土曜日に無事、「動画人Japan2008」が開催できました。
参加して頂いた皆さん、ありがとうございました。
日曜日は、抜け殻のように一日子どもとぼんやり遊んでたので、まだ参加した皆さんの感想にほとんど目を通せていないのですが、楽しんでいただけたでしょうか?
(当日来られなかった方は、いしたにさんの写真満載のレポートや、たつをさんの動画レポートをどうぞ)
個人的には、自分が今年の目標の「ビデオブログの実践」に挑戦する上で、第二部のShilomoさんや第三部のビデオブロガーの皆さんの話を聞いて勉強したかったというのが、このイベントを手伝った大きな理由の一つなので、本当にいろんなことを勉強できたイベントで大満足でした。
プレゼンにご協力いただいた皆さん、また、イベントのスポンサーをして頂いた企業の皆さん、運営にご協力をいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
参加された皆さんにも、何かきっかけになることが得られるイベントだったとしたら、うれしいです。
(ただ、思ったよりも大勢の方々にご参加いただいたため、大勢の方に3時間立ちっぱなしでご参加いただく形になってしまったのは、こちらの配慮不足ですいませんでした。)
今回、個人的に一番インパクトがあったのは、第二部のschlomoさんのトークショーでの、メディアがコミュニケーション化しているという趣旨の発言。
ブログとかSNSとかのソーシャルメディアの登場で、マスメディア的なパッケージメディアがすべてソーシャルメディア化しているというのは、米国の記事なんかでよく読んでいるので頭では理解しているつもりでいたのですが。
動画に取り組んでいる人からも同じような発言を生で聞いたのは、ちょっとショックでした。
やっぱり、なんだかんだ、今回動画系の人とブログ系の人を混ぜる趣旨でイベントを企画しながらも、私個人はまだ「動画」を完成されたコンテンツとしてとらえていて、インターネットにおける動画もソーシャルな性質が重要になってきているというのは心で理解できていなかったんだと思います。
実際には動画も、文字や写真と同じくインターネット上のコミュニケーションを彩る一つの要素になりつつあって、その過程にUstreamやStickamのようなライブ中継とテキストチャットの組み合わせや、YouTubeのコメント欄の盛り上がりとか、ビデオコメントとか、第二日本テレビでのブログとテレビ番組の組み合わせとか、Seesmicのような動画版Twitterとでもいうサービスとか、新しいコミュニケーションが出てきているのかもしれないなという気がしてきました。
あいかわらず、なんだかんだとブログとか動画とか、ついつい対象を狭義にとらえてしまう癖が抜けていない自分の思考回路に悲しくなったりするところもありますが。
(まぁ、そういうのに気づくためにこういう活動を続けているので、これから思考を切り替えていきたいと思います。)
次回の動画人をやるとしたら、その辺りまで話を広げてやれると良いのかもしれないなーと思います。
ちなみに、今回のイベントはAMNとボイスバンクの共催という形にして頂きましたが、もともとはボイスバンクの田島さんの熱意から始まった企画です。
田島さんが湯川さんに動画イベントをやりたいと相談したら、湯川さんが「イベントやるなら徳力さんに相談すれば?」と僕を紹介してくれたのがきっかけで、今回のような形でのイベント開催になったというのが背景で。
実際の当日のイベントの実現は、95%以上が田島さんとボイスバンクの皆さん、また田島さんの友人の方々のおかげです。
特に、動画人のロゴといい、ロゴ入りTシャツやチロルチョコといい、当日会場で流れていた動画の作成といい、ボイスバンクのみなさんのフットワークの軽さには本当に脱帽。
イベント前に湯川さんもブログに書いていましたが、そういう意味では動画人は、まさに田島さんやボイスバンクの皆さんの熱意からここまで大きくなってしまったイベント。
個人的には、やっぱり、インターネットって「個人の思いつきが、ついうっかり影響力を持つ」場所で、そんな人たちが作ったきっかけが、何かを生み出していけるのかもしれないなーというのを改めて感じさせてくれた1か月でした。
アルファブロガー・アワードに比べると、今回のイベントはステージが盛りだくさん過ぎて、参加した皆さんとの交流の時間をあまり取れなかったのが後悔する点ではあるのですが。
それはぜひ皆さんにも次の機会を企画して頂くとして。
なんといっても今回の動画人は、「まずは動画やビデオブログに興味がある人がとりあえず集まってみよう!」というのが目的でしたので、schlomoさんが言っていたみたいに、今回のイベントをきっかけにして、何か新しい化学反応が始まっていくといいなーと改めて思います。
自分自身は、今月は月末にイベントとかリリース続きで、すっかり首が回っておらず、年始にたてた今年の目標を守れていない状態だったのですが。
まずは、ブログや動画を通じて、インターネットでつながっている人たちとコミュニケーションを続けることに立ち戻って、一歩一歩やっていきたいなと、そんなことを改めて感じた一日でした。
皆さん、ありがとうございました。
ということで、実はこれがこのブログにおける告知以外の今年初エントリーになるのですが。
改めて今年もよろしくお願いいたします。
『動画人(Douga-Jin) JAPAN2008』 終了のまとめ
株式会社ボイスバンクさんとアジャイルメディア・ネットワーク株式会社さんが基盤と…
米国のビデオブロガー、シロモ氏に聞く「動画人の10カ条」
シロモ・ラビノウイッズ氏:アメリカのビデオブログ黎明期からシーンの中心で活動し…