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サントリーのハイボールの取り組みに学ぶ、やれることはとにかく全部やってみることの大切さ

 ブログクラブの告知忘れついでに、もう一つ8月にAMNの大事な新活動が始まっていたのを紹介し忘れていたので、ご紹介。
 その名も、「甲斐祐樹が聞く大ヒットマーケティングの“秘密”

nikkeinm_interview_suntory.png

 そう、AMNの期待のホープ、甲斐さんによる企業のマーケティングや広報の担当者インタビュー企画です。
 

 マーケティング業界の事例共有が大事だと思っているという話はWOMJの事例共有セミナーの記事の時にも書きましたが。

 事例共有セミナーだと会場に来れる人しか話を聞けないので、こちらのインタビュー記事は、もっと幅広い人にネットを上手く活用しているマーケティング事例を知ってもらう機会になればと企画したもの。
 タイトルは、大ヒットマーケティングになってますが、どちらかというとマーケティングの単発の企画としては賞を取ったりするような派手さはないけど、地道にネットを上手く活用している事例が中心になってくると良いなと思ってます。


 で、最初のインタビュー事例としてお願いしたのは、個人的にも非常に思い入れのあるサントリーさんのハイボールに関する一連の取り組みです。

highball_site.png

 サントリーさんのハイボール関連の企画は、AMNとしても、私個人としても、ハイボールナイトのきっかけになった白州蒸留所ツアーに参加させて頂いたので、ちょっとひいき目に見てしまっている点はあるとは思いますが。
 それを差し引いてもあまりあるほど、いろんなことを教えてくれる事例だったと思っています。

 なにしろ、個人的にも非常に驚いたのがハイボール効果もあって、11年ぶりにウイスキーが増産されたというニュース。

[N] サントリー「ハイボール」人気でウイスキーを11年ぶりに増産!
『ハイボール、若者に人気』でサントリー、ウイスキー11年ぶり増産

 実際、Googleトレンドで見てもその盛り上がりは明らかですし。

highball_trend.png

 日経MJの2009年上半期のヒット商品番付でハイボールが前頭にランクインしていたりもします。

【関連記事】
「2009年上期ヒット商品番付」から見た消費の今とこれから
若者がハイボールを飲み始めた? ブームの裏側を徹底検証!


 白州蒸留所ツアーからハイボールナイトまでのサントリーさんの素早いリアクションに感動した話は「ハイボールナイトにみる企業のリアクションの早さの大切さ」という記事にも書きましたが。

 実際、サントリーさんの本当の凄さを私が思い知らされたのは、冒頭の記事でも語られているような、ハイボールナイト「後」の展開でした。
 

 ハイボールナイトを、ハイボールナイト2やハイボールナイトin青森など、継続的に開催していったのももちろんですが、併行して開発されていたハイボールタワーというハイボール版ビアサーバーみたいな設備を実際に店舗にも横展開。

MIRAI ネットとガジェットの融合Photo by norio-nakayama


 角瓶のおまけに、ハイボール用のグラスをつけたりと、店頭の施策も様々展開。

highball_glass.png

 さらには、皆さんご存じのように小雪さんのテレビコマーシャルまで、ハイボールの作り方になってしまうほどの力の入れよう。

 最近は、店頭でハイボールのチラシを見ることも多くなりましたし、ついには、私の近所の川崎の焼き肉屋でこんなものを見つけてしまったり。

川崎にもハイボールの波が来てます

 サントリーさんが全社を挙げてハイボールに力を入れているのが分かります。


 「すごいハイボール」がいけると感じたきっかけは、ブロガーイベントのフィードバックやハイボールナイトだったかも知れませんが、その後、店頭やマスメディアにも戦線を展開し、最終的に増産という成果に辿り着いているわけで。
 マーケティングってこういうことだよなぁ、としみじみと考えさせられる事例です。


 ちなみに、そんな中でもさらに最近ショックを受けたのがこちら。

highball_card1.png

 何か分かりますか?

 そう

highball_card2.png

 これ名刺の裏なんです!
 (さすがにサントリーさんの名刺の表をさらすわけにいかないので、比較対象は私の名刺です。)


 いくらサントリーさんがハイボールに力を入れていると言っても、サントリーさんレベルの大企業で名刺の裏面をそっくり説明書に変えてしまうなんて、聞いたことないです。
 

 テレビコマーシャルから名刺の裏まで、やれることはとにかく全部やってみる、使えるものはとにかく全部使ってみる、というサントリーのマーケティング魂とでもいうものにふれてしまった気がした瞬間でした。

 先日のad:tech Tokyoでも同じようなことを思いましたが。
 最近は、行動ターゲティングとか、コンテンツマッチとか、ブログマーケティングとか、バイラルビデオとか、いろんな新しい手法や技術が次々に出てくるので、ついそういった手法を軸に光明を見出そうとしてしまいがちなものですが、本当のマーケティングというのは、こういうことではないかな、とつくづく思います。


 10月からは満を持して「角ハイボール缶」なる缶ハイボールが発売開始されるようですし。
 まだまだ、サントリーさんから学ぶことは増えていきそうな気がする今日この頃です。

※間違えて古いサイトのキャプチャを貼ってしまっていたようなので、差し替えました。

highball_newsite.png






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