爆発するソーシャルメディアは、時事通信の湯川さんによるソーシャルメディアの解説本です。
先日出版された「ウェブを進化させる人たち」は、ポッドキャスティングの湯川鶴章のIT潮流のインタビューから15人を抜粋して本にしたインタビュー本でしたが、この爆発するソーシャルメディアは、ポッドキャスティングのインタビューで培った湯川さんのソーシャルメディア感を分かりやすくまとめた本と言う印象です。
表紙にはセカンドライフとモバゲータウンと言う、ある意味極端で最近注目の事例が二つ並んでいますが、書籍の中ではマイスペースのようなSNSからYouTubeやソーシャルブックマークまで、具体的なサービスを並べて解説されています。
実際に関係者にインタビューしている湯川さんの視点でのまとめになっているので、この界隈のサービスを良く知らない人にとっては辞典的な使い方もできそうです。
さらに興味深いのは同名のサイトが開設されている点。
5月に開催する「時事通信テクノロジーセミナー」の告知用ブログになるようですが、佐々木さん、原田さん、渡辺さんの著書の一部を公開するなど、新しい試みに取り組んでいるようです。
湯川さんは、以前自分の本をブログ上で公開してフィードバックを受けながら完成させると言う実験もしていましたから、今回もいろいろと狙いがありそうです。
ということで、この本の一部もこちらのブログで公開されていますので、まずはこちらをチェックしてみてください。
【目次】
序章 「表現」そして「つながり」のメディア
第一章
進化するソーシャルメディア
第二章 「動画共有」はソーシャルメディアのインフラになるか?
第三章
セカンドライフという衝撃
第四章 爆発するクリエイティビティ
第五章 グーグルvsソーシャルメディア
爆発するソーシャルメディア セカンドライフからモバゲータウンまでグーグルを超えるウェブの新潮流 湯川 鶴章 by G-Tools |