オーストラリアに旅行に行きました。
8月22日からオーストラリアに旅行に行きました。
8月のオーストラリアは冬になるんですが、ケアンズは十分暑いです。
(さすがに水は冷たかったですが)
【旅程概要】
→ブリスベン
→ゴールドコースト
→ケアンズ
KDDI、子会社を統合して「KDDIネットワーク&ソリューションズ」を設立 を読んで
KDDI、子会社を統合して「KDDIネットワーク&ソリューションズ」を設立 – CNET Japanを読んで
ソフトバンクの日本テレコム買収が、こんなところにも影響をもたらしているのだろうか。
KDDIは子会社四社を統合して法人向け事業を強化するそうだ。
個人的にはちょっと遅ればせながらという印象が強いが。
私も実は昔、通信の法人営業をやっていた。
当時はNTTに対してDDIと日本テレコムは明確に価格が安いという時代だった。
例えば電話料金で言えば、全てのエリアでDDIと日本テレコムはNTTよりも10円安い。
NTTは様々な割引サービス(それも複雑なもの)を投入することで、何とか顧客とのパイプをつなぎ、法人営業の充実化による人海戦術で顧客獲得競争を戦っていた。(要は私もその中の一人だった)
それに対してDDIや日本テレコムは代理店に販売を依存していた印象が強い。
代理店からしたら、DDIや日本テレコムのサービスは明らかにNTTより安いのが分かっているのだから、非常に売りやすかったはずだ。
それに対してNTTの法人営業では、価格競争では本質的に勝てないのでシステムまでトータルに提案することでネットワークもNTTを選択してもらうというソリューション営業の道を選んだ、いや選ばざるを得なかったというのが私の印象だ。
だが、時代は変わるものだ。
Terachiさんも現在の法人事業は利益が出にくい体質になっていると指摘している。
現在の法人向け通信サービスは完全に定価がなくなってしまい、それこそ「半値八掛け二割引」の世界になりつつあるらしい。
結局通信事業者としても大口顧客は身を切ってでも確保しないといけないので、熾烈な価格競争に陥るケースが多いようだ。
法人営業を代理店に依存してしまうと、この競争の俎上にすら乗れないというケースが増えているのかもしれない。
そういう意味ではKDDIとしても、法人向け事業の強化は避けて通れない課題なのだろう。
個人的には今後移動通信事業においても、同様の流れが出てくると考えている。
KDDIは移動通信事業と固定通信事業を切り離すのではという憶測も流れているが、どうなんだろう。
移動通信事業においても法人営業能力の強化は必須だと思うのだが・・・
P2Pソリューション:大容量コンテンツ配信 BitTorrent(2)
[Blog]「ビジネス・ジャーナル」と「ジャーナル・アカデミー」 を読んで
CNET Japan Blog – 「ビジネス・ジャーナル」と「ジャーナル・アカデミー」
を読んで
この梅田さんの投稿にしても、FPNへの渡辺さんの投稿にしても、最近、ブログでメディア論やジャーナリズム論を見ることが多い気がするが、私の気のせいだろうか。
やはり有名ブロガーの皆さんも夏休みに入って、ブログを書いている意味というのを改めて振り返っているのかもしれないなぁと思ってしまう。
(毎日質の高い投稿を続けるというのは相当大変な作業のはずだ)
個人的にも、いままで自分がなぜこれほどブログの流れに魅せられるのか整理できずにいたが、今回の梅田さんの投稿で少し整理ができたような気がする。
会社に入ったばかりの頃、特にNTTで働いていた頃は、どちらかというと私は書籍を主な情報源にしていたように記憶している。
MBAに興味があったこともあり、読むのは大抵マーケティングやマネジメントの古典だった。これらの書籍を読むことで知識が体系的に吸収できる感覚があり、それはそれで非常に勉強になったと思っている。
ただ、転職してITベンチャーに身をおくようになり、急速に書籍の知識だけでは足りないというのを痛感するようになった。NTTで刺激的に感じていたグロービスが物足りなくなってきたのも、この頃のように記憶している。
今この感覚を振り返るなら、「ジャーナルアカデミー」と「ビジネスジャーナル」の違いで説明できるような気がする。
とにかく、書籍の知識では遅いのだ。
例えば今Googleの戦略に関する書籍が出版されたとしても、その書籍に反映されているのはせいぜい半年前までのGoogleの戦略だ。
知識として吸収するには良くても、今を生きていく判断材料としてはあまり参考にならない。
ただ、逆にIT系のニュースサイトの記事は、大抵どのサイトを見ても同じような記事の場合が多く、深い情報を得られるのはまれだった。
そんな私の前に出てきたのがブログというわけだ。
もちろん、多くの個人のブログは、これまでのプロに比べればそれほど質が高いわけではない。ただ、ブログはその圧倒的な情報量によって、ある程度の質の不足を埋めてくれると感じている。
そういう意味で、梅田さんのまとめの文章には非常に賛成できる。
わざわざカネを出してまで読む雑誌の場合、その雑誌の特質と読者層の前提がある程度整合が取れていて、しかも編集という付加価値があって交通整理ができているが、ネット上の言説の場合、そのあたりが混然としている。それゆえに、誤解が生じやすく、噛み合わない議論が頻発する代わりに、さまざまな知が交錯して刺激的でもある。
この「知が交錯」という点が、私がブログに惹かれてやまない理由だろう。
これまで雲の上の存在で、受身でしかなかったジャーナリズムやアカデミズムの世界に、つま先だけでも突っ込むことができるわけだし。
なんとも面白い時代になったものだ・・・と思うのは私だけだろうか?
[通信業界]ドコモ元副社長がボーダフォンのトップへ転身 を読んで
ドコモ元副社長がボーダフォンのトップへ転身,3G展開の遅れ取り戻せるか : IT Pro ニュース
さすがにこのニュースはちょっと驚いた。
そもそも、自由化後の日本の通信会社はその多くが電電公社出身者で占められており、今さらNTTグループの人間が他の通信会社に転職したところでそれほど驚く話ではない。
ただ今回の話はさすがに格が違う。
津田さんはこのニュースの段階では、ドコモエンジニアリングというドコモの子会社の社長だが、もともとは次期NTTドコモの社長に内定と騒がれた人だ。
おそらくNTTグループの歴史の中で、これほどの大物がライバル企業に引き抜かれるというのは始めての出来事だろう。
技術系の津田副社長がドコモの社長に内定した後、持株会社が待ったをかけて事務系の中村副社長が社長になったというのは有名な噂だが、実際のところこのあたりの話も少なからず影響しているのだろう。
いくら社長になれなかったとはいえ、NTTグループにとどまっておけばこのクラスの役員は子会社の社長や顧問などを歴任することで一生が保証されている。まぁ、NTTグループはもともと電電公社、そもそもは逓信省なのだから国家公務員の天下りみたいなものだ。
そのレールを蹴って、ライバルの、しかも現在不調がつたえられるボーダフォンの社長に転身するとは・・・時代も変わったものだ。
もちろん、これが米国であれば、社長争いに敗れた経営陣が別の会社の経営者として転身するのは珍しくも無い話だ。
日本にもついにその流れがきたということだろうか。
ただ、個人的にはどうしても斜めに見てしまう。
津田元副社長の経営者としての手腕を私は知らないので何ともいえないが、その功績は主に技術面でのものだ。
はたして今のボーダフォンには技術面での梃入れが必要なのだろうか?
3Gで出遅れたというのはもちろん分かるが、現在のボーダフォンの苦境はそれだけが原因とは思えない。
NTTグループのような巨大企業の経営者の実力は、経営力だけでなくその社内人脈や調整力が大きく影響すると思う。
はたしてほとんどの腹心をNTTグループに置いてきた状態で、ボーダフォン社長として本当に低迷する船をもう一度引き戻すことはできるのだろうか?