことを続けているのか、というと。
 それは案外、「あなたは何で友達に面白かった話を伝えるんですか?」っていう質問と変わらないのではないかな-という気が改めてします。
 やっぱり、会話って、人間にとって最大の娯楽なわけで。
 ブログが続く人にとっては、その会話の一部をブログ上でやっているだけと考えてもらえれば、少しはブログを書いていない人にも分かりやすくなるのでしょうか。
 そういう意味では、インタビューの最後でらむねさんが「自分の思っていることが簡単にみんなに伝えられることは、ものすごく楽しいことだと思う」と言い切っているのが、とても印象的で。
 インターネットの魅力というのは、小難しい新しいメディアビジネスとか利用者の情報発信とか言うこと以前に、そういうシンプルなコミュニケーションの魅力の延長にあったりするということを、忘れないようにしないといけないなーと自分に言い聞かせている今日この頃です。
 ということで、動画のインタビューはこちらをどうぞ。
 
村山らむねさん インタビュー Part2

“感動したことを人と共有できるのは、最大の娯楽であると言うこと” への1件のフィードバック

  1. 個人の実験のウェブサービスが、多くの人の役に立ちうるということ

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