昨今のデジタルマーケターの「転職」や「独立」から考える日本企業の人材育成 を宣伝会議Advertimesに寄稿しました。

ご紹介が遅くなりましたが、先週宣伝会議「AdverTimes(アドタイ)」の「アンバサダーの視点」に寄稿しているコラムが掲載されましたので、ご紹介します。

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今回のコラムでは、昨年末に一部の広告業界の方々と良く議論していたデジタルマーケティング担当者の転職や独立についてをテーマにしてみました。

もちろん、このコラムを書いたきっかけは、元花王の本間さんと元良品計画の奥谷さんの転職です。
何しろ二人をテーマにこんなセミナーが開催されるぐらいですからね。

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私にとっても、お二人ともそれぞれの会社の顔的な印象だったので衝撃でした。
本間さんは転職の背景をブログにも描かれています。
就職について、考えてみる。大事なのは会社?仕事?

当然、日本の人材流動性の低さを考えると、いわゆるデジタルマーケター市場で流動性が上がること自体は全く悪いことではないのですが、個人的に気になっているのは日本の大企業から外に転職する人数に比べて、外から中に入っていく人が極端に少ない印象がある点です。
若手が伸びれば良いじゃないかと言う議論はあると思いますが、成長するスピードにも限度があるわけで一方的な人材流出は日本企業のデジタルマーケティングレベルの低下につながってしまうのではないかと勝手に心配してみたり。

一方でコラムで取り上げたキリンのように、外部からの採用を積極化しはじめている日本企業も出てきている印象なので、クライアントと広告代理店間の人材の行き来が増えたりすると、もっとこの業界もノウハウが横展開されて活性化するし、フラットになって新しいイノベーションが増えたりするのかな、と勝手に妄想したりもしております。


昨今のデジタルマーケターの「転職」や「独立」から考える日本企業の人材育成

前回の昨年最後のコラムでは、ワールドマーケティングサミットの議論を元に、日本の広告主と広告代理店が置かれている状況は典型的なイノベーションのジレンマの構造になっているのではないかという話をご紹介しました。

2016年最初のコラムでは、そのイノベーションのジレンマにはまらないために、どういう手段をとりうるのかという点を考えてみたいと思います。個人的にここでカギとなってくると考えているのが、いわゆる「効果測定」のやり方です。

昨年12月に私がモデレーターをさせていただいたad:tech tokyoのパネルディスカッションに、そのヒントとなる議論があったので、ここで紹介したいと思います。

続きは、宣伝会議 AdverTimesのサイトでご覧下さい。