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天下一カウボーイ大会は、まるで日本版TEDのようなイベントだった。

 日曜日に、ユビキタスエンターテイメントとアスキーが主催している天下一カウボーイ大会にお邪魔してきました。

tenkaichi3_1.png

 正直な話、天下一カウボーイ大会ってエンジニアのためのイベントだと思っていたので、私は対象外だろうなぁと、過去2回とも気になりつつも、申し込まずにいたのですが。
 たまたま金曜日のTechCrunch Tokyo Campに参加した際に、清水さんと遭遇し、いろいろ話を聞いて急遽日曜日だけ参加させてもらう流れになったというのが背景です。


 で、参加してみて驚いたのが、その内容の幅広さ。

 タイトルに Code is Love とあるように、当然エンジニアの方向けの内容が中心なのですが。
 カウボーイと呼ばれるプレゼンターの方々は、実に多様。

 元Appleの増井さんや、川合さんのLISPの話のように、バリバリのエンジニアの話もあるかと思えば、takramの田川さんによるデザインの話や、京都大学の土佐尚子さんによる禅の話もあったりと、実際の内容は想像以上にバリエーションに富んだものでした。

天下一カウボーイ大会にやってきました

 基調講演も初日が元マイクロソフトの古川さんで、二日目が映画監督の樋口真嗣さんだったりと、あらためてよく見ると、そのプレゼンター陣は実に多才で、各業界を代表する方々が揃っています。

 最初に、てっきりエンジニア向けのイベントだと思い込んで、自分が良く講演内容やプレゼンターを見ていなかったという自分の浅はかさにちょっと後悔してしまいました。


 ちなみに、各分野における選りすぐりのプレゼンターが一同に介して、ロデオと呼ばれる20分ほどのプレゼンを繰り広げるのが、天下一カウボーイ大会の基本コンセプトのようですが。
 そのプレゼンターのレベルの高さや、技術的な話だけでなくデザインの話やエンターテイメントの分野の話も混じっているという意味では、個人的に大好きなTEDを彷彿とさせるイベントという印象が強くあります。

tedcom.png

 当然、清水さんが主催している時点でエンジニア向けのイベントであることは間違いないのですが、今年の5月に開催されたTEDxTokyoが社会起業家の方にフォーカスしていたという傾向があっただけに、私個人にとっては、TEDx Tokyo以上にTED的だったと言っても良いかもしれません。


 インターネット上では、どうしても人間は自分の興味のある話題しか注意を向けなくなってしまうため、同じ話題に興味がある人たちが集まる傾向が強く、いわゆる蛸壷化が進んでしまうのですが。
 今回の天下一カウボーイ大会では、あえてそこに、デザインやエンターテイメントのプレゼンをぶつけることで、新たな化学反応が起こることを仕掛けていたように思います。

 これだけの質の高いプレゼンターの話を二日間にわたって聞くことができるわけですから、参加されたエンジニアの方々にとっては貴重な時間になったはずです。
 

 ちなみに、イベントの打ち上げとして、元ドワンゴの森さんが多額の私費を投じて開催しているalty Partyというのも、これまた凄いパーティー。

tenkaichi_alty.png

 豪華な料理やデザートがこれでもかこれでもか、というぐらいに並んでいるのに加えて、会場の装飾や、ステージ、さらにはイベント用のオープニング動画や音楽まで特別に作ってしまっているという実に破天荒なもの。

天下一の噂のパーティーに潜入。すごい豪華

 私自身も、参加チケットの番号をつかったロト大会で、OlympusのPENをもらってしまったのですが、ロト大会の景品も液晶テレビやMacbook Proがあったりと超豪華。

 さらには、参加者へのお土産としてのビールやマンガ本まで、私費を投じて作ってしまうという、実に別格のスケールのパーティーでした。

tenkaichi_beer.png

(今でも会場でかかっていた、ドンキホーテ張りのalty partyの主題歌が耳について離れません)


 当然、これに参加したエンジニアの人たちは、日本にもこういう世界があり得るということを実感することができるわけで、いろんな価値観の揺さぶりをうけるはず。


 二日間の質の高いプレゼンの数々と、破天荒なパーティー。
 これらを通じて、参加されたエンジニアの方々の中では、いろんな新しい化学反応が起こったはずで。
 それが、また新しい何かを生んでいくんではないかなーと、そう感じさせてくれる実に興味深いイベントでした。

  
 私自身もWISH2009ではできるだけ、いわゆる普通のウェブ界隈に閉じないように努めたつもりでしたが、まだまだ日本は広いですね。
 もっともっと、視野を広げていきたいなーと思います。

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